2011年6月2日木曜日

突哨山―ハチ調査―

しみずです。


今日の午前中は、突哨山でセイヨウオオマルハナバチの調査と駆除でした。
「大雪と石狩の自然を守る会」が主催しています。
突哨山のみならず、いろんな場所で駆除活動をしています。

なんだか、突哨山で補虫網をもって歩く光景が珍しい。
でも、こんな素敵な森なんだから虫取りしたっていいよねぇ(指定管理者としてあるまじき発言だっ!?)
むかしは、「野原」がたくさんあって、虫取りも良くしたなぁ。という話を聞きながら登りました。
ぼくは虫取りっていったらアパートの前の駐車場でやってたなぁ。



セイヨウオオマルハナバチ・・・カタクリの時期によく見ることができたのですが、今年は寒い日が続いたためゴールデンウィーク中に1匹しか見ることができませんでした。

なにやら、1匹の女王がつくるコロニーは多くて100匹ほど。
つまり1匹の女王を捕獲すると、のちの100匹を捕獲したものになる!

 ハチを捕まえるには勇気が必要だと思っていたけど、このマルハナバチは結構おだやかな性格ですんなり網に入りました。捕獲したのはぼくじゃないけど。

 このおしりが白いのがセイヨウオオマルハナバチ。なにやら根室方面にいるノシャップマルハナバチ(だっけな?)とそっくりらしい。
ただ、旭川ではノシャップは確認されていないので、セイヨウと思って間違いなさそうです。

そしてこちらが在来種のエゾオオマルハナバチ。おしりが黄色いのが特徴。←写真が良くない!
なにやら北海道には11種(セイヨウ含む)のマルハナバチが確認されており、背中が赤茶色のやつもみつけました。

基本的にどの外来種の問題も、在来種とのなわばり争いや餌の取り合い、交配による雑種の誕生など、在来種に影響を与えてしまうことです。
エゾオオマルは争いを好まないようで、セイヨウにねぐらも餌もゆずってしまいがちだそうです。


今回捕獲できたセイヨウは1匹のみでした。もともと森にはあまり数はいないようです。庭をよく飛ぶとか。
長年の駆除の成果か、突哨山では年々見かける数が減っているそうです。


おまけに突哨山で見つけた植物+α。

遊歩道にびっしりと生えているマイヅルソウ。花が咲くときれいです。
これもよく見かけるクルマバソウ。花ってよくみたことなかったので新鮮。

いまでは珍しい?エゾタンポポです。周りのタンポポはほとんどがセイヨウタンポポですが、突哨山の遊歩道の一部に咲いています。昨年より、数が増えていました!どんどん増えろぉ!

そしてエゾハルゼミ。今日はすごい鳴いていました。

夏の突哨山、新緑の明るい森でセミが鳴き、じわりと汗をかきながらの森林浴。水筒と虫除けスプレーは忘れずに!
蚊やダニもあなたの入山を待っています(笑)



おまけのおまけ。
コウモリ写真家の中川さんの影響で、コウモリ撮影に気合が入っているこのごろ。しかし、あの高性能カメラや機材をそろえることができないので、キヤノンのkissX4でがんばってみることに。

バットディテクターで飛んでくる距離を想定しながらシャッターを押す。
20枚撮って3枚、飛翔するコウモリがうつってました!
出羽先生と、コウモリの構図・・・ぼくしか撮れない一枚になったんじゃないかな!?
画質やピントがあってないのが残念。次だな!



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