2010年8月30日月曜日

森の小径


先週、事務局スタッフで
瑞穂の山持ちさんのカラマツ林を調査したあと、
道有林の21世紀の森を少し歩いてみました。
旭山動物園を左に迂回する道道を30分くらい行ったところです。
少し標高が高いためか、エゾマツの大経木もまじる、
ミズナラやイタヤカエデ、ウダイカンバの立派な木がある、
なかなか見応えのあるところでした。

チップ敷きの遊歩道はすでにチップがかなり古くなり、
森の地面とよくなじんで、見た目も良い感じです。
樹の名前がところどころつけてあるだけで、
できればガイド同行で歩いたら更に楽しめる感じです。
30分くらいかけて歩いてきました。

今年から、森の活用相談というサービスを、
コープさっぽろの支援で本格的に始めましたが、
広葉樹の森を、経済的な目的ではなく持っている方々は、
巨木の森にしたいという希望も多く、
こんな森を目標にしてもいいのかな、と思いました。

ただ、残してある大きな木は、こずえの部分が枯れて
その横からあたらしい枝を出していて、
寒風などの障害がでている感じで、
木の高さも20メートルあるかどうか、
という感じでした。

もし仮に伐採などをする際は、
相当気を付けないと、
ササ原になってしまうような場所と
思いました。

標高が高いと、気象もきびしく、
何本もまとめて木を切ると、
その部分が明るくなりすぎ、
ササが繁茂して
小さな木のめばえが
完全になくなってしまいます。
そうすると何十年もササのままに
なって、森が再生しにくくなります。

この場所は伐採はできないので
その心配はありませんが・・・


遊歩道ぞいにあった、古い伐根。
(ばっこん:切り株のこと)
あまりふるくて、樹種はよく分かりませんでした。
たぶん、枯れて遊歩道に倒れる危険から
伐られたのでしょう。
70cmくらいの太さがありました。




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