2012年11月27日火曜日

クリスマス工作、できましたぁ

日曜日は神楽公民館でクリスマス工作をつくっちゃいました。
参加してくれたのは、親子6組。
内、お父さん5名。
室内イベントではめずらしく、お父さんの参加率高!


















ツリーの形の板に木工ボンドを塗って、そのうえにオガコをパラパラと。
ツリーは緑にするだろうと、緑のオガコを大量生産していたのですが、以外や以外、緑よりも赤のツリーが多かった。
コドモのすることって、予想不可能ですね。(笑)

今回用意したのは、ツリーの形のプレートと、まつぼっくり、どんぐり、ツル(リース)、枝などなど。
子供たちに人気はやっぱりオガコ。ツルには目もくれず、オガコ作業ばかりを楽しんでいる。

お父さんお母さんも退屈そうにしているので、”みなさんもどうぞ!”と声をかけたら、喜んで(?)手にしたのは、リース。
こんな感じで。




どんぐりの帽子にカラフルな毛玉を入れて、素敵なリースのできあがり!
ちびっこたちの作ったツリーと、親たちが作ったリース。
玄関にリースを、お部屋にはツリーを、クリスマスの準備OKですね。


ボクのはコレ!
ちっちゃいツリーだね(笑)

こんなにたくさん、できちゃた。
お父さん、お兄ちゃん、妹と3人で楽しんでいただけたようで、よかったです。
楽しいクリスマスを過ごしてくださいね~


親子で、春夏秋冬の森を楽しんでもらおうと企画した「親子で森遊び♪」も今回で最後です。
4回のイベントにご参加くださった皆様、ありがとうございました。

元気にのびのびと子供たちを森で遊ばせたい、その遊びの中からいろんなことに気付いてほしい。そんな想いで始めた森遊びイベントでした。
私自身、コドモを外で遊ばせたい。でも、どこへ行ったらいいのか、どうやって遊んだらいいのか? 虫取り?えぇー、虫触れないよぉ・・・・という親の一人です。
こうやってイベントを企画しながら、森のこと、生き物のこと、たくさん学ばせていただきました。
森の中で、草木を観察して、形、色、におい、子供たちの興味はどんんどん広がっていきます。
あるイベントの帰り、4歳の娘が、一人ごっこ遊びをしていました。
「葉っぱちゃん、おなかすいた?」 「今日のごはんはお水にしようねー」
両手に葉っぱを持ち、片方は自分、片方を ”葉っぱちゃん” と呼び、自分も葉っぱになりきってごっこ遊びをしています。
葉っぱとお友達になる、これって、このぐらいの子供にしかできないことかもしれません。
やっぱり、こういう遊びを創造、体験できる森遊びっていいなぁ!と思いました。

来年も楽しい企画で、森へご案内いたします。
雪が解けたら、森へGO!
楽しみにしていてくださいね。

2012年11月23日金曜日

クリスマス工作、準備中!

おはようございます。佐野です。
今日は勤労感謝の日。なのに、うちの夫は5時に出勤。
娘に「今日も幼稚園がんばれよー」と言い、「今日は幼稚園お休みですけどっ!」
とかえされ、タジタジ。もうすぐ5歳の娘、ナマイキ盛りで困っています。

我が家の話はさておき、明後日25日に神楽公民館で「クリスマス工作体験」を開催します。

材料は、木・ツル・枝・まつぼっくり・どんぐり・・・などなど

完成品はコチラ

 
いいでしょ?
不器用な私でこのぐらいなので、参加者の皆さんなら、もっといいものができるはず。
輪切りの板に木工ボンドをツリーの形につけて、そこにオガコをパラパラと。
これなら小さな子でも大丈夫!
あとは、穴をあけて、紐をつけて、できあがり!
壁や玄関につるすのもいいですね。

このオガコ染め、なかなか手間のかかるものでした。

絵具にオガコを入れて染めること自体は簡単なのですが、その後、乾くのに2~4日かかり、毎朝、濡れた新聞紙を取り換えるのが日課でした。(笑)
サラサラにするために、2度ほどザルでふるい、最後はペットボトルに入れて完成!
地道な作業。なんだか内職してるみたい(笑)

