2020年9月8日火曜日

第4回森薪塾やりました!

 

   9月6日(日)、今年4回目の森薪塾を実施しました。

9月に入り、ようやく涼しくなってくることを期待していましたが、この日の最高気温は29度。

日差しはそうでもありませんでしたが、とても蒸し暑い一日でした。

 

 この日の参加者は11名。

初めて参加される方もいらっしゃいましたが、皆さん汗をかきながら一生懸命作業してくれました。

 



 今回は初めに広場の周りの枯れ木を倒しました。

万が一、倒れて人に当たったり物を壊したりしないよう、危険を及ぼす可能性があるものはできるだけ排除します。

    でももし、この枯れ木が危なくない場所にあったら、倒さないという選択肢もあります。

枯れ木には虫が入り、その虫を食べに鳥などがやってきます。

小動物の棲家として利用されることもあります。

またキノコなど様々な菌類の繁殖にも役立ちます。

枯れ木は森の多様な生態系を維持する重要な役割があります。



 


 

    今回のメインの作業は製材したカラマツにカンナをかけて、テラスに乗せることです。

前回みんなで伐り出したカラマツを事前に製材所で板に挽いてもらいました。

挽いてもらったカラマツの長さは、一番長いもので4.m

カラマツはよくねじれると言われていて、4m以上の長さだとかなりねじれたり、曲がったりするだろうと予想していましたが、ほとんどねじれも曲がりもありませんでした。

同じカラマツでも生育環境や樹齢で個体差があるのかもしれません。

 こういう作業は初めてだという初参加の佐藤さんは、職人さんのような手さばきでカンナがけを手伝っていただきました。



 


  カンナがけをしたあとは防腐塗料を塗っていきます。

この作業は地味に腰がつらいですね。

作業台があれば楽なのかもしれません。

次回は作業台を作りましょうか。





 一方、こちらでは薪材の伐り出し作業をしました。

白樺を倒し、二又のところで切り離そうとしましたがチェンソーが挟まってしまいました。

倒れた木は枝の重さなどで複雑に力が加わっています。

もう一台のチェンソーを使って無事脱出できました。

 




 伐倒し枝払いをした木を引き出します。

今回はPCウインチ(エンジン式ポータブルウインチ)を使いました。

人力だけで引き出すのはかなり難しいですが、機械の力を借りると楽に動かすことができます。

木材を搬出する機械の中では最も低いコストで導入できるものです。



 


    作業の合間にツリーイングにも挑戦しました。

15mほどの高さまで登ります。上からの眺めは気持ち良さそうですが、この日は暑くて汗だくになりました。



 


    今回はターザンロープにも挑戦してみました。

ロープの高さや張りぐあいの調整が難しく、何度も試しながらちょうどいい位置を探しますが、ぶら下がる人の体重によってかなり差が出ます。

重い人がやると地面にお尻が当たってしまいます。

もう少し工夫が必要ですね。

 

 

 


 今回もお昼は焚き火をしました。

今回挑戦したのはローストチキンサンド!

鶏肉を焚き火であぶってパンに挟むだけです。

それにしてもこの猛暑の中での焚き火は最高です!



 


    暑さで疲れたら木陰にハンモックを張ってお昼寝…していましたが、だんだん日が差し込んできてやっぱり暑かったようです。



 


    みなさんの努力の甲斐があって、3分の1ぐらいまで床板が張れました。

床板が乗って足場が安定すると急に居心地が良くなります。完成が待ち遠しいですね。

 


 今回の感想では、暑くてバテましたという方が多かったです。

みなさん暑い中本当にお疲れ様でした。

 


次回は10月4日(日)を予定しています。

午前中は近くの山を散策しながら森のお話をします。

午後はテラス作りや薪割りの作業をする予定です。

次回はいよいよ完成するでしょうか。

もう少し涼しくなって気持ちの良い時間を過ごせたらいいですね。

作業は急がず、森での時間を楽しみたいです。

 


参加を希望される方は下記メールまたは電話でご連絡ください。

小学校高学年以上から参加できます。途中からの参加も大歓迎です。

 

お問い合わせ・お申し込み

メール nakamura@morinet-h.org

電 話 0166―60―2420

担 当 中村

 

(中村)

2020年8月5日水曜日

第3回森薪塾やりました!



