2014年8月21日木曜日

突哨山―間伐その2―

しみずです。


2日連続で更新!3日坊主で終わりそう・・・。


今日は樹高24m、太さ20㎝以上のカラマツが生える林を間伐してきました。
ガイドマップでいうとD番あたり。
今日もいい仕事しましたよ!!
ここは数年後、ハリギリとカエデたちが太いカラマツの下にわんさか生え、にぎわうことでしょう。
早く見てみたいなぁ。




新しいスタッフの宮腰(みやこし)さんと、岡田さんに練習をかねて伐倒していただきました。
写真は宮腰さん。



宮腰さんが倒したカラマツ。
この伐倒精度の高さ・・・恐るべし。
僕は負けた気がする・・・。まぐれだよね?宮腰さん?


なかなか太いカラマツが出たので、腰かけをつくりました。
ハスクバーナーの550xpというチェンソーでバリバリ縦引き!
突哨山で一番素敵な腰掛が出来ました。
お尻にヤニがつくのでササ葉でも敷いて座ってください!
すわり心地最高!

写真左が岡田さん。
めっちゃ水飲んでる。




とりあえず明日で、一時終了。
また残りは秋に時間を見つけて再開します。



2014年8月20日水曜日

突哨山―人工林の間伐はじまりました―

しみずです。


お盆休みは実家の苫小牧に帰ってました。久しぶりの海風が気持ちよかったなぁ。
友人と焼肉中に、「ブログ楽しみにしてるんだからもっと更新してよ」と言われました・・・。
文章を書くのが苦手なので、時間がかかってしまうんですよね。いや・・・頑張ります。



さて、突哨山の間伐がはじまりました。今年は扇の沢ルート稜線上の人工林です。
40,50年前に植林され、手入れがされず放置された人工林にようやく人の手が入ります。

混み合った針葉樹の暗い森に光を入れて、様々な樹木や植物たちが生えてくるように、5年、10年後を想像しながら木を残し、切っていきます。
久しぶりのチェンソー作業で、全身がひどい筋肉痛です。なんか背中が割れて脱皮しそうだ・・・。

黒く枠で囲った部分は全部で約2,4ha(ヘクタール)あります。


 一度切った木はもう戻りません。それを十分意識して作業しています。
健康で、体力のある木を極力残し、長生きしてもらいます。
伐り倒す際には、広葉樹や残した木に傷がつかないように気をつけています。
なかなか神経をつかいます・・・。

無数に生えている樹木を絶対に傷つけないようにするのは無理がありますが、
その中でも特に大切にしたいものは守っています。
機会があれば、間伐し終わった場所を見てください。
素敵な林になってます(ドヤァ


間伐前(写真右側の数列ある木を切りました)

間伐後(数本切っただけなのであんまり変化しないですね)
なぜかこっちのほうが暗く見える・・・。

間伐は今週中で出来るところまでやって終わります。
また9月以降、時間を調整して行う予定です。

道沿いでの作業なので、私達も来訪者には十分気をつけていますが、
通行する際は近くのスタッフに声をかけてください。
作業している時間はだいたい朝7時から午後3時ほどです。




★★おまけ★★
旭川の街中にある大木にヤマコウモリがねぐらとして使っていることがわかりました。
先日は、90匹以上もそこから飛び出していきました。感動。

突哨山にもあれだけの大木があれば、ヤマコウモリも来てくれるかなぁ・・・。
機会があればどこかで紹介したいなぁ。

2014年8月7日木曜日

夏のイベント、まとめて報告します!

おはようございます。佐野です。
最近の雨って、極端に降るような気がするのですが・・・・
30℃の日が何日か続いて、週に1日ぐらいザーっと雨が降る。
暑い日は外仕事で、週に1日ぐらい、外仕事ができないぐらいの雨が降る。
「少しぐらいは休めよ」と、お天気も私に気を遣ってくれているのでしょうか?


夏のイベントの報告をします。
26日(土)の「エコフェス」(cocode)では、オガクズアートを作りました。
夏休み初日、しかも外は雨、ということで室内イベントは大盛況でした。
もりねっとブースも、70名ぐらいが参加して、ちびっこたちのアイディアいっぱいのオガクズアートができました。

31日は「先生のための研修会」を神楽岡公園で行いました。
小学校の先生4名が参加、野外でも室内でも簡単にできるネイチャーゲームを紹介、楽しい自然観察、森のなりたち、安全管理の仕方、森のトランク授業体験を行いました。
旭川市内の学校の半分は、遠足などで神楽岡公園を利用しているようですが、利用するのは下の河川敷エリアがほとんどで、上の広葉樹林エリアへ行くことはあまりないようです。なので、今回のテーマとして、上のエリアの面白さを伝えたいと思い、プログラムを作りました。いつも見た目が変わらない針葉樹と違い、広葉樹は春に新しい葉が出て、生い茂る夏、秋には色づき、落ちる、と季節感あふれる姿を見せます。最近気づいたことなのですが、花の咲く時期も、5月中に花が終わってしまうハルニレから、今頃咲いているイヌエンジュまで、樹木はマイペースというか、個性的ですね。
森って面白い! そう思える大人や子供を増やしたい、研修会は来年も続きます。

