2011年6月11日土曜日

実りのあった、道づくり研修会

しみずです!


●秋山記念生命科学振興財団の助成を受けた、「森と里つなぎプロジェクト」の報告です。


道づくり研修会、無事終了しました!!
田邊さん、参加者のみなさん、ありがとうございました!そしてお疲れ様でした!
奇跡的にも、この5日間の研修中は晴れが続き、野外研修日和になりました。



きっともって詳しいことは、陣内さん、石黒さんが書いてくれるんじゃないかと期待しつつも、簡単に(笑)


初日はオペレーター研修の参加者と顔合わせ。
旭川以外からも参加が多ったです。
田邊さんから今回の道づくりの方法などの説明がありましたが、とりあえず実際に作ったほうがイメージしやすいということでさっそく現場へ。



今回、田邊さんがポンヌプリで作る道の特徴は、測量はいらない、砂利や土の追加は必要ない、伐根や石は余すことなく使う(むしろあったほうが路面の強度につながるのでラッキー!)、表土を大事にする、土中や空中に道ができる(表現が難しい!)、土はユンボの前後を動かして調節する、縦断、横断勾配を土量を見ながら調節していく、水の流れはひろく、ゆるく、うすく流す、残したい木は残しても道ができる・・・などなどなどなどたくさんありました。道幅はユンボにあわせて3m。

写真は空中に道ができたところ。実は元の地面より2m以上高いところまで盛土をしています。

別アングル。こっちのほうがわかりやすいか!?



カーブをつける際にもいろんな技や、見方というのがありました。
実際に見ないと写真では表現できない。

・・・この調子で全部説明すると、ものっすごい長くなってしまうので、ここらへんで(笑)
というか、全部説明なんて出来ないよー。

とにかく感じたのが、線形(道のコースを描くこと)に関しては木を見るのはもちろんのこと、土量や傾斜も見ることが重要とわかった。
ユンボの使い方を見てみると、つめ先をよく使ったり、土を引っ張るだけじゃなく、前へ押すことも大事だったり、表土を置くときは「ふわっ」と置く丁寧さ、伐根を処理するときの無駄の無さなどが目立った。
とにかく、機械を大事に、山主を大事に、そして山も大事にした道づくりでした。



研修中は、参加者が交代でオペレーターとなり、道づくりを体験しました。
乗る人によって、掘る深さ、動作の速さ、作業中の音・・・などが全然違うもんだなぁと実感。
田邊さんの熱い指導が3日間つづきました。




座学のほうでは、牧さんがドイツ研修の様子を話てくれました。
ドイツの森、日本のトドの造林地みたいな林もあるそうですが、自然の状態で公園のように下草が少ない(背の低い植生が多い)そうです。
そこに生える木も太さ80cmで30m近くの木が普通にあるようです。

ドイツの林業機械、主にトラクターにつけるアタッチメントも多様な種類と性能がありました。
向こうは農家の方が空いた時間などに林業もやる農林家が多いようです。
・・・ちょこっと自分の山にはいって、太さ80cmの15mの全幹がでてくるなら楽しいだろうなぁ。


4日目と5日目は道づくり研修会ということで参加者も8名から30名近くに増えました。
やっぱりこの道づくりは5日間通して見ないとよくわかりません!
ぼくもうっすらと作り方がわかってきました。とくに線形に関しては、今まで以上に自身がつきました。

今度は僕たちで実践あるのみ!
ということで、一度「森の活用相談」でお伺いした美瑛のおもちゃ屋さんの森で、8月ごろになるのかな?一度道をつくってみることになりました!

線形はみんなでじっくり考えるとして、肝心のオペレーターがいない・・・!
やっぱり・・・滝上からお越しのAさんの力が必要なのでは(笑)

さぁ、僕が書くと非常にうすっぺらい内容に思えてしょうがない!
ものっすごいいい研修だったのに!
陣内さん、石黒さんフォロー頼みます(笑)


最後に記念撮影(5日目の研修会後)







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