2017年4月9日日曜日

江別のクラフトマンに旭川産シラカンバを届けて来ました


なかむらです。
清水くんのあとを引き継いでがんばっていこうと思います。
みなさんどうぞよろしくお願いします。


先日、江別市の「SAPPOROCRAFT」福永浩太さんの工房へ旭川で伐り出した白樺材を届けてきました。

福永さんは白樺材の特徴的な樹皮を利用し、ワインクーラーや片口を製作しているクラフトマンです。
国内はもとより海外でもすごく人気なのだそうです。






福永さんへの白樺材の提供は数年前から始まり、最近は福永さん自身が伐る木を選び、伐採・搬出も手伝ってくれます。

    


木の水分が少なく、樹皮が最もはがれにくい厳冬期に伐り出し作業を行います。
できるだけキレイな樹皮の直径20〜30センチのものを選びます。




伐り倒したシラカンバを50m以上引いて来ます。
ポータブルウインチがないと人力のみでは到底不可能です。



 一気に6本倒して引いたため、へばっている様子。
「やっと終わったー!」と叫んでいます。



今年は工房見学のため、運搬を兼ねて「もりねっと」のトラックで伺いました。
tトラックいっぱいに積み込んで、直径6〜7センチのものも運びます。




江別まで3時間のドライブに出発。




住宅街の一角にあるSAPPOROCRAFT福永さん自宅兼工房に到着。
庭先にクレーンで降ろします。




 くり抜かれ乾燥中のシラカンバたち。
ちなみに白樺材の中では別の材料を乾燥中。スペースの有効活用ですね。




工房内には様々な工作機械が並べられています。 





 空気の吸引力で材料を固定し回転させる旋盤。




 片口になる過程のシラカンバたち。




左奥から片口、ぐい呑、小鉢、ワインクーラー。
白樺材の特徴的な樹皮からのグラデーションが美しい。





右側が福永さん。急な訪問でしたが快く迎えていただきました。


 シラカンバは道内のいたるところに自生していますが、建材や家具材としては腐りやすくもろいため、薪材として利用する以外あまり使い道がない木です。でも、福永さんのようなクラフトマンの手により新たな命を与えられ、森の恵みを有効に活用してもらえる。こんな使われ方がもっと広がるといいですね。

SAPPOROCRAFTさんのホームページはこちら。


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