2012年2月22日水曜日

突哨山の運営

陣内です。

先日、突哨山運営協議会に出席しました。
活動4年がすぎ、ずいぶんいろんな議論をしてきました。

200ヘクタールある山全体の保全の方針や、
旧ルートの復元、循環ルートの新設、
たくさんの観察会や間伐体験、
植生調査や樹木調査、などなど。
メンバーで編集したガイドマップは第3版になりました。

公募で新しい方が入ったり、
都合でやめた方がいて、入れ替わりもありました。
今年3月にも、公募をする予定です。

















協議会には、市民や専門家のほかに、
旭川市や比布町と、指定管理者(もりねっと)も
同席しています。

指定管理者は、協議会の決定事項には参加
できませんが、現場の状況や作業の進行などの
報告をしています。

タイミングよく決定しないと時期を逃してしまうので、
「ガイドマップをカタクリ時期に合わせて出すので、
新しいルートの分岐名を2月中に決めてください」
など、運営の事務局的な役割も担当しています。

協議会の委員は、市から委嘱を受けているわけでは
ありません。もちろん日当も出ません。
でも出席率は高く、8割近い方が出席しています。

今年の秋くらいに、協議会主催でフォーラムをやろう
という話が出ています。当然、お金もかかります。
資金のことも話題にあがりました。

「市の施設維持につながるのだから、市が出すのが筋だ」
「自主的に活動しているから、協議会でどうするか考えるべきだ」

協議会の委員の中で議論になりました。
僕はなんとなく、「新しい公共」という言葉が浮かびました。

突哨山は公有緑地、市はそこに予算を出し、
意思決定は協議会ということになります。

協議会の役員は旭川市長や比布町長とも面談していますし、
議事録も公開され、内容も公的なものです。

市民の自主性に基づいた議論で、公的な運営が進んでいく。

これは、公有緑地に限らず、いろいろなところで
社会のしくみを作っていく、
小さなモデルなのではないか、と思うのです。



協議会に参加するほどではないけど、
イベントの企画はやってみたい。

1年に1回、カタクリを見に行きたい。

そんな人たちともつながりながら、
突哨山や、身近な自然に市民が関わるチャンスが
将来広がっていけばいいな・・・

そんなことを考えていました。













2012年2月21日火曜日

ままごとキッチンワークショップ(5) 終了!

佐野です。
19日の日曜日、5回目のままごとキッチンワークショップを開催しました。
今回の参加者はお父さん、お母さん7組。


最初はペーパーがけ。
今回の参加者はペーパーがけがお好きなようで、「休憩でーす!」と声をかけてもペーパーがけをやめる人もなく、材料が小さくなってしまうのでは?と心配するほど。


ボンドを入れるのも真剣です。
見ているこっちが肩が凝りそう。
こんなに丁寧に作ってくれたら、材料もちびっこも幸せだろうなぁ・・・・

ボンドを入れたら、次はダボをトン・トン・トン。
お兄ちゃんとお母さんの共同作業です。
上手に打てるかなぁ?

そして、板を載せて今度はゴムハンマーで、トン・トン・トン。
太鼓の練習? 家族揃って楽しそう。
子供に内緒でお父さんが作るのもいいけど、こうやって親子でワイワイ作るのも楽しいね。

ハタガネをかけて、はみ出したボンドをふき取ります。
隅から隅まで、丁寧に。
なんだかみんな、職人さんになったみたい。



背中をビス止めして、塗装をして、サインをしたらできあがり。
完成まであと少し、がんばれ!!


やったぁ!できたぁ!
ボク、いい顔してるね。
30分、時間オーバーだったけど、ようやく完成。
5時過ぎに声をかけても、誰一人帰りたい人はなく、逆に「まだやりたい・・・」と言うほど。
その甲斐あって、完成度の高いステキなキッチンができました。


昨年11月から5回のワークショップで33台のキッチンが誕生しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
そして、木村さんをはじめ講師の家具職人の皆様、おもちゃコンサルタントの大和さん、後藤さんをはじめ工芸センターの皆様、もりねっとスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
来年度もまた、よろしくお願いしますね。
ままごとキッチンで使える食器やおもちゃなどなど、何を作ろうか、考え中です。
そうそう、参加者の皆さんからのアンケートもお待ちしています。
アンケートで要望の多いものも、可能な限り形にしたいと思っています。
皆さんの ”あったらいいな” を是非聞かせてください。

旭川は郊外に森が多くあり、家具やクラフトの工房がたくさんあります。
でも、森も工房も私たち市民にとっては、どこにどうやって行けばいいのか、入っていいのか?わからない、そんな場所になっているような気がします。
森へ行けば、季節折々の楽しみ方がいっぱいあるのに。
工房へ行けば、ステキな家具やクラフトがいっぱいあるのに。
旭川だからできることがたくさんあるのに、もったいない。

このワークショップを続けることで、少しでも森や旭川の木製品が身近になってくれたら・・・・
そんな想いでこれからも続けていきます。


(おまけ)
キッチン上段の転用例・・・・・
たぶん、こんなことしてるのは陣内さんだけだと思うのですが。
本人いわく、「木を見ていると落ち着く」 そうです。
でも、パソコンを見ないと仕事は進みませんよっ(笑)

2012年2月17日金曜日

冬の木工キャンプ後半 人力搬出+生木の試作品

しみず&石黒です!



