この10日間、いろいろ活動してきました。
コウモリ調査も始まり、写真だけはガンガンたまるもののブログの時間がとれなくていました。
本当は新しい情報を発信していくはずでしたが、溜まっていた分がありますので、少しずつ書いていきます。
●6月15日。ずいぶんと前の情報ですが一応。
【突哨山の全ルート草刈りしました】
いま現在(6月28日)は既に伸び始めちゃってるんですけどね!
あと、要望にありました「扇の沢口のぬかるみを何とかしてくれ!」ということですが、
間伐したカラマツ材を置きました!
これでスニーカーでも歩けるはずですよ!
歩いた感想は「入山記帳ノート」にでもお書きください!
突哨山の草刈りは、「歩いていて面白いように」刈っています。
遊歩道を全面的に刈るのではなく、「オオウバユリは残す!」とか「キツリフネは秋に面白くなるから残す!」、「ノブキは両側に1列あればいいや」、「ササはしっかり広く刈る!」、「サワフタギはここにしかないから絶対に切らないように気を付ける!」・・・などなど、色々考えて刈っています。
全ルートそれぞれの特色を生かした草刈りをしています。それでいて今年はちょっと幅を広めに刈っていますので、歩きやすくなっていますよ!
●6月17日 【もりねっとの日】
話は変わって 17日のもりねっとの日の様子です。
今回は、東鷹栖に設置中の森の道の見学と、伐倒練習などでした。
やっぱり雨でした・・・。
それでも今回集まった方々は山男の皆さんなので、気にせずレッツゴー!
現場の反対側には、皆伐し植林された場所がありました。
「このやり方でないと、北海道はダメなのか?」などとしばらく談義。
苗はアカエゾマツが植えられていました。
少ししてから施工中の現場を歩いてみました。
幅は2.5mほどで、少し細め。後日(後で紹介します)、森杜産業(株)の田邊由喜男さんが現場を見に来てくださいました。道が直線的、もう少し幅を広く、rはもっと大きくとる等、アドバイスをいただきました。
現在施業している山は、複数人が隣接して所有している山です。
そこに一括して道をつけて、今後の森の手入れをしやすくするのが目的です。
ユンボとやまびこ(小型林内作業車)で伐木処理をしています。
やまびこのウィンチで材を引っ張ってくるよりも、↓のようにするのが早いということで。
雨がひどくなってきましたが、せっかくなので選木して伐倒もしてみました。
ここの森は広葉樹の成長もよく、豊かな植生でした。
倒す先に、立派な(将来残す)広葉樹がないか、間伐効果は十分か、話し合って1本決めました。
ちょっと変わった?(今や普通の伐り方なのかなぁ)フェリングレバーを使った、チェンソーが挟まれない伐倒方法を紹介。
伐根の様子。写真手前が受け口。写真奥の真中にフェリングレバーを差し込み、右上が最後にきった場所です。
伐り終えたころにはみなさんずぶ濡れで、意気消沈していましたので八線小屋に避難。
薪ストーブで暖まりながらの昼食。
「道のうえを雨水がどう流れていくのか見に行きませんか?」と提案しましたが、
「もう外には出たくない!」
ということで、小屋の中で目立て講習。
山男をインドア派にしてしまうほど驚異の薪ストーブ(笑)・・・実際あの雨だとやる気でないです。ひどかったですね。
ちなみにチェンソーのバーについている木の板(バーの奥側)は砥ぐ角度を目視できる補助用具です。木の板で作ってみたいという牧さんのアイデアから木材バージョンが生まれました。
木の表面にレーザーで30度の線が焼かれているので、この線に合わせて目立てをすると、切れ味抜群の角度で砥げます(その他いろいろ力加減などありますが)。
実際各メーカーで売られているのは、バーの手前側にある赤いプラスチックのやつです。
ちゃんと強力なマグネットが埋め込まれており、バーにぴたっとフィットします。
ただ、森の中でなくしたら最後。見つかりにくいのが欠点です。
この道は現在も陣内さんや足立さんが施業中です。
「昔、自分の山には入ったが、今じゃいけない・・・」などと声もあり、森林所有者には気軽に入れる道を提供し、森の価値を改めて感じてもらえるようになっていただけると幸いです。
・・・最近陣内さんの顔を見ないなぁ。
さて、明日は僕も朝から別の現場で草刈りです。
また明日も更新するようにします。
生き物の写真がどっさりあるので、いつか一気に紹介しちゃいます(笑)
それでは。
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