2011年12月7日水曜日

森の道・里ネット


陣内です。
12月5日に、「森の道・里ネットプロジェクト」
の全体会議を旭川で開催しました。

ご参加いただいたみなさんは、
旭川市農政部農林整備課、旭川市森林組合、
旭川市工芸センター、森のエネルギー研究所、
林業試験場のみなさん、教育大岩見沢校の前田先生、
もりねっとスタッフ、オブザーバーで旭川市環境部、
総合振興局森林室や林務課、森林管理局旭川事務所、
HITなどのみなさんでした。

お忙しいところありがとうございました。

このプロジェクトは、森に人が入るための「森の道」を基礎に、
森の手入れを山主さんが自分でするための「自伐支援」や
出てきた木材や森のめぐみを活用する「資源循環」、
山主さんに多様な森の活用を提案する「森の相談」、

これらをしっかりつないでいくプロジェクトです。



しかし悪天候のため、遠方からのみなさんが到着できず。
しかも駅から別のお客さまを送迎中のスタッフ車が接触事故に・・・!
なんということだ・・

しかし、なんとかみなさん集まりました。
もりねっとからは、ペーパン地区で開始した、
250全戸聞きとり調査の経過報告、
11月につくった「森の道」報告、
そのあと、森のエネルギー研究所の大野さんから、
オーストリア・バイオマス報告、その中でも、
薪の可能性について、とても興味深い報告が。

これについては、また少しずつ書きますね。

そして、みなさんの質問は「薪・バイオマス」に集中。
今後の発展が期待されるも、時間切れとなり、現場に移動。


お昼からは、森林組合の資材センターで、
グラップルのデモ。
まだぎこちないです。
林業試験場の方にも乗っていただきました。
なかなかうまい、、さすが機械の専門家。



その後、森エネの大野さんと、
ペーパン地区をいっしょにまわりました。
ハイライトは、「ペーパン田棒(だんぼう」。
農家7軒で設立した会社で、
各家のもみがらを持ち寄り、
圧縮成型して燃料を作っています。
「モミガライト」というジャンルの燃料、
(おがくず原料のものはオガライト)
非常に固くて、カロリーも高い。
だから、火持ちもいい。

ナラの薪の1.5倍くらいの時間持つ感じです。
寝る前、出かける前などにくべるとGood!


製法を紹介してくれた小桧山さん、
突然の訪問に対応してくださいました。


あかあかと燃える「田棒」。
ほんとにあったかいです。
課題は、もっといろんな人にペーパン田棒を
知ってもらうこと。

陣内は、自伐で出たカラマツと
ペーパン田棒のセット売りはどうかな?
と考えました・・・
カラマツは着火が早い、火持ちが悪い。
田棒は着火が遅く、火持ちがいい。
両方組み合わせたらいいのでは?

・・・・・・・・・・

その後、大野さん、もりねっとスタッフで、
今後の展開を話し合いました。

来年の企画も進行中。
乞うご期待!!


今回、幅広い分野のみなさんに集まっていただいて、
連携の可能性を感じました。
接点をつくり、議論のテーブルを用意し、
プロジェクトを推進していくことは、
わくわくする仕事です。

森の活用や自伐、バイオマス、というテーマは、
それぞれつながっていて、多様な関係者と
一緒に進めないと、うまくいかないと思います。
「つなげる人・仕組み」が必要です。

しかし陣内はミスや不備が多く、スタッフみんなに
フォローしてもらいなんとかやっています。

みんなありがとう。



1 件のコメント:

  1. コメント欄から、しみずです!

    オーストリアのグラップル操作のロングバージョンの動画ができました!
    ユーチューブにUPしています。
    http://www.youtube.com/watch?v=ebBwP_Bdyq4

    運転手は石黒さん!
    様子がわかると思います。
    一日たったら、再生回数80回近くてびっくり。
    どういう方が見ているのか、気になるところです。

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