かなり個人的なことですが、ここで紹介します。
以下は「人と野生生物の関わりを考える会」、旭山動物園などで活動しているアズマヒキガエルの駆除活動について紹介します。
突然ですが、このカエルはごぞんじですか?
手のひらを超えるほど大きく成長するカエル・・・アズマヒキガエルです。
本州から神居古潭方面へ持ち込まれ、現在すごい勢いで数が増えているようです。
学生の頃、石狩川付近で発見してこのカエルを飼育していたこともありました。
まったりな動きをして、愛らしい顔をしています。すごい食欲旺盛で、ブドウ虫(釣りの餌)をあげればあげただけたいらげてしまうほどです。
さて、このカエルをめぐって、問題が起きています。
一つはその食欲の旺盛さ。口に入るものならとりあえず何でも食べてみます。飼育していた時は、ミミズやトンボ、大きめのアマガエルなども食べました。いろいろ試してみると、クスサンの幼虫↓は何度やっても吐き出してましたが。
ということで、本来そこにいた生き物を食べてしまう、ということです。
もう一つは、北海道では天敵がきわめて少ないこと。放っておいても、数が減少する傾向にありません。
目の後ろにぷくっとした袋がありますが、鳥やキツネなどに襲われた時はそこから白色の毒を噴出します。この毒をくらった動物は、相当苦しむようです。
アオダイショウも、大きくなったこの種は食べないようです。
※但し、車にひかれ死亡した個体などは数日で毒が消え去り捕食されているようです。
そして、卵の数は多いもので1000個も産むようです。
ということで、このカエルが増え続け、本来そこに住んでいた生き物たちの脅威になっているということが問題にあがっています。
先日、初めて捕獲に参加しましたが、3時間で346匹。うち半数近くが路上でとれました。
が、しかし、本来は人間の手によって起こってしまったことです。
このカエルは悪者といえるでしょうか。
悪者ではないとしても・・・元々そこに棲んでいる他のカエルや、生き物達の立場はどうなるでしょうか。
結局今の僕は、駆除という形で活動していますが、その一言では終わらせたくありません。
実際に駆除してみて改めて強く感じたことですが、このカエルも1匹、1匹に命があります。その命に正直に向き合えました。いろんな感情が生まれました。
セイヨウオオマルハナバチも、ウチダザリガニも、そしてこのカエルも、みんな生きている。
でも、エゾオオマルハナバチも、ニホンザリガニも、アマガエルもみんな生きてる。
駆除するのは当たり前・・・とは思っていても。
実際に体験してみて、初めて向き合えると思います。
かわいそう・・・とも思うし、仕方ない・・・とも思う。でも誰がかわいそうで、どうして仕方ないのだろう。
今は「在来種を守るため」・・・という納得したようでしていないような、もやっとしたなかで活動しています。
この活動を通して、僕の答えを探していきたいと思っています。
そこで、一度、活動に参加してみたい方がいましたら、ぼくのほうまで連絡をください。
syogo-s(At)hotmail.co.jp
活動日をお伝えします。
活動日は変則的で、当日の夕方4時ごろにならないとわかりません。とても参加がしにくくなっています。
時間は夜7時30分から10時30分ごろまで。
集合場所は神居古潭の駐車場です。
また活動する際は、旭山動物園の職員の方の指導の下で行います。
まずは興味がある方は連絡をください。「今日行います」と連絡をしますので。
参加は自由です。参加費は一切かかりません。ただ保険もかかっていませんのでご注意を。
※時間が夜遅くになってしまうのですが、子どもの参加も可能です。
【現在 確定している日にちは5月24日、夜7時30分、神居古潭駐車場に集合です】
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