 8月2日(日)、今年3回目の森薪塾を実施しました。

ここ数日暑い日が続いていましたが、この日も旭川では31℃まで気温が上がりました。森の中は木陰で多少気温は下がりますが、それでもダラダラ汗が流れるほどでした。

 

 


 今日のメイン作業の一つは木材の搬出です。前回伐り倒したカラマツを必要な長さに切って運び出します。今回運び出したカラマツは板材として使用します。まず初めに「木取り(きどり)」の説明から。丸太からどうやって板を取るのか、丸太のどの部分を使うかによって反り方や収縮の仕方が変わってきます。


 

 

 こちらではもう一つのメイン作業、テラス作りの今日の工程を説明しています。今日はもう一本の土台の取り付けと、2本の土台の上に横に渡す材の加工と取り付けをします。

 

ちなみに、この材のことを建築用語で「大引き(おおびき)」と呼びます。ツリーテラスでは何を土台と呼ぶかによって、その上の材の呼び方が変わってくるんですね。立木のことを土台、それに取り付けた丸太のことを「大引き」と呼べば、その上の材は「根太(ねだ)」と言うことになるんでしょうね。

ツリーハウスやテラスについては、特に決まりはないんですが、ここでは立木に取り付けた丸太のことを「土台」と呼んで、その上の材は「大引き」と呼んでいます。

 

 

 

 今回もテラス班と木材班に分かれて作業をしました。木材班では林内作業車「やまびこ」を使ってカラマツを積み込んで運び出します。

 

 

 

 昔の窓鋸(まどのこ)を使って切り出しに挑戦しましたが、なかなかスムーズに挽くことができません。目立ての仕方に何か秘密があるんでしょうか。昔のやまごさんはそれぞれ自分なりの目立ての仕方があって、人には見せなかったと言うことです。

 エンジン式チェンソーが普及し始めたのは昭和30年代ぐらいなので、意外と最近まで斧と鋸で木を伐り倒していたんですね。

 

 

 

 お昼は恒例の焚火料理。炎天下、焚火の熱に耐えながら今回は焼きそばに挑戦しました。見た目も味も最高。暑さに耐えた甲斐がありました。

 


 

 ウインナーが美味しそうに焼けてくると、誰もが笑顔になりますね。

 

 

 

 午後の作業開始です。木材班では追加で伐倒を行いましたが、隣の木にかかってしまいました。

 

 

 

 こういう場合は根本を後ろに引くのが一般的な解決方法です。できるだけ高い位置に滑車を付けて、根元を後斜め上方向に引きます。

 

 

 

 人力では当然無理なので、チルホール(手動ウインチ)を使ってゆっくり引きます。

 

 

 

 こちらではうまく狙った方向に倒すことができました。伐根を見てチェンソーの入り方を確認します。

 

 

 

 途中、ツリーイングも体験。コツを掴むまでは見た目以上に体力を使います。でも、力の入れ方など、慣れてくるとだんだんスムーズに登れるようになります。

 

 

 

 テラス班では予定通り大引きが乗りました。

 

 

 

 カスガイで固定し今日の作業は終了。目標としていたところまで終わることができました。

 

最後に皆さんに感想をお聞きしたところ、かかり木の処理を体験できて勉強になったという方が多かったです。特に込み合った人工林ではかかり木になることがよくあります。正しく状況を判断し、いかに安全に処理するかが大切です。

今回も怪我なく楽しく終わることができました。皆さんお疲れ様でした。

 

次回は9月6日(日)を予定しています。いよいよテラスの床板を張っていく作業です。もしかしてツリーテラスが完成してしまうかも。

皆さんの参加お待ちしております。

 

(中村)

2020年7月20日月曜日

2020年7月19日 突哨山を外来種から守ろう!




 

 7月19日(日)今年も突哨山で外来植物の抜き取り作業を行いました。

今回も「突哨山運営協議会」と「旭川外来植物研究会」の共催で行われ、長年突哨山で外来植物の駆除活動を行っている「突哨山と身近な自然を考える会」の帰化植物対策グループの方々にもご協力いただきました。また、今回はボランティアで「北の森づくり専門学院」の学生さん3名にも参加していただきました。おかげさまで参加人数は合計11名になりました。

 


 

