2011年10月17日月曜日

突哨山―谷渡りルート開通しました―

しみずです。


2011年10月15日(土)、小雨のち晴れ。

突哨山に新設した遊歩道「谷渡りルート」の開通お披露目会を開催しました。
突哨山は初めての方、春にカタクリを見に来る方、花案内人の方などなど、30名のみなさんと一緒に秋の突哨山を歩きました。



 みなさんの中から「テープカットをしよう」と声があがり、突哨山では初めての?テープカットを谷渡りルートで行いました。
突然の要望でしたので、林業用の「ピンクテープ」、そしてハサミがないのでナタやナイフ、枝ばさみなどでカットしました。即席だけど、なかなか良かった!



突哨山の森は黄色く紅葉し、谷渡りルートらしい景色を見せてくれました。
アキノギンリョウソウやいろいろなキノコを見ながら、2時間ゆったりと歩きました。

●アキノギンリョウソウ
●散策の様子

●谷渡りルートは突哨山の中でも比較的大きい木がすぐそばにあります。
これはシラカンバ?の枯損。キツツキがつくった穴にキノコが生えてました。
ほかにもミズナラ、ヤチダモ、シラカンバ、ハルニレ、ハリギリ、ベニイタヤなどがこの写真サイズで生えています。

●ガイドマップ11番には昔スキー場だった痕跡が見られます。

●途中深い沢があり、簡単な橋をかけました。
石黒さんと2人で、間伐材を人力で運んできました。
3往復して体力もへとへと。作ってみたらすぐできました。
「トドマツだからどうだろう」って思ってたけど、これだけ乗っても大丈夫!
とりあえず、あと3年くらいは持ってほしい!


現在の「突哨山ガイドマップ」にはこの谷渡りルートは掲載されていません。来年、新しいガイドマップができたら、谷渡りルートも掲載します。
谷渡りルートは突哨山口から50mほど登ったあたりに新しい分岐があります。
遊歩道は林床にトドマツや落下した幹を敷き詰め、ピンクテープも数メートルおきに張っており、わかりやすくなってます。

突哨山口から谷渡りルート(赤線)⇒木もれびの道を周回して約2㎞です。
最後に 地図を貼り付けます。

来年の春のカタクリも楽しみです。



2011年9月28日水曜日

帰宅途中で。

しみずです。


陣内さんが連続して更新した「森の道づくり」の間伐と搬出と景観担当の清水です。
作業が始まったのは9月の初旬。
また久しぶりに持ったチェンソーで四苦八苦。
今回の山のカラマツは樹高が25m前後で、僕にとってはこのサイズは初めてでした。
倒れた時は前方25mが下敷きになるので、倒す前の樹種確認と、伐倒方向の見定めはかなり重要でした。

搬出はもう・・・やまびこを使ってせっせと運びました。これが一番・・・苦労する・・・。

間伐後は枝や木の梢などが林内に錯乱し、見た目が汚いため、枝や幹をまとめて、道から見たときに『おぉっ』と思えるように綺麗にしました。結局、数年たてば草が生えてきて見えにくくなるけど、今が綺麗だったら歩きたくなるんじゃないかと思って。
伐根も平らにして、子どもたちが椅子にしたくなるようにしました。
ちょっと秘密の裏道みたいな場所や、バーベキューがしたくなるような広場があったり、高い伐根でちょこっと細工したり、楽しんでもらえるようなものも。
作業をしてるとこっちも夢がふくらんできます


写真はありません。
チェンソーと燃料と木材トングと僕の燃料(スポーツドリンク)が標準装備で、カメラをもっていけない・・・
終わってから撮影しようといつも思ってるのですが、眠たい・・・



現場から帰る途中、すごい光景を目にしたので、久しぶりにレフでとってみました。
やっぱり、生き物をとるのが好き。高かったけど、レフを買ってよかったと思う。

すごい光景↓
・・・ヘビを捕まえて飛び立ったトンビが、低空すぎたため有刺鉄線にヘビが刺さり、その反動でトンビも空中でふらつき、結局ヘビを置いて飛び去っていったということが一目でわかる素晴らしい絵を描きました。