イベントでは、オガコでつくるクリスマスツリーのプレートの他、枝やまつぼっくりを使って自由に工作を楽しんでもらう予定です。
どんなものを作ってくれるのか、子供たちの発想に期待しています。

あっ、まだ人数に若干?の余裕があります。
参加したい方、ぜひご参加ください。

大人の方も参加OKですよ♪

午後は、きっずトレイのワークもあります。

皆様のご参加をお待ちしています。

2012年11月19日月曜日

もりねっとの日12月会―突哨山間伐―

しみずです。



先週、北海道立市民活動促進センターの取材がありました。
もりねっとの活動紹介や、NPOのミッションなどについて話ました。
その中で「山の問題ってなんですか?」との質問に陣内さんがヒートアップ。

「ODA、NGO、TPP、WHO・・・植林、税金、次の世代、木材自給率・・・円高、補助金、リーマンショック・・・・なんたらこんたら・・・」

・・・ぐぉおぉ!なるほど、わからん!という感じに僕だけ取り残されてしまいました。


ポカーンとしてたら、最後に簡単にまとめてくれました。
「こうした山の問題が殆ど知られていないのが問題ですね!」
その点については納得しました。問題が山積みすぎて、何からやって行けばいいのか、何から知っていけばいいのか、改めて考えるきっかけになりました。




★★★★本題です★★★★

もりねっとの日12月会を12月8日(土)午前9時からお昼まで開催します。詳しくは催し欄からチラシをご覧ください。
内容は突哨山で間伐、希望者に限り、こずえの部分を切り取ってお持ち帰りできます。
持ち帰った部分は天然のクリスマスツリーとして活用することができます(バケツに水を入れて世話をする必要があります)。

久しぶりにもりねっと男子スタッフ全員集合(陣内、山本、石黒、清水)になりそうです!
最近1つのイベントに全員集まることってなかったんです。

ということで、当日は運営のことやら、今後のことやら、自分の山の相談や、薪の相談、森の道の話や、山の問題について聞きたい(※要1時間)!などなど、間伐に限らず色々とお話ができると思います。


今年最後の交流会です。まだあと16名ほど募集しています。




●去年の写真で簡単に流れを紹介します。

小雨、小雪決行、去年はこれくらいでもやりました(笑)

Myカンジキがある方は持ってきてください。
しかし、この日までに雪が積もるかどうか・・・。

切る木はトドマツです。細いです。
手ノコで作業します。

こずえの部分を切り取ると天然のツリーになります。
自分の車に入りきるサイズにしてくださいね。

約1kmほどツリーを担いで歩きます。
重たいです。


そしてあとは自宅にポンっ!
1ヶ月ほど、森の香り(トドマツのヤニの匂い)がしますよ。
玄関に置いておくと、脱臭効果+森の香りで素敵でしたと感想を頂いています。
水を入れないで放っておくと、葉が茶色になってほとんど落ちます!
掃除が大変ですので、水を入れてあげてください。


こんな感じで、森でおしゃべりしながら楽しみましょう!


何か温かい飲み物も用意する予定です。




★おまけ。
今日11月19日午前11時のペーパン事務所からの様子。







2012年11月7日水曜日

突哨山―ようやく自然の姿に(不法投棄撤去しました)

しみずです。


先週の土日は色々ありました。「ストーブ講習会」、「道づくり見学会inペーパン」や、「岩見沢教育大学の林業実習」、突哨山では「芋煮会」。
スタッフが手分けして担当していました。

僕は札幌の滝野にある「青少年山の家」に【Project WILD http://www.projectwild.jp/】というアメリカで開発された野生動物を題材とした環境教育の指導者養成講習会に行ってきました。忙しい時にすいません。
・・・実は前旭山動物園獣医の福井さんからお知らせを頂きまして。