 旭川外来植物研究会の尾崎代表から外来植物についてのお話と作業内容の説明を受けました。今回の駆除対象植物はオオハンゴンソウ(国指定の特定外来種、北海道ブルーリストA2)、オオアワダチソウ(国指定の要注意外来種、北海道ブルーリストA2)、フランスギク(道条例の指定外来種、北海道ブルーリストA2)、ヒメジョオン(北海道ブルーリストA3)です。

 

 

※外来生物の主な分類

外来生物法による指定

特定外来種:特に問題の大きな外来種を国が特定外来生物として指定し、 運搬や飼養等を

規制するとともに防除を推進することとしている。 

要注意外来種:外来生物法による法規制ではないが、国が生態系に悪影響を及ぼしうる外来

種を選定し、個人や事業者等に対し、適切な取扱いを呼びかけている。

 

北海道ブルーリスト(北海道の外来種リスト)による区分

A1:緊急に防除対策が必要な外来種。

A2:本道の生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外

来種。

A3:本道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種。

 

北海道生物多様性保全条例による指定外来種

道外から持ち込まれ道内の生物多様性に著しく影響を与える、あるいはそのおそれがあるもの。

 


作業は3つのグループに分かれ、特に対象植物が多い場所を中心に抜き取り作業を行いました。

 


 

 こちらは比布町側のぴぴの路入り口付近です。この辺りは牧草地と森の境界にあたり、オオハンゴンソウやオオアワダチソウが特に多い場所です。どうしても開けた場所と接しているところは外来植物が多く侵入しています。

昨年は同じ場所でオオハンゴンソウを集中的に抜き取りました。その効果があったようで、今年は昨年に比べオオハンゴンソウはかなり少なくなっていました。しかし、その代わりにオオアワダチソウが繁茂していました。

オオアワダチソウは比較的楽に引き抜くことができますが、オオハンゴンソウは塊根を残さないように、稲刈り鎌を使ってできるだけ深く掘りながら引き抜きます。この日は30度を超える猛暑でしたが、汗だくになりながら黙々と作業を続けました。

 



 

 昨年と同様、引き抜いたものは1箇所にまとめて積み上げ、このまま枯死させます。数年前から同じ場所に同じように積み上げていますが、そこから発芽したり増えている様子はありません。

 

繁殖力の強い外来植物をコントロールするのは非常に困難です。おそらく完全に取り除くのは無理かもしれません。しかし、こうした地道な作業の継続で効果は確実に出ています。

長年突哨山で外来種の駆除活動を続けていらっしゃる岡本さんは「ここだけは絶対に守り抜くという固い意志と続けるということが大切だ」とおっしゃっていました。

 

今、私たちが見ている自然を、多くの方に愛され守られてきた突哨山を、そのままの形で次の世代に引き継ぐために、この活動は続けていきたいと思いました。

 

(中村)

 

2020年7月7日火曜日

第2回森薪塾やりました!


 

7月5日(日)、今年2回目となる森薪塾を実施しました。

この日は久しぶりに好天に恵まれ、旭川市では28.2度まで気温が上がりましたが、森の中では初夏の生い茂った木の葉に太陽がさえぎられ、とっても気持ちの良い一日でした。

 

 


今回は16名の方々にご参加いただきました。
旭川市内を中心に、札幌、江別、赤平、東川など、様々な地域から来ていただきました。


 

まずは今日の作業の説明から。
今日の目標は前回伐り出したカラマツ材を加工して立木に取り付けるところまでです。土台として2本取り付ける必要がありますが、安全第一でゆっくり作業を進めましょう。

 

 

森で思いっきり遊びたい!という方はツリーイングで木登り遊び。

 

 

ハンモックでのんびりするのも森の楽しみ方の一つです。

 

 

お昼は焚き火で思い思いの料理を作りました。

 

こちらは焚き火でチーズフォンデュ!

焼きトマトとチーズがとってもおいしかったです!

 

 

  ホットサンドとジャンボウインナー!

 

 

  ダッヂオーブンでチーズドリア!これはプロの味でした!

 

 

  森と焚き火とハンバーガは映えますね!