そのヘビがこれ・・・ちょっとグロテスクです。



・・・こういう光景が間近で見られてラッキーだった。
そういや昨日は車に引かれたタヌキをみたなぁ・・・
道路を挟んで一方が森、一方が畑。
ねぐらとする森から、畑の食物を食べようと道路を渡っているところをひかれたのだろうか。
このタヌキも、自分が住む森では何か不満があったのだろうか。

これとは別のケースで、野生動物に餌付けをすることで、こうしたロードキルも増えてくる。
例えばリスで、自宅の前にリスのエサ台を置いたところ、そこへ向かう途中、道路を渡るために車にひかれるなど。餌付けは動物たちとの距離が非常に近づくということを、慎重に考えて行動したい。

こうした光景を見ると、山では十分なエサが確保できないのだろうかと勝手に想像してしまう。
だからこそ、森づくりの際は人間以外の生き物たちのこともよく考えて作業しないと、といつも思う。



そういやその前は車の横でトンボが死んでた・・・

生きてるときも、寿命を迎えた時も野生は魅力的。やっぱり生き物はいい。その生き物たちがすむ森は大切にしなきゃ。


こんな写真ばかりだと後味悪いので最後に2枚。

とてもきれいな色をした虫。
夜にとったミズナラ(懐中電灯で照らしてます)






2011年9月24日土曜日

続・森の道

●秋山記念生命科学振興財団の助成を受けた、「森と里つなぎプロジェクト」の報告です。

陣内です。
9月は間伐作業でほとんど
更新ができなかったです・・

この現場、田邊さんの教えに
忠実にやろう、と思ったのですが、
水がどこでもわくのと、
ほとんど晴れ間がなかったのとで、
まったくはかどりませんでした。
でも、おかげで良い勉強になりました。

表土をとって路肩に積む、
芯土は地山も削って、
左右がおなじ強度になるように
シャッフルして踏み固める。

そうなんです。そうしたかったんです。
でも、こんな風に・・・


ど、どうしたらいい???
教え子一同、頭を抱えました。
なんたって、ひとすくい掘っただけで、
どんどん水がわいてくる。
泥を踏み固めても、泥遊びになるだけ。


しかも表土はほんとにとろとろになってしまう。
しかたないので、表土の下の黄色い粘土を
掘り出して、あいた穴に丸太をいかだ状に組み、
粘土で締め固める。

どんどん横から差してくる水は、
先に横断溝や側溝で排水。


やっと道らしくなってきた・・・


ユンボ、土と格闘の図。
パルプ材はだいぶ路盤材に埋めてしまいました・・
もったいないけど仕方ない。
深い土の中にある木材は、何十年も腐りません。
酸素が遮断されるから。



やっと搬出作業ができるように。
奥に見える林はだいたい伐倒が終わってます。
木の密度が濃いように見えますが、
イタヤカエデやハリギリがたくさん生えているから。
これを残すのに、清水くん、広葉樹を
ロープで引っ張って、カラマツの下敷きに
ならないように、えらい苦労してました。

ほんとにびっしり生えていると、
どこにも倒すところがない。。。。


できました!!森の道です!!
田邊さんの道ほどじゃなけど、いい固さ。


でも、雨が多くて仕上げきれなかったところは、
カラマツの梢の部分で、排水と機械の沈み込み防止を
かねて補強。晴れが続いて粘土が乾いたら、
手直し、仕上げ作業をします。
たぶん、来春。



大きな土場をつくれば椪積み(集積)
はラクなんだけど、
そうなるとたくさん木を伐って、
そこが明るくなって、草や笹が茂って管理が大変になる。

こんな風に、道のわきにちょっとずつ積んでも、
大型トラック1台分ためれば、
搬出はできる、ということが分かりました。

今回も苦労したけど、間伐後の山は
とってもきれいになったと思います。
もちろん、間伐後の立木への傷もなし。
残した広葉樹への傷もないように気を付けました。
山主さん、とっても喜んでくれました。

大型機械とはくらべものにならないけど、
「自然にはえた広葉樹を残して」という山主さんの
要望に応えるには、現状ではこの方法しかない。

こんな要望は、たまにあるのですが、
現状の林業の現場では、効率重視で
なかなか実現できません。
残した広葉樹とカラマツの管理をどうバランスするか、
難しいということもあります。
でも、道があって山主さんが関心を持って、
一緒に考えてくれる人がいれば、
可能性が出てきます。

