3月7日(日)、今年度7回目となる森薪塾を実施しました。
当初の予定では1月中旬の開催予定でしたが、北海道でのコロナ感染症集中対策期間にあたり延期していました。
札幌との往来自粛が解除されたためようやく開催することができました。
今回のメニューは白樺の伐倒と搬出です。
重心が偏っている広葉樹の伐倒と、エンジン式ポータブルウインチを使った搬出をやりました。
今回切り出した白樺はクラフト材に使う予定です。
雪の中で伐倒する時は、まず伐倒木の周りを掘り出す必要があります。
木の一番太い部分をできるだけ無駄にしないことが目的ですが、作業をしやすいように足元をきれいにすることにもなります。
伐倒の一連の作業に邪魔にならないように雪を掘ります。
この辺りの積雪は1m以上あります。なかなかしんどい作業です。
雪を掘り、足元がきれいなったら、いよいよ伐倒作業です。
倒す木の重心も考えながら、周りの木に掛からないように慎重に伐倒方向を決めます。
倒す方向に合わせ受け口を作りますが、狙った通りにチェンソーで切るのは意外と難しく、何度か調整を繰り返しながら向きを合わせていきます。
きちんと向きを合わせ、上手く狙った方向に倒れました。
今回もお昼は焚き火を起こしました。
薪は立ち枯れのイヌエンジュを現地調達しました。
寒い日はカップラーメンが一番です。
簡単にできて体が温まります。
今日は焼いたウインナーをトッピングしました。
こちらでは パスタを茹でています。
午後はエンジン式のポータブルウインチで倒した白樺の集材作業をしました。
黄色いログキャップを被せると途中雪や立木に引っ掛かることなくズルズルと進みます。
まっすぐ引けない時は滑車を使って方向を変えます。
最後はツリーテラスの雪下ろしをしました。
今年に入ってから一度雪下ろしはしましたが、今年は大雪の日が多かったので、念の為もう一度下ろします。
さすがにこれだけの量が積もると重さに耐えられなくなります。
おかげさまで今回も無事に作業を終えることができました。
今回参加していただいた皆さんからは、クラフト材で使ってもらえるのが嬉しい、広葉樹の重心を読むのが難しかったが久しぶりに伐倒ができて楽しかった、などの感想をいただきました。
今回札幌からいらしたご夫婦の奥様は森の中で静かに読書をされていたそうです。
今回は作業中心の内容でしたが、皆さん充実した時間を過ごしていただけたようです。
今回で今年度最後の森薪塾となりましたが、コロナ禍の中、目標としていたツリーテラスもたくさんの方々のお手伝いで無事に完成することができました。
春にはテラスの上でお花見でもしたいですね。
一日も早くコロナが終息し日常を取り戻せることを願っております。
参加していただいた皆さまありがとうございました。
来年度も森薪塾は新たな目標を立てて開催する予定です。
さらに楽しく学べる内容にしたいと思っておりますので、皆様の参加お待ちしております。
(中村)
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