2013年6月3日月曜日

突哨山―夏の植生、マダニもでてきました―

しみずです。



もりねっとは今、「江丹別の森の道づくり」、「森へ行こうブックレットの製作」、「幼稚園、小学校の森遊び・森林学習の支援」などで活動しています。
他にも薪クラブ、森の活用相談なども随時活動中です。


突哨山は春のカタクリたちに変わり、スミレやエンレイソウ、ニリンソウなどが咲いています。クルマバソウも、白い花をつけ始めています。
谷渡りルートのバイケイソウもぐんぐんと伸びてきました!


★そして、マダニも出てきました。落ち葉の上に座ったりすると、体につくかもしれません。ササ藪を漕いでわたると、かなりの確率でくっついてきます。二酸化炭素や熱に反応するようです。


最近、本州の方では、マダニに噛まれて死亡したというニュースがありますね。何やら、昔から日本に存在していたウィルスらしいです(8年前に死亡した人の血液から同じウィルスが確認されたとか―NHK参考)。
詳しいことはわかりませんが、日本にマダニは44種いるようです(人のブログからの参照です)。
その中でもウィルスをもつ種ともたない種がいるようで、突哨山でよくくっ付いてくるマダニ(黒と赤のツートーンカラーです。腹が赤い。)はどうなのかわかりません。

サイズを測定したことがないので、アバウトですが、「頭からお尻までの長さが5mm、薄さは1mm」程度です。


あんなニュースが流れると森に行くのが怖くなりますよね。
テレビでも「ダニに刺されないように気をつけましょう。」しか言わないので、
具体的にどうしたらいいのかわからずじまい。

★絶対に刺されない方法は無いので、「できるだけ刺されないようにする方法」を紹介します。ちょっと大げさに紹介してます。


①長袖、長ズボン、長靴下(くるぶしを出さない)服装で、なおかつ手首、首筋、お腹、背中など「肌」がでないようにすること(隙間をつくらない)
※夏の森でこの服装は暑いので水分を忘れずに。

②ササ藪に入らない、直接地べた(枯れ葉の上など)に座らない。「ダニはササ葉にいて動物が通った時にくっ付いて行く」と聞きます。先日は、枯れ葉をめくった時に発見しました。気づいたら靴の上に2匹、ダニがあるいてました。

③下山したらまず服をほろう!複数、人がいるならお互いに背中など手の届かないところをほろいあいましょう。1人の場合は、周りに人がいないなら服を脱いでほろってもいいと思います。

④家に着いたらシャワー(お風呂)に入る。ダニに刺されるのは数時間後だったりします(柔らかい部位を探して歩き回るようですね)。なので、シャワーを浴びた時に発見、洗い流すことができると思います。刺された後でも、体を洗っているときに早期発見できます。

ちなみに聞いた話ですが、子どもは大人よりすぐ刺されるようです。肌が柔らかいからでしょうね。


★刺された場合、心配なら病院(皮膚科)に行くことをおすすめします。


しかし、僕は今まで幾度とマダニに刺されてきましたが、病院に行ったことはありません。
一度ライターであぶってダニを殺してから、毛抜きを使って口元から引っこ抜いてます(正しいとり方じゃないかもしれません、参考にしないでくださいね)。そのあとしばらくかゆくなったり、腫れたりしてますが、その後なんともありません。

それと、僕個人の感想ですが、虫よけスプレーは効果はないと思います。


・・・林業の人たちは、マダニに刺された後は、どんな風に取っているのでしょうね。聞いてみたいです。


ダニの話で終わると後味悪いので、突哨山の様子でも。


三角点分岐周辺のニリンソウ群落。
ニリンソウは、探さなくてもいたるところに咲いています。

オオバナノエンレイソウ

谷渡りルートの様子。
バイケイソウが伸びてきました。まだまだ伸びます。
歩きにくい所は、草を刈っています。


おまけ。事務所にいた、黄金のアマガエル!
まぶしぃ!



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