手帳にきたなく書き込んだデータを集計して、
みんなに分かりやすいようにまとめねば・・・
いろいろ検討の余地があります。

間伐が終わったら、山主さんと残す木の
マーキングやササを刈って歩き道を
つけたり、いろいろとやることがあります。

10年後は広葉樹の間伐だなあ・・・

2011年9月8日木曜日

間伐現場

●秋山記念生命科学振興財団の助成を受けた、「森と里つなぎプロジェクト」の報告です。

陣内です。

9月から、東旭川町のKさんの山に、
間伐に入りました。

カラマツを手入れしてほしい、
自然に生えた広葉樹はできるだけ残してほしい、
大きな道はいらない、
散歩をしたり、薪をとったりしたい、
そんな要望でした。

40年たって大きくなったカラマツ、
樹高は25mちかい。こみあったところを
間伐するのに一番の障害は、広葉樹が
たくさんあって、倒す場所が限られること。

そして、まずは道づくり。
やっと、本格的な間伐だ!
と喜んでいたら、台風12号来襲。

ただでさえ水のわく現場なのに、
作りかけの道にものすごい雨が
降ってしまった。

この現場、ほとんど水の浸透しない
堅い粘土の上に、20cmくらい表土が
のっていて、これがスポンジのように
なって、水を含み、粘土との境目は
どこでも常に水がわく状態。

道をつくろうとユンボのバケットで掘ると、
掘ったはじから水たまりになっていく。
(晴れていても!)
土を水でこねるとどうなるか??
そうです、はてしなく泥沼になっていきます。

だから、水がない状態でしっかり締め固めたい。
でも、掘ればドロになる。どうする??
こういうとき、田邊由喜男さんならどうする?

結局、道の予定線の木を伐るだけにして、
まず地中の水をぬくためのカラマツ丸太を埋め、
それから柔らかい表土をとって、その下の粘土を出して
固めていく、というやりかたを選択。
写真は未完成、とりあえず通行できるようにして、
水だけは横に流すようにしています。


伐根やカラマツの曲がり材などは、
ふつうゴミになってしまうのですが、
埋めて路盤をかさあげするための
材料に使えばムダがない。
木は空気に触れなければ腐らない。


田邊由喜男さんに指導してもらった
やり方とはちょっと違う方法になりましたが、
どこでも水が出る、というのが手強いです。
まずは路盤が固くなったので、
あとは天気待ちです。

さてさて、この先天気はどうなることやら・・・





2011年8月30日火曜日

突哨山―怖い仕事―

しみずです。


今日は、もりねっと、そしてコウモリ調査後、蜂の巣駆除をしてきました。
今日ほど駆除が嫌だった日はありません・・・
ほんとに怖かった。

じつはカタクリ広場のあずまやの天井にスズメバチ(現在どの種類か確認中です)の巣がありました。
気づいたのが8月中旬。6月ごろからほぼ毎日いたのに、まったく気づかず、大きくなっていました。
この写真は気づいた時の様子でまだ小さく、駆除後確認したところビニール袋Mサイズにびっしりなくらい大きくなっていました。


・・・ほんとは駆除なんてせずに、見ていたかったのですが、カタクリ広場のあずまや・・・それに9月ごろになると数も増えて危険になるんじゃないかと検討したところ駆除することになりました。
厳密にいうと指定管理業務の範囲外なのですが、そうはいっていられない!


駆除作業も簡単に終わると思っていたんです。
作戦は至って簡単。夜、蜂たちが巣にかえったころを見計らって、
①たたく
②落とす
③袋にいれて縛る
という単純な作業。

が、しかし、予想以上に巣の接着部分が強くて、

①たたく
②巣の一部が壊れ、中から大量に蜂がでてくる
③必死に逃げる。
④様子を見る。
⑤キルノック(撃退スプレー)をかけつつ近づく
⑥逃げつつスプレーをかける
落ち着くまで⑤と⑥の繰り返しという何とも恐ろしい結果に。

