今年の突哨山は5月に熊の目撃情報があってから閉鎖されていましたが、継続的な調査によって12月16日に閉鎖を解除することができました。
この日は毎年恒例の間伐体験を予定しており、無事に実施することができました。
このイベントは一般の市民の方に人工林での間伐体験を通し、その意味や考え方を学んでいただきながら、間伐材の梢(こずえ)をクリスマスツリーとして利用していただくという趣旨で実施しています。
今年も午前と午後に実施し合計22名の方に参加いただきました。
当日はやや曇っていましたが気温もそれほど低くなく過ごしやすい天候でした。カタクリ広場に集合しソリに乗せた道具をみんなで引っ張りながらトドマツの人工林がある場所まで約20分ほどの道のりを歩きます。途中、場所によって異なる森の様子を観察しながら歩きました。
間伐が必要なトドマツ人工林に到着し、間伐の考え方や選木方法の説明を受けます。そしてそれぞれ実際に伐る木を選んでいきます。
伐る木が決まったら、倒す方向を決めます。周囲の木に掛からないように慎重に方向を見極めます。そして倒す方向に向かって直角になるように受け口を作っていきます。ノコギリで慎重に切り進め、方向が違っていたら修正します。受け口が正確にできたら後ろから追い口を切っていき倒します。
長期間間伐されていない混み合った森で隣の木に掛からないように倒すのはとても難しいです。掛かり木になってしまった場合はスタッフが安全に倒します。中にはイメージ通りにドドーンと倒した方もいらっしゃいました。
倒した木から必要な長さの梢をいただきます。枝をリース用に持ち帰った方もいらっしゃいました。とても形のいい立派な梢が採れました。
梢をブルーシートで包み、ズルズルと引きずりながら来た道を戻ります。帰りは下りがほとんどなので、思ったよりも楽に雪の上を滑ってくれます。
後日、参加された皆さんからかわいらしいクリスマスツリーの写真をいただきました。皆さんありがとうございました!
来年もよろしくお願いします。
(中村)
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