「LEAF」と考え方は似ているのですが、対象が森よりも野生動物ということで、僕の生き物好きの原点に返った気がしました。
森と野生動物を考えていく上で「1つの地球、1つの健康」という見方はとっても大切です(福井さんからのプレゼンで心に響いた言葉です)。これから色々な場面で伝えていきたいと思います。

機会があれば詳しく紹介します。

写真は「人とペットと野生動物」で必要なものは何だろうか、共通するものは何だろうか、そこから考えられることは・・・という室内プログラムの1例。





★さて、本題です。
 突然ですが、突哨山の沢に農器具や家電製品が捨てられているのをご存じですか?
 カタクリ広場から登って500m、3番の手前にある深い沢です。


これです。

青いのは小型トラクターの部品が散らばっています。
これは表面だけの状態で、土の中には「ビン、カン」、「ビニールハウス用のビニール」、
「洗濯機、テレビ」などの家電製品がごっそり埋まっていました。



 運営協議会で検討した結果、「昔、山を利用していた歴史を感じとる部分よりも、不法投棄であり景観上も悪い!」ということで撤去が決まっていました。

・・・確かにこれがなくても、人が山を使っていたという歴史は、森の様子から感じることができます。



今回はもりねっとだけで撤去することが不可能でしたので、「旭川浄化」さんに協力を頂きました。
事前に突哨山の経緯を伝え、なるべく自然に配慮したやり方でやろう!ということで、
使用した重機はこちら。


超ミニマムサイズのダンプです。足はゴムキャタで、道を傷めにくくなっています。
小型林内作業車「やまびこ」よりも小さいけども、フレコン2袋は詰めます。

そしてミニユンボ。土を掘るのではなく、沢の上から吊り上げる役目です。

沢に下りて、ツルハシやスコップ、クワなどを使ってひたすら発掘。
出てきたゴミはフレコンに詰め込むという作業を1日かがり。

昔のテレビも。とにかく家電製品が多かった。
まさか冷蔵庫が2台も出てくるとは思わなかった。
他には車の座席も丸ごとでてきました。

昭和56年と書かれた1円玉。
突哨山の遊歩道(今のカタクリルート)ができたのは昭和四十数年。
ゴルフ場計画が起こり、買い取られたのは平成2年。
この二十数年間に捨てられていたのでしょう。
今から30年~40年くらい経つと思われます。

道が埋め尽くされるほどのフレコン。

作業は8人で行いました。ユンボで吊る人、
下で掘り出す人(写真左下)、ミニダンプで運び出す人。

 全部でフレコン9袋。4トントラックにいっぱいです。

このゴミは、結局は江丹別芳野にある廃棄物処分場に埋められます。
場所が突哨山から変わっただけです。

捨てる時は1人で捨てれます。
それを拾う人たちは、これだけ必要です。
手間もかかります。

森にとってもどうでしょうか。
30年間埋まっててもそのままの状態でゴミが出てきました。
化学工場のような変な臭いもしていました。
ビンもそのままの形で出てきます。


片づけた後の景色です。
クワやスコップで土を掘り返したため、来春のカタクリの時期には、
ここの植生はどうなるのでしょうか。




・・・しかし、森は自然に再生していきます。
来春はだめでも、いつかはきっと突哨山本来の植生に回復していくことでしょう。
だからって、森にゴミを捨てるのはどうかと思います。


捨てる前に、ちょっと考えてみてください。

わざわざ自分でトラックにゴミを乗せて、ガソリン代をかけてまで森に行っておろすこと。
今の時代、業者に電話一本で解決することです。


今年はカタクリ広場にパソコン一式が袋に入った状態で見つかりましたし、
草刈り後の草を大量のゴミ袋につめたまま捨ててありました。



森の授業中、時々こうした問いかけをします。
「突哨山に今まで以上に人が来るようになるとどう思う?」
たいてい、一番最初に出てくる答えが「ゴミが増える」です・・・。

間違いじゃないんですが、なんだかなぁとモヤモヤしてしまいます。
「人は森にくると悪さをする」というイメージが強いのが現状なのでしょうか。




まぁともかく!
綺麗になった沢を見に来てください。

歩いて15分ほどです。