あれは焦った。
できればスプレーつかわないで駆除したかったけど、そんなことできなかった(事務局内では蜂の子食べようや!って話していたので)。

スプレーフルロットルでなんとか駆除できました。
ほんとにハチには申し訳ないことしたと思いつつも、ホッとしました。
もう写真なんてとりたくなかったけど、一枚。
最後に幼虫、成虫片づけましたが、成虫が全部で50匹くらいいました。幼虫もあわせるとかなりたくさん・・・


片づけ中、やたらと大きな個体が1匹。写真右の個体です。女王蜂でしょうか。ほかの個体は写真左のサイズがほとんどです。しかし、いままでずっと下にいたのに気にしてこなかったのを見ると、それほど攻撃的なやつじゃなかったのかもしれません。
・・・それでもやっぱりあずま屋にあるとダメだよなぁ。もっと早くこっちが気づいてあげれば、違う場所につくっていただろうに・・・

最近クロスズメバチ(毒性は弱いと聞くが)に1カ所刺されたあとだったので、恐怖心が倍増してました。
これで今年で4回目の駆除。多いんだなぁ。虫の中で苦手No1のスズメバチはどうやら克服できなさそうです。



おまけ。
調査中、寒くて?うごけないカナヘビを見つけて一枚。
・・・かっこいい!

帰宅中、車のアクセル周辺からビニール袋がこすれる音がするとおもったら、このヤンマでした。
何ヤンマだろう。しかし、いつ車に潜り込んだろう。



突哨山―案内板設置―

しみずです。



もう少しで今年のコウモリ調査が終わります。
学生の頃より大変だった。体力的にも時間的にも・・・



8月29日、突哨山の現在位置を把握するためにガイドマップと同じ場所に「案内板」を設置してきました。
協議会の方にも協力していただき、設置する場所や高さなども検討し、さりげなく置くことを重視しました。
まだカタクリルートと谷渡りルートのみで、扇の沢ルートの4ヵ所は近いうちに設置してきます。
※谷渡りルートは歩けますが、正式にはまだ開通されていません。

1番はすでにカタクリ広場に設置していたので2番から11番まで。
支柱は突哨山の間伐材(トドマツ)です。板は斉藤工業所さんの方できってもらい、オスモカラーをぬりました。





※5番の支柱は「近文第二小学校」の全生徒で間伐したときの材を使用しています。



※11番は谷渡りルート内にあるスキー場跡地です。


今でも「人工物はいらない」という意見がでていますが、初めて突哨山に訪れる方も増えています。
初めて来る方で最も多いのが「今どこにいるのかわからない」ということ。
両方の想いを大事に、自然素材のさりげない雰囲気をだしつつ、わかりやすく置いてきました。
ご意見、ご感想は、メールでもいいですが、できれば入山口にある情報ボックス内の「入山記帳ノート」にお書きください。



2011年8月6日土曜日

突哨山―コウモリ観察会、無事終了―

こんばんは。しみずです。


7月と8月の2度開催したコウモリ観察会が無事終了しました!
50名ちかい参加者のみなさんと一緒に、突哨山の森とコウモリが見れてぼくも楽しかったです!
天気もよかったし!今日は溶けそうだった・・・暑すぎ・・・


7月は、ヒメホオヒゲ、コテング、モモジロの3種類を見ることができました。
8月はヒメホオゲ、コテング、カグヤとこちらも3種類。


この時期はいつきても、突哨山にはコウモリがたくさん飛んでます。
まさに森の住人。



そして限定40個のコウモリストラップ(東旭川の山で、森の手入れの際に出た材を加工したものです)がなんと31個も売れました!!!!!
これはありがたいです!ほんとにありがとうございます!つくったかいがありました!

次回作についてはまだ未定ですが、考えているのは材の種類を増やそうかと思っています。
ミズナラ、イタヤ、サクラ、イヌエンジュとか・・・


参加していただき、ありがとうございました。自由研究に「コウモリ」をテーマにしてくれた子どもたちもいて、うれしかったな!できたら見てみたいや!


突哨山のコウモリ観察会は今年は終了です。
次回は旭川神社で北海道最大のヤマコウモリを見る観察会が8月14日(日)、旭川神社であります。
申し込みの必要はありません。直接神社までお越しください。