2018年7月13日金曜日

森薪塾2018 第1回講習会を実施しました。



201878日、久しぶりの青空の下、今年の森薪塾が始動しました。
今回の参加者は2名と少なかったですが、その分充実した内容になりました。
今回の参加者はほぼチェンソー初心者で、お1人は薪ストーブに、もう1人は森づくりに興味があっての参加でした。
 
 まずはチェンソーの各部装置の説明から始まり、保持姿勢、エンジンの始動、スロットルコントロール、またキックバックなどの注意事項なども、1人1台ずつチェンソーを持ち、実際に操作しながら細かく解説を受けました。
続いては丸太の玉切り。右手のスロットルコントロールと左手の加重のかけ方の感覚を確認しながら切っていきます。下から丸太を半分切り上げ、上から合わせて切断するのはちょっと難しかったです。丸太の中央にチェンソーの刃を入れる「突っ込み切り」は、立木の伐採に活用する基本技です。
薪作りを想定し、積み重ねた丸太を切りそろえる作業もしました。バーが挟まれたり、キックバックが起きたりと、なかなか大変です。挟まれたバーの脱出方法や挟まれないための切り方も学びました。


  午前中の最後は薪割りです。安全な薪割り姿勢や樹種による割れ方の違い、コブや二股など手強い丸太の攻略法を体験しました。。

 午後からは東鷹栖の広葉樹林に入り、森づくりの基本を実習しました。この森の来歴や育成方針、広葉樹林の間伐方法などの説明を受け、その考え方に基づいて間伐する木を選びます。まずはこの森の将来を託す「主人公」となる木を選び、その木の妨げになっている木を倒します。お2人それぞれに選んでいただきました。


本番前に切り株を使って、伐倒のための受け口、追い口の切り方を練習しました。北欧方式なので、受け口の斜め角度は70度、追い口は受け口と同じ高さです。日本の従来方式との違いや、その理由も解説がありました。チェンソーを水平や斜めに安定して動かすのは大変ですが、今日の塾生はなかなか筋がいい!
さらに少し太めの木では、「追いヅル伐り」という突っ込み切りを使った倒し方を練習しました。この伐倒法は、受け口を作るところまでは同じですが、追い口側の幹にチェンソーのバーを突っ込み、ちょうつがいの役割を果たすツルを先に形成した後、最後に追い口側の後端を切断する方法です。木が倒れるときにちょうつがいの役割を果たし、伐倒の精度を左右する「ツル」を安全にじっくりと作ることができます。


 いよいよ本番。それぞれに選んだ木を倒します。胸高直径(地上1.3mの直径)25センチ、樹高20メートルのシラカンバを選びました。慎重に倒す方向を見定め、そこに向かって直角に受け口を作ります。練習した突っ込み切りでツルを作り、最後に追い口側から切り離します。木は2本とも、見事に狙った場所にゆっくりと倒れていきました。

 日本のチェンソー教科書は達人のやり方をそのまま教えています。それは早くてきれいな方法ですが、上達するには時間がかかり、その間に危ないこともあります。
 「もりねっと」が採用する北欧メソッドは、「初心者は間違う」ことを前提に、間違ってもやり直しがきく、致命的な危険につながらない、安全に、着実に進める手順で行います。夢のある森づくりでケガなんかしたらつまらない。安全は、自分のために、本気で実現するものです。
 伐倒した後、空を見上げました。森の天井にぽっかりと空間が広がっています。「将来の木」に選んだハリギリやミズナラに太陽の光が降り注いでいます。
 お2人とも「普段なかなかできない体験ができた」「森が動き出す実感がある」と満足そうに話してくれました。



 もりねっとでは「森薪塾2018」の受講生を募集しています。途中からの参加も可能ですのでお問い合わせください。
お問い合わせはメール(maki@morinet-h.org)または電話(0166-76-2006)まで。
次回は92日(日)人工林の森づくりと間伐です。
このプログラムは「株式会社かんぽ生命保険」の協力によって運営されています。
(中村)


2018年7月6日金曜日

突哨山の閉鎖が続いています(7月5日)