 

 

午後はいよいよ土台の取り付けです。
立木に穴を開け、ボルトを差し込み、加工した丸太をはめ込みます。
両端をロープで吊りながら、みんなでエイヤっと持ち上げ、なんとか無事に収まりました。

 

 

こちらは足りない材料を伐り出すための伐倒班。
必要な材料のこと、そして残された森のことを考えながら伐る木を選びます。
一人1本ずつ伐ったところでタイムアップ。
搬出は次回やりましょう。

 

 

今日は2本目の土台を取り付けるためのボルトを通したところで終了。
皆さんよくがんばりました。

参加された方々の感想です。
・木が倒れる音が良かった。
・ツリーイングが楽しかった。
・チェンソーを使えるようになりたい。
・全部初めての体験で楽しかった。
・知識と実地は違うことが分かり勉強になった。
・子供に帰って遊ぶことができて楽しかった。
・伐倒では懸木にならずに倒すことができた。
などなど。
皆さん作業に、遊びに、焚き火ランチに、一日森を満喫したようでした。中には全部やりたかったが時間がなくてできなかったという方もいらっしゃいました。

そこで当初は予定になかった8月も実施することにしました。
次回の森薪塾は8月2日、第1日曜日です。

次回は立木への土台の取り付けから床板を乗せるための大曳きの加工取り付け、板材の伐り出し、またツリーイングもできるようにしたいと思っています。

今まで参加していただいている方にはメールでご案内させていただきます。
これから参加したいという方は下記お問い合わせ先へご連絡ください。

 

お問い合わせ、参加のお申し込みは

メール nakamura@morinet-h.org

電 話 0166−60−2420

担当中村まで。

 

(中村)


2020年6月9日火曜日

今シーズン最初の森薪塾を実施しました!


 
この日の朝は薄暗いくもり空でしたが、
次第に晴れて、
とっても気持ちの良い天気になりました。

今回参加してくれた方々は13名。
森で遊びたい老若男女が集まりました。

今年の森薪塾のテーマは「ツリーテラスを作る!」です。
ツリーテラス作りを通して、
森作りや間伐の考え方、
チェンソーの使い方や伐倒技術、
木材の搬出方法などを楽しく学べるプログラムになっています。

まずは森の散策から。

生えている木の種類や大きさを観察して、
この森の成り立ちを考えます。

そして将来どんな森になって欲しいかを考えます。
そうすることで、
どの木を大事に残すか、
どの木を伐って使えるか、が見えてきます。 


 
途中、クマイザサの花が咲いているのを発見。
ササは60年に一度花を咲かせ、
その後、地下茎でつながっている一帯が枯れると言われています。



森の中をぐるっと一周しながらどこにテラスを作るかを決めます。
立木の間隔、
入り口からの距離、
テラスからの眺めも考えながらツリーテラスを作る場所を決めました。

場所が決まったら、
笹刈り班、
テラスの土台となるカラマツ伐倒班、
そして焚き火用の薪作り班に別れ、
作業開始。

笹刈り班は刈り払い機を使う予定でしたが、
エンジントラブルのため、
ほとんど草刈り鎌で手作業しました。

薪作り班は薪に使えそうな細めの白樺を伐倒して、
玉切りしながらチェンソーの練習をしました。

カラマツ伐倒班は昨年から参加していただいている経験者の方が
直径25センチほどのカラマツを1本倒し、
枝払いをしたところでお昼になりました。 



 お昼は思い思いに焚き火料理を楽しみました。



乱立するウインナー!


ダッヂオーブンでパン!


焦げたところが香ばしくて、とってもおいしく焼けていました。


丸めたピザが上手に焼けて満面の笑み。


食後はのんびりコーヒー。



森の中でまったりお昼を過ごした後、午後の作業開始です。

薪作り班はひたすら薪割り。

カラマツ伐倒班はもう一本カラマツを倒し、
mの長さにしたものを林内作業車「やまびこ」で運びました。



 最後は運び出したカラマツをみんなで皮むき。
 不思議と夢中になる皮むき。


みんなで汗だくになりながら5m×7本全部皮をむきました。
この時期は水分を多く含んでいるので切ってすぐは皮がむけやすいんですね。



 森で楽しい一日を過ごすことができました。 




次回の森薪塾は7月5日(日)を予定しています。

ツリーテラスの土台を加工して、
立木に取り付けるまでできたらいいですね。

焚き火用の薪づくりもしたいし、
薪棚も作りたいし、
焚き火を囲むベンチも欲しいです。

それからツリーイングやハンモックでお昼寝なんかもできるといいですね。

やりたいことはたくさんありますが、
次回ものんびり楽しく森で過ごしましょう。

参加のお申し込みやお問い合わせは
電 話 0166−60−2420
担当 中村まで

(中村)