まずはしみずから。
昨日の木工キャンプの様子を続けてお送りします。



お昼ご飯を食べた後、現場にもどって「将来残す木」と「もうしわけないけど、伐る木」を選びました。
時間が少なったので、十分に見られなかったと思います(ごめんなさいー)。

森の天井をみあげながら、考えました。

いろいろと話し合った結果、ぼくたちの班はサクラの木を残して、シナノキを伐ることにしました。
森の中のサクラは短命です。競争に負けて枯れちゃったり、菌にやられて腐ったり、折れたりしちゃいます。当然どの木もそうなのですが、サクラはか弱いほうだと思います。
現に、森にサクラがたくさん生えているなんて見たことないでしょう!?(植林は別ですよ)


でも今回残っていたサクラは、まだ元気でした。そして、倒す方向や、人力で搬出できるかどうかも配慮して決めました。元気に育ってほしいなぁ。

※写真とれなくてすいません。


陣内さんのチームとも合流。
こちらはナラの細いのを伐ってきたようです。
なにやら、生木を旋盤にかけて、一品つくってみるそうな。



みんなでかついで下山します。
木の命、重みを感じて。



ナラ班はきっとシナ班よりも苦労したはずです。
文字通り、肩の荷がおりた瞬間(笑)
ここまでの作業してきて、木の値段を聞くと考えさせられます。
ものづくりの人も、「改めて 森から木がでる大変さを理解した」と感じてくれました。





おまけ。
ここからは、石黒さんです!

搬出後の生木ですが、後日、旭川市工芸センターで木工旋盤にかけてみました。


ミズナラの皮をザックリと剝いて機械に装着しました。

この生木から皿を削り出していきます。

削っている方は木工作家で普段から旋盤を使ってものづくりをしています。


今回は時間もなく機械も使いなれていなくて苦労していましたが、30分ほどで小さな皿が出来上がりました。

今回は機械を使いましたが足踏みで動くロクロを使って削る方法もあります。

森へ行って木を切ってその場で削って皿やスプーンができたら楽しいですね。

いつか実現しようと企んでいます。


光を通すほど薄い仕上げ。


今後の割れなど、観察していきます。


最後に動画を紹介します。



video

2012年2月16日木曜日

冬の木工キャンプ 森を読む(前編)


しみずです。



もりねっとの日の翌日は、旭川木工コミュニティーキャンプ(AMCC)の冬の森づくり体験を開催しました。

AMCCとはなんぞや?な方は、ホームページがありますのでご覧ください。↓


上記HPより抜粋↓
――(略)――
「つくる人」 「かんがえる人」 「うる人」 「つたえる人」「つかう人」 など、
ものづくりに関わる人集まり、木工の現場を見学し、自然とふれあい、
夜は、酒を飲みながら本音で、現実と夢を語り合うことから、
思いもしないつながりと、面白いことが生まれそうな予感がしています。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
というキャンプです。素敵ですよね。


もりねっとは、その中で、身近な森のことを紹介しています。

職人さんたちと一緒に森を歩くのは新鮮です。木を見ながら、「こんなのあったら面白いよなぁ」と想像しながら、森を歩く時間はなかなかありません。
森づくりを考える人と、ものづくりを考える人。これに木工品が好きで、買う時にこだわりがある人・・・などがいたら、更に面白い時間になったと思います。

――僕はもりねっとに入ってから木工品にはかなりこだわりができました。
「身近な森から出してきた無垢材」が一番好きです(笑)
変色してても皮がついていても、「あの森の木でつくった●●●だよ」と言われただけで、よだれが・・・

森に直接関係のない人でも、木のものを買うときに、「地元の材」にこだわる人が増えていけば、気づかないところで、森づくりに貢献している・・・かも!




当日の様子を紹介します。


やっぱり・・・天気はこんな感じです。ぼくの頭上は常に低気圧が・・・雨男なのか、雨の日を予測してイベントをぶつけるプロなのか。一体どっちなんだ・・・。


とっても寒かったですね~。
東京からお越しの方もいたので、北海道の冬を感じてもらうには最高の日です!(ポジティブにいこう!)