1日には、末広小学校留守家庭児童会に森のトランクの授業に行ってきました。
夏休み中の児童会、20数名の子供たちがいました。
毛皮の匂いをかぐ子や、座ってみたい、うちに欲しい!という子もいました。
頭骨はあまりにリアルすぎて、ちょっと引き気味。でも、「歯、大きいかな?」「ここで草を食べるんだよ」という話をしたら、「ほんとだ、人の何本分かな?」など、しっかりと観察していました。
今回は環境部の尾形さんに同行してもらい、クマに会ったらどうしたらいいのかをお話してもらいました。実は尾形さん、ゴールデンウィークにクマを目撃しています。「旭川でクマに出会ったお兄さん」子供たちは興味津々。写真をA3のパウチにして持ってきていましたが、クマのフンの写真を見せたら、「くさーいい」 クマの手のひらの写真を見せたら、自分の手を重ねてみたり、子供らしい発想ですね。(笑)

昨日6日は突哨山で「親子で森遊び」と「大人のためのこもれびウォーク」を開催しました。
午前は親子6組が参加。カタクリ広場を出発、フィールドビンゴを楽しみながら40分の森歩きをしました。がんばったあとのご褒美は、アイスクリーム! といっても、ただ食べるだけではありません。
ネットで話題のローリングアイスボール、みんなで蹴って転がして、アイスクリームを作って食べました。(ごめんなさい、写真がありません)
帰り道もセミやクワガタ、カエルなどを見つけては捕まえて観察。今日の参加者は女の子とお母さんばかりなのに、みんな虫に慣れているようで、清水くんが標本にと捕獲したスズメバチすら怖がらない、つわもの揃いでした(笑)
うちの娘(小1)もそうなのですが、こういうのって、1度きりのことではなく、繰り返しすことでスキルとして認識するのだと思います。彼女が3歳の時からこういうイベントを始めたもので、女の子なのに、どんどん野生化しています(泣)
昨日も、「おかあちゃん、きれいなちょうちょ見つけたー」と彼女の手にあったのは ”ガ” でした。「それ、ガなんですけど」 と言っても、「キャー」ではない、「あっ、そうなんだ」という感じで全く動じない彼女。わが子ながら尊敬してます。
「佐野さんは虫大丈夫なの?」と昨日も参加者に聞かれ、「えぇ、お仕事なので」と答えました。
素手で虫が触れるのか?というと、かなり勇気を振り絞って触っています(泣) 大きな声では言えませんが、正直、虫、怖いんです。特に、ちょうちょやガのヒラヒラ系が苦手で、小学生の頃、運動会の前の日の夢は、決まって巨大なガに追いかけられる夢でした。(笑) 行きたくないなぁ・・・なんて思ってると、決まって”巨大なガ”に追いかけられる、もう逃げられないーってところで目が覚める、というパターンです。 (そういえば、最近、そんな夢、見なくなりましたねー)

午後のこもれびウォークは、お天気も悪かったので、2名の参加となりました。
普段あんまり歩くことがない谷渡りルートを歩きました。
夏の谷渡り、初めてなんですよねー すっかり参加者気分で楽しんじゃいました。
 水の音が涼しい広葉樹林を30分ぐらい歩きました。ヤチダモ、ハルニレ、大きな木がいっぱいでとても気持ちがいい。足元がちょっとぐちゃぐちゃしている以外はとても快適なお散歩道です。その先には、人工林(ヨーロッパトウヒ?)があり、ここは全く景色が変わり、暗い森でした。色んな森の姿を短時間で見られる、大人の散歩道、オススメです。暑い日にお散歩に行ってみませんか?
谷渡りルートについては、また別の機会にゆっくりご紹介しますね。

夏のイベントも残すところあと1つ。8日のライナーの自由研究企画だけとなりました。
今年はちょっと長めのお盆休みを取ろうと思います。

そうそう、もりねっと事務所の近況ですが・・・・
スタッフがまた増えました。
6月より、森遊びスタッフとして藤森さんが増えて、そして8月からは岡田さん、宮腰さんの二人が新加入しました。8月7日現在、たぶん8名 (顔が浮かびますか?)
この3人、実は私よりも年上。ふふふ・・・・
いつの間にか、若手になってます(笑)
火曜日は雨だったので、陣内・足立の山仕事組もいて、なんと、あの狭い事務所に7人も。

二人の紹介はそのうち。ブログに登場すると思います。
お楽しみに・・・