陣内です。
12月5日に、「森の道・里ネットプロジェクト」
の全体会議を旭川で開催しました。
ご参加いただいたみなさんは、
旭川市農政部農林整備課、旭川市森林組合、
旭川市工芸センター、森のエネルギー研究所、
林業試験場のみなさん、教育大岩見沢校の前田先生、
もりねっとスタッフ、オブザーバーで旭川市環境部、
総合振興局森林室や林務課、森林管理局旭川事務所、
HITなどのみなさんでした。
お忙しいところありがとうございました。
このプロジェクトは、森に人が入るための「森の道」を基礎に、
森の手入れを山主さんが自分でするための「自伐支援」や
出てきた木材や森のめぐみを活用する「資源循環」、
山主さんに多様な森の活用を提案する「森の相談」、
これらをしっかりつないでいくプロジェクトです。
しかし悪天候のため、遠方からのみなさんが到着できず。
しかも駅から別のお客さまを送迎中のスタッフ車が接触事故に・・・!
なんということだ・・
しかし、なんとかみなさん集まりました。
もりねっとからは、ペーパン地区で開始した、
250全戸聞きとり調査の経過報告、
11月につくった「森の道」報告、
そのあと、森のエネルギー研究所の大野さんから、
オーストリア・バイオマス報告、その中でも、
薪の可能性について、とても興味深い報告が。
これについては、また少しずつ書きますね。
そして、みなさんの質問は「薪・バイオマス」に集中。
今後の発展が期待されるも、時間切れとなり、現場に移動。
お昼からは、森林組合の資材センターで、
グラップルのデモ。
まだぎこちないです。
林業試験場の方にも乗っていただきました。
なかなかうまい、、さすが機械の専門家。
その後、森エネの大野さんと、
ペーパン地区をいっしょにまわりました。
ハイライトは、「ペーパン田棒(だんぼう」。
農家7軒で設立した会社で、
各家のもみがらを持ち寄り、
圧縮成型して燃料を作っています。
「モミガライト」というジャンルの燃料、
(おがくず原料のものはオガライト)
非常に固くて、カロリーも高い。
だから、火持ちもいい。
ナラの薪の1.5倍くらいの時間持つ感じです。
寝る前、出かける前などにくべるとGood!
製法を紹介してくれた小桧山さん、
突然の訪問に対応してくださいました。
あかあかと燃える「田棒」。
ほんとにあったかいです。
課題は、もっといろんな人にペーパン田棒を
知ってもらうこと。
陣内は、自伐で出たカラマツと
ペーパン田棒のセット売りはどうかな?
と考えました・・・
カラマツは着火が早い、火持ちが悪い。
田棒は着火が遅く、火持ちがいい。
両方組み合わせたらいいのでは?
・・・・・・・・・・
その後、大野さん、もりねっとスタッフで、
今後の展開を話し合いました。
来年の企画も進行中。
乞うご期待!!
今回、幅広い分野のみなさんに集まっていただいて、
連携の可能性を感じました。
接点をつくり、議論のテーブルを用意し、
プロジェクトを推進していくことは、
わくわくする仕事です。
森の活用や自伐、バイオマス、というテーマは、
それぞれつながっていて、多様な関係者と
一緒に進めないと、うまくいかないと思います。
「つなげる人・仕組み」が必要です。
しかし陣内はミスや不備が多く、スタッフみんなに
フォローしてもらいなんとかやっています。
みんなありがとう。
コメント欄から、しみずです!
返信削除オーストリアのグラップル操作のロングバージョンの動画ができました!
ユーチューブにUPしています。
http://www.youtube.com/watch?v=ebBwP_Bdyq4
運転手は石黒さん!
様子がわかると思います。
一日たったら、再生回数80回近くてびっくり。
どういう方が見ているのか、気になるところです。