2015年10月27日火曜日

突哨山―利用できる遊歩道について―

しみずです。


突哨山の風倒処理も進み、利用できる遊歩道が増えました。

①「扇の沢口⇔北分岐⇔ぴぴの路」の一本道ルート
②「突哨山口⇔木もれびの路⇔南折り返し」の周回ルート

扇の沢口に行くには、カタクリ広場に車を止めて、少し道路を歩く必要があります。
※谷渡りルートの処理もまもなく終わる予定です。


当時、根むくれしていたナラ(55cm) 
B番をすぎたあたりにありました。

処理後、すっきりしました。葉っぱも落ちてなおすっきり・・・
写真をよく見ると、面白い部分があります。わかりますか?
答えは、11月1日の芋煮会のときに、実際に歩いてみてみましょう!

2015年10月23日金曜日

突哨山―まもなく、扇の沢口を開放します-

しみずです。

連日、突哨山の風倒処理を行っています。
森としては大した影響はなくとも、遊歩道はこの10年で一番の影響を受けています。
こうした風倒処理ができて僕自身、かなりの伐倒技術が磨かれ、自信がつきました。
何度か危ない目にもあいましたが、それがかえっていい経験になりました。

今一番作業をするときに大切にしているのは、倒れている木を目の前にしたとき、まずはチェンソーを置いて、しっかりと考えることです。どんな状況か、どんな危険があるか、どこから切り込みをいれるか、木がどう動くか、倒す方向は大丈夫か、自分の逃げ場所はあるか、自分の技量で対応できるか・・・2,3分考えるだけで、冷静に対処できるようになります。

チェンソーを持ってると切ることに目先がいってしまうので、足元の小枝やほかのかかり木など、見落としがちです。まずは身軽になって、しっかり木を見ながら考える。これが大事だなと改めて思いました。


写真は2番周辺の様子。
怒涛のシラカンバ倒木ラッシュ!ここだけで40本近く倒れました。

★さて風倒処理の作業も進み、来週28日(水)までには、扇の沢口からぴぴの路までの遊歩道の開放が見込めます。11月1日の芋煮会には必ず間に会います。よかった。でも紅葉は終わりに近いですね。
安全確保ができましたら、すぐにブログで報告します。

最近、夜8時には眠気に襲われる日々です。パソコン作業がたまっていく恐怖・・・あぁ・・・。

2015年10月20日火曜日

突哨山―突哨山口からの一部ルート、利用できます―

しみずです。


突哨山の遊歩道の安全確保が一部終わりました。

★突哨山口⇔南折り返し⇔三角点分岐⇔木もれびの路⇔突哨山口という約1,2kmの周回ルートが利用できます。
下図の青色が利用できる遊歩道ですのでお間違えなく!
それ以外はまだ、通行できる状態ではありませんので、入らないでください。

★11月1日に「芋煮会 突哨山と身近な自然を考える会主催」があります。
このイベント前までに、扇の沢ルートからぴぴの路まで抜けるルートを利用できるようにします。


2015年10月19日撮影の南折り返しの様子。
葉が風で落ちてしまっていますが、まだ来週末まで紅葉(黄葉)が楽しめそうです。


今日は2番周辺の風倒処理をしてきます!いってきまーす。

2015年10月8日木曜日

突哨山―その後―

しみずです。

10月5日に突哨山運営協議会を開催し、今後の対応など検討しました。
まず、気になる森林についてですが、倒れた約130本の6割がシラカンバでした。
突哨山の太さ30cm~40cmほどになるシラカンバは、そのほとんどが60年生以上で寿命が近い老木です。ここまで来たシラカンバは、寿命による枯死、風や雪、腐朽などによってに徐々に姿を消していくことが一般的です。今回は10月2日の強風により、一度にたくさん淘汰されてしまいました。

突哨山に無数に生える樹木のうち、130本の倒木というのは「人間の髪の毛が数本抜けた」程度で、森林が破壊された訳でなく、次世代の森へと自然に更新されたと考えられる。という意見も協議会ででました。・・・確かにそうです。倒れたあとの上空にはガッポリと青空が見られるので、残された若い木々たちに光があたり、生長していくことでしょう。

こうした自然による世代交代が見られて勉強になりました。

ただ、遊歩道はこの10年で、見たことないくらいのダメージを受けています。
シラカンバがドミノ倒しのように重なり合っていたり、根むくれした場所が落とし穴になっていたり、とにかく遊歩道上を歩くことができません。
このような特にひどい場所は、全ルートで3ヶ所ほどで、全体を見るとミズナラやカエデなどが主に生える天然林ですので、枝葉は落ちていますが、倒木や折れなどの被害はカバに対しては少なく、どっしりと構えていました。

間伐して2年ほどしか経っていないトドマツ林もまだ太くなっていないので、多少の倒木がありました。また、いつもは強風後に必ず折れているトウヒの被害が1,2本でした。昨年間伐したばかりのトウヒ林も無傷です。・・・なぜ!?

とまぁ、冷静に判断してみると、ひどい状態なのはシラカンバが生える場所で、あとはそこそこといった様子です。
被害が少ないところから遊歩道整備をしていけば、10月下旬には一部開通できるかもしれません。


★今後は・・・被害の少ない場所を優先的に整備し、部分的にでも開通を目指します。
優先度は、
 ①突哨山口~木もれびの路~南折り返しの周回コース(なんとか秋の紅葉を見られるように)
 ②扇の沢口~北分岐~ぴぴの路までのコースを整備。(比布町との接続確保)
  ↑10月中にここまではやりたい!
 ③谷渡りルート
  ↓ここからは12月~3月中になるかもしれません。
 ④カタクリルート尾根筋。
 ⑤扇の沢の尾根筋。
といった感じです。

現在、開通に向けて安全確保をしているところです。
まだ、入山禁止です。よろしくお願いします。
※10月31日の搬出・間伐体験inぴぴの路は、中止になりました。

2015年10月5日月曜日

【重 要】突哨山―入山禁止―

しみずです。

!!!!注意!!!!
突哨山は現在入山禁止です!
絶対に入らないでください!
今後の対応については、協議会で検討していきます。復旧に関しても未定です。



■現在の突哨山の様子
 10月2日の暴風により、突哨山の全ルートで風倒木が多数発生しています。
 120本近い木々が風でなぎ倒され、根から倒れているものがほとんどです。
 樹種についてはシラカンバがほとんどでトドマツやカラマツなどの人工林でも風倒があります。
 全ての遊歩道で、以下の写真の状態です。
 いつ、木が倒れて(折れて)くるかわかりません。
 
 写真はすべて遊歩道上で撮影したものです。
 遊歩道が見えないくらいに倒木におおわれています。 


根むくれしたシラカンバ。
遊歩道の土ごと掘り返して倒れています。