ポニー<「あの雨男めっ!」


場所はいっつもお世話になっている「森の小径(こみち)ファーム」さんの森です。

ポニーに見送られ、一行は広葉樹の森へ・・・

途中、この森で生きる動物たちの足跡がありました。
冬の山の醍醐味です。あしあと観察。

雪が膝丈ほど積もっていました。かんじきを脱いだら太ももまで完全に沈みます。
それでも、これだけの人数で歩けば、あっというまに踏み固められます。


「どこまで登るの?」
そんなに歩いてないのですが、先頭を歩く人は非常に疲れます。
「日頃の運動不足が・・・」なんて声も。

どこまで行くか・・・それは陣内さんが「ここでお話したいなぁ」と思う場所までです(笑)

山主の小嶋さんは、100年、200年後に素敵な森(大きな木があって、生き物が豊かに暮らせる)を目指しています。
今日は、そのお手伝いと、「森を読みとる」感性をつけることでした。

みなさんは、森の景色をみるとき、どんなところを見ますか。
今日は、あんまり意識してみることがない『森の天井』も見てみました。




午前中はこれでおしまい。
一度、お昼ご飯を食べに下山。
ゲストハウスで自己紹介をしていると、小嶋さんから素敵なシフォンケーキの差し入れが。
体は寒いけど、心があったまる瞬間です。


今日は、ちょっと書類が詰まっているのでこの辺で(笑)ぎゃぁぁぁ。
また、後日、後編を書きますね。

それでは。

2012年2月15日水曜日

もりねっとの日(冬の嵐山あるき)、開催しました。

しみずです。


ここ最近、雪の日が続きますね。山なら素敵な景色ですが、街では除雪が大変でしんどい限りです。
除雪時の事故も相次いでいます。気をつけてくださいね。



●2月11日にもりねっとの日2月会を開催しました。
 天気はやっぱり、もりねっとウェザー(悪天候)でした。
 それでも、9名の参加がありました。総勢12人!

かんじきや、スノーシューを履いて、いざ出発。
登り口から少しは、遊歩道の除雪がされていたため、逆に歩きにくく・・・。
※かんじきやスノーシューがない人も気軽に歩けるようになっています。
駐車場も除雪されていましたよ。

雪の上には、カエデのプロペラのような実や、シナノキの実がたくさん落ちていました。
くるくると回りながら落ちていく様子に、ちょっぴり感動。

途中からは自然の状態(除雪がされていない)で、深い雪の中をこぎながら歩きました。
新しく道を切りひらく先頭の人が一番疲れます。雪の重みがふとももにひびきます。
50歩ごとに交代しながら歩きましたが、小学2年生の男の子がパワフルで、みんなをひっぱっていきました!

慣れていないと、バランスをとるのが大変ですね。


ときどき、嵐山には来てみるものですね。
大きな木(昔と比べるとまだまだ小さい!?)がごろごろあって、嬉しくなってしまいます。
このサイズの枯れた木もあって、いろんな生き物が利用した痕跡がありました。
どうやらこの木は、アリ(蟻)が巣にしていたり、キツツキが虫を探してあけた穴があちこちにありました。

木の皮がはがれています。どんな生き物が、どんな利用をしたのか、考えるのも楽しみです。
生き物が豊かな森には、こうした枯れた木がかかせません。
寿命をまっとうしてもなお、別の生き物から必要とされ、愛され続ける・・・枯損木はロマンだなぁ。


稜線まで登って、ちょっと一休み。
丈夫なコクワの椅子がありました。雪がとけたら、ブランコになるようです。


最近、「なんでわざわざこんな季節に山に登るの?」と質問されたことがあります。
こればっかりは、言葉では伝えられません。
大変なのは確かですが、それ以上の感動があります。
一人の時とみんなと登る時は、また違った発見や楽しみ、感動があるものです。


嵐山の山頂(展望台)に到着!
晴れることを願って登ってきたけど、願い届かず・・・


・・・白い・・・こ、これはこれで‘あり’なのかなぁ?


展望台は2階建て、1階には椅子もあります。
ここであったかい飲み物「チャイ」をつくりました。

牛乳+紅茶+魅惑のスパイス+砂糖(陣内さん手作りメープルシロップ)で究極の一杯がここにっ!
やっほーい!かんぱーい!

山頂で、まったりしたかったのですが、すぐに体が冷えてきます。
尻すべりできる斜面を探しながら下山。

良い場所見つけました。


おどろいのが、こどもよりも大人(特にお母さんたち!)が上手い!というか尋常じゃないスピードで滑っていく姿に、撮影が追い付かず(笑)


ソリや尻すべり用のシートよりも、肥料袋が最高でした。
お母さんたち「小学生のころ、これでよく滑ったわぁ」と・・・長年(!?)のブランクがありながらもほんとに上手に滑っていました(母さんのスキルに、子どもたちも笑ってました)


ぼくも肥料袋で滑って(転がって)みました。肥料袋は、雪山のスポーツカーです。

・・・レンズが凍りついて、写真がとれない!


下山して、「さぁて、帰るかぁ!」の時に天気がにっこり・・・またこのパターン(笑)
最後にみんなで、「綺麗だなぁ」と一言。

嵐山<またきてねー。

参加したみなさん、どうでしたか。

次回は、3月末か4月の初めに樹液を使ったイベントを予定しています。
日程が未定なのは、樹液の採り時(美味しくて量が出る)がまだわからないので・・・
決まり次第すぐ、ホームページで紹介します。



木工キャンプの様子はまた後日紹介します。