2011年2月8日火曜日

ようやく完了!?

スタッフの清水です。

なんとか昨日のブログ、消されずに済みました。
写真「は」良かったよ!との言葉を頂きました(笑)
今日は長文になりそうです。


2009年から米原の民有林で始まった「モデル間伐事業」。
作業自体は昨年に終わっていたのですが、肝心の収支計算や積算書はまだでした。
ですが、ようやく終わりそうです(来週には完成!)。

山主が少しでも「やってみるか」と納得できるような間伐を模索していました。
僕にとっては、初めての現場でもありました。チェンソーやら、ワイヤーやら、フェリングやら初めて触るものばかり。チェンソー触るの怖いわ、木は重いわ、ワイヤーが刺さるわ、腹減るわで、コウモリ調査とは比較できないほど体力使う仕事でした。

体力だけじゃなく、頭も使いました。
ただやみくもに木を伐るだけでなく、一本一本の木の状態や、周りの空間を見ながら、どちらに倒せば周りの木を傷つけずにすむか・・・などと上ばかり見てました。
答えは出せても、チェンソーの腕がないので、狙った方向へ倒れないことがほとんど。陣内さん、山本さんが必死に教えてくれるので、僕も必死になりました。なんだか必死になると逆にダメみたいです。

作業する上で伐倒技術も大事なのですが、最も大事なのが山へのアクセス方法。道です。
何をするにも道がなければ山には入れません。
この「道づくり」に関しては奥深すぎて、文章では書ききれません(笑)
水の流れがどうとか、傾斜がどうとか難しいことは抜きにして、僕が感じたのは「歩きたくなる道」を作ると、山への想いがグッと深まるということです。
外から眺める森と、内から眺める森は景色が違うことに実感しました。歩いていると「ベンチを置きたいなぁ」とか、「バーベキューもしたいなぁ」とか、自分の山かのようにいろいろ思い浮かべてました。
山主の奥さんも「ツリーハウスを建てたいねぇ!」なんて言ってました。
こういう、山の魅力を再発見させてくれるのも、道づくりの面白いところだと思います。


いろんな山で、いろんなモデルの道づくりがなされています。
北海道で――自分の山で――それぞれにあった道づくりが理想的ですが、簡単ではなさそうです。



写真は2010年9月、道がおよそ完成した時の写真です。


カラマツ林に若いミズナラがたくさん生えています。人工林だけど、多様性に恵まれてます。

今までは「木材供給の場」。これからはプラス「憩いの場」にもなってほしい。

どんな素敵な道でも、「道をつける」ことは多少なりとも山を傷つけること。
そこに棲む生き物たちはどんな思いだろうか。

2 件のコメント:

  1. 清水さん。
    遅くまで作業、お疲れ様です。
    もちろん、文章のほう「も」楽しませて頂いてます。
    山の恵みを頂いて、少しでも山へお返しできるといいですね。
    また、そこに棲む生き物たちへ、思いを馳せることも大切なことですよね。

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  2. judyさん

    文章の書くのが苦手でして下手くそなのは自分でも理解してるんです(笑)少しずつ読みやすさを重視して書いていきたいとおもいます。
    僕は小動物が好きなので、こうした林業を行う際にはいつも不安です。
    なのでやれるだけの配慮はしています!

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