今日はビニールハウスにいるような蒸し暑さでした。黙っているだけで汗がダラダラ・・・
そんな午前中に、近文第二小学校2,3年生の森林体験のお手伝いをしてきました。
夏の森で気づいたことがいっぱいあったね。
みんな元気いっぱいに活動していました。
ぼくらも暑さが吹っ飛ぶほど元気をもらいました。ありがとう!
さて、今年の「突哨山でコウモリ探検」も盛況でした。
毎年、コウモリ観察会を開催していますが、大きな理由があります。
「遠い存在だけど実は身近な生き物のコウモリを知ってもらうことで保護につなげる」ことと、「コウモリの間違った固定観念を捨ててもらうこと」を大きな目標としてやっています。
それとは別に、僕がずっと気にしていることもあります。
「人と森と、そしてコウモリがいる」このことを参加者の皆さんにどう伝えられるか。
コウモリを見て感動してもらうことはとっても嬉しいけど、それだけで終わらせたくないのです。
もりねっとに入って、森の不思議、面白さ、色々と学んでいます。
このことを、コウモリ観察会にも活かしてきました。
どうだったでしょうか。
コウモリがいる身近な里山、突哨山の魅力が少しでも伝わっていれば、ぼくたちも嬉しく思います。
写真少ないですが、紹介します。
7月も8月も定員を超える20名以上のみなさんと、山を歩きました。
7月は2匹、8月は雨でしたが5匹、カスミ網にかかりました。
内1種(キクガシラコウモリ)は奇跡的です。
ここからは観察会中に見られたコウモリの紹介です。
突哨山が大好きなコウモリなんでしょうね。
この山で多くみられる1種、カグヤコウモリです。
同じくらい突哨山が大好きな、ヒメホオヒゲコウモリ。
この種も、カグヤコウモリと同じくらい多く飛んでいます。
「コウモリってどうやって餌をつかまえるの?」と質問がありました。
ハウスの実験中に、奇跡的に撮れたので紹介します。
向かって右側の翼で、蛾(白く見えるのがそうです)をつかんでいる(包み込んでいる)様子です。
よく見ると、尾膜(尻尾にある翼)も包み込むようにしています。
食べる直前の一枚でした。
コテングコウモリ。
イタドリやササの葉をねぐらにすることがあります。
モモジロコウモリ。
9月ころ、水辺をよく飛び回る姿が見られます。
キクガシラコウモリ。
十数年間、突哨山で調査をしていますが捕獲できたのは5,6回しかありません。
突哨山の南にある鍾乳洞をねぐらにしています。
おもしろい顔をしていましたね。
おもしろい顔をしていましたね。
今日はどこを飛んでいるのかなぁ。
来年も、7月、8月ころに開催する予定です。是非ご参加ください。
変わって突哨山の様子です。
ずっと風景を撮っていたのですが溜め込みすぎました。
厳選していくつか紹介します。
気になったらぜひ、足を運んでみてください。
撮影したのは8月初旬、少し前の様子ですが今も変わらず素敵な森林浴ができます。
入山口周辺には案内図があります。
カタクリ広場口からの様子。
カタクリ広場口からの様子。
やっぱり森は気持ちがいいです。
ガイドマップ番号2番あたりの遊歩道の様子。
ホオノキです。突哨山ではやや少なめ。
ぼくらの観察会ではすっかりおなじみ(笑)
最初に注目する木、ヤマウルシです。
かぶれない距離から撮影。
同じくヤマウルシ。
夕日に照らされています。
夕日に照らされています。
この枯れた木が、どれだけ森に、生き物にいいことか。
ただ、そろそろ折れそうで危ないんですよね。
人には良いことないのかな?
遊歩道の安全はしっかりと確保しますので、安心してください。
ハウチワカエデです。
背が低いのが多く、日陰に生えていますが、この木は日陰でも強く生きる木です。
これはすごい偶然でした。
午後2時、撮影中にコウモリの鳴き声がしました。
まさかと思ってある木に近づいてみると、ほんとにいました。
写真下に耳がひょこっとでています。
裂けたシラカバの割れ目に、50匹ほど親子で群れていました。
まさかと思ってある木に近づいてみると、ほんとにいました。
写真下に耳がひょこっとでています。
裂けたシラカバの割れ目に、50匹ほど親子で群れていました。
なんと、突哨山で10種目になるヒナコウモリでした。
もうこの後は風景撮影どころではなく・・・夜にも調査していました。
もうこの後は風景撮影どころではなく・・・夜にも調査していました。
あさひかわコウモリ地図の改定版ださないとな・・・
最後に地図を。
最短周回コース
①突哨山駐車場に駐車。
突哨山口→※南折り返し→山頂分岐→木漏れ日分岐→突哨山口=約1,5km。
※順路はありませんので、南折り返しと山頂分岐は好きな方から回ってください。
歩くスピード、人にもよりますので、あくまでも目安ですが、周回30分~40分ほどです。
中距離周回コース。
②突哨山駐車場に駐車。
突哨山口→谷渡り分岐→稜線分岐→南折り返し→突哨山口=約2.2km
ショートカットは、稜線分岐→山頂分岐→突哨山口=約1.9km
周回1時間ほど。
③カタクリ広場に駐車。
カタクリ広場口→扇の沢分岐→北分岐→扇の沢口=2.6km。
体力があれば、北分岐→ぴぴの路(比布町側の遊歩道です)を歩くのも面白いです。
村上山公園口では比布の町並み、大雪山連峰が一望できます。
長距離コース・周回ではなく、大半が同じ道を往復します。
④カタクリ広場か、突哨山駐車に駐車。カタクリ広場がスタートの場合を紹介。
カタクリ広場口→稜線分岐→谷渡りルートを歩く→谷渡り分岐→南折り返し→カタクリ広場。
約5km。1時間以上かかります。
入山口には、「情報ボックス」がありますので、ぜひ開けてガイドマップをおとりください。
各分岐に、現在地と行き先を示す案内板がありますので、現在位置を確認することができます。
きっと迷うことなく、楽しむことができます。
突哨山に関するお問い合わせは、お気軽にもりねっとまでお尋ねください。
また今回撮った写真は、カタクリ広場口から2番周辺の様子です。
進むたび、森の景色が変わっていくので、自分好みの森の景色を探してみてはどうでしょうか。
★意外と知られていないと思う禁止事項をあげます。看板などでこうした禁止事項を掲示していないのが現状なので、知らなかったという仕方ない部分もあります・・・
来年度、看板に記載する予定です。
①ペット連れの入山。
②バイクや自転車での入山。
③採集の禁止。
ご協力よろしくお願いします。
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