ヒグマの侵入が確認されたため、突哨山遊歩道は56日から旭川側、比布側ともに入山口が閉鎖され、利用できない状態が続いています。
ヒグマは小型の個体とみられ、5月末に公園内で自動カメラに姿が映ったほか、6月末にも足跡が見つかり、公園区域のすぐ外の農地に出てきたりしています。
人や人家に繰り返し近づくなどの問題行動は確認されていませんが、突哨山は一般の方が気軽に散歩する公園であるため、遊歩道の閉鎖を続けています。

現在、突哨山周辺では旭川市・比布町職員や「もりねっと」スタッフによる週2回の巡回(痕跡調査)と自動撮影カメラ8台の設置監視を行っています。
ヒグマの主食は草本類で、突哨山の沢筋にはおいしい野草が豊富にあります。しかし、フキなどが固くなり、木の実が熟す前の夏場は食べ物の端境期になります。
また、秋には冬眠に備え、ドングリやクルミ、野イチゴ類を大量に食べますが、木が若い突哨山はそれほど秋の実りは多くありません。
現状では、警戒と監視・巡回を続けつつ、できれば秋の冬眠前に本来の生息地である北側の山地に戻ってくれないかと期待しているところです。

しばらくは遊歩道閉鎖が続くことになりそうです。
どうぞご理解をお願いします。 
(山本牧)


2018年7月5日木曜日

自然感撮ワークショップ 2018.7.1

雨の日が続いていますね。
もりねっと事務所のある東旭川では、避難指示が出ていたり、畑や田んぼに水が流れ込んでいたりと、大変なことになっているようです。被害がこれ以上広がらないこと、被害にあわれた方々の安全を祈りつつ、何かできることはないかと・・・思ったりもするのですが、経験のないことで、自分の無力さを痛感しています。
早く通常の暮らしに戻れますように・・・


日曜日のワークショップの報告をします。

ふるさと基金とキヤノンマーケティングジャパンの支援を受けて、カメラで自然に触れるワークショップを昨年度から実施しています。
今年も3回のワークショップを予定していて、その2回目を7月1日に嵐山公園で行いました。
今回はcanonEOSが一人1台使える、しかもインストラクターが教えてくれるということで、10名が参加、雨の日の森をいっぱい撮影しました。


一眼カメラ持っている人も、持っていない人も、初めて使い方を教わるみたいに、メモをとりながら熱心に聞いています。
自分もそうですが、カメラのハウツー本読んだところでよくわからないし、これどうやって撮るの?って教えてもらうのが一番早い。

私も改めて、そうだったのかぁ・・と思うこともありました。




「こんなの撮れたー」と、見せあいながら撮影するのも面白いですね。角度や露出、シャッタースピードを変えたら全く違うものに見えたり・・・

こういう機会って、いいですね。




では、みなさんの作品を少しだけ・・・












講師によると、晴れている日よりもこんな天気の方が撮影しやすい、影を考えなくてもいいからどんな角度でも撮れる、水滴や瑞々しさなど雨の面白さも色々と教えてもらいました。

また、今回は参加者の半数が5月にもここで撮影をした方たちで、この辺にカタクリあったよね、シラネアオイのタネ面白いねなどなど、季節の移り変わりも感じていただけました。
そう、こういう時間を共有したかったんです。ただカメラが上手になるだけじゃなくて、自然を見る、自然を知るそのツールとしてカメラで撮る・・・・去年から7回目にして、企画通り?思い描いていたものが実現したようで、私も嬉しかったです。
続けるって大事なことですね。












シャッタースピードを変えると、こんな面白い写真が撮れました。
同じ場所なのに、不思議です。


さてさて、次回のワークショップの告知です。

10月14日(日) 9:30~14:30 キトウシ森林公園
 「自然感撮ワークショップ」

午前は公園内を歩きながら撮影と自然解説を行います。
午後は撮った写真をワンランクUPさせるトリミングの仕方をお教えします。
講師は、自然写真家 奥田 實さん
ぜひ、ご参加ください。