2012年4月25日水曜日

突哨山―4月24日 カタクリ速報―

しみずです。

4月24日、谷渡りルートを除く全ルートの様子を見てきました。
今すぐ情報が欲しい人のために、最初にざっと紹介します。
地図とリンクしてご覧ください。


※遊歩道が黄色の場所で、つぼみ、葉っぱだけのカタクリが見られます。開花はしていません。
白色は、残雪により、ほとんど生えていないことを示しています。




開花が早い入山口の順番に紹介します。

1位・突哨山口


木もれびの路はゴールデンウィークに開花が間に合うと思います。ほとんど雪がとけ、フクジュソウ(数少ないが開花)、エゾエンゴサク、カタクリがつぼみの状態でどんどん生えてきました。

GW中は、木もれび分岐→南折り返し→木もれびの路の周回がベストでしょう。


24日、木もれびの路の様子


2位・カタクリ広場口
カタクリ広場口から3番あたりまでは、ぼちぼちとつぼみのカタクリが出てきました。
カタクリフォーラム(5月4日)には、このあたりは開花が間に合うと思います。

3位・扇の沢口
雪とけ水が遊歩道上を横断しており、悪路になっています。長靴以外では歩けません(防水使用のトレッキングシューズでも、びしょ濡れになります)。 ゴールデンウィーク後半に見ごろか。


4位・村上山公園口
見たことろ、駐車場(村上山公園)までつながる道路が除雪されていないので、車での進入は不可能と思われます。遊歩道上では積雪が50㎝以上ある場所もあり、ゴールデンウィーク中には開花が間に合わないと思います。今後の天気に期待。




それでは、4月24日の突哨山の様子を写真(たくさんありますよー)で紹介します。



●開花が一番早い 突哨山口から。

10番の木もれび分岐の様子。
写真左上に進むと「木もれびの路」、右に進むと南折り返し。

木もれびの路の様子。
ササが起き上がってきましたが、地面にはカタクリが次々と出てきました。

天気予報では、これから旭川はぐっと気温が上がっていく日が続くとか。
花案内人開始の4月28日には間に合う気がします。

●木もれび分岐から南折り返しまでの様子
前回(22日)に歩いた時より、大分雪がとけていました。

やっと見つけた エゾエンゴサク。
突哨山の遊歩道でいち早く開花したと思われます。

遊歩道の脇には、フクジュソウが開花しています。
最盛期とくらべるとまだまだですが、元気な姿が見られます。

●南折り返しの様子。
ここの斜面(写真右にあります)にはフクジュソウが目立ちました。





●場所は変わって9番の放牧跡地。こちらはエゾエンゴサクがびっしり咲きます。
突哨山口から登ってきたら、是非ここまで歩いてみてください。


上の写真の右側の斜面の様子。
雪とカタクリは半分ほど。

エゾエンゴサク、どんどん出ていました。
2枚上の写真の左側(9番の看板を設置しているのり面)の様子です。




●お次は8番の様子。
9番とそんなに離れていませんが、こちらは残雪が目立ちます。



根開きした場所には、カタクリが出てきています。
しかしごくわずか。




●5番の人工林の様子。
ここは毎年5月の20日ころにカタクリが開花しています。
今年はもっと遅くなりそうです。


4番の扇の沢分岐の様子。
毎年、ここでも多くのカタクリが咲くのでおすすめの場所です。

今日の気温で、どれだけとけるか・・・。




●カタクリ広場の様子。
駐車場の雪がとけました。
車で来ることができます。

速報と関係ないですが、「不法投棄は勘弁してぇえ!」と叫ばせてください。
(雪の中からパソコンがでてきました)

カタクリ広場口から登って2番~3番の様子。
雪がとけている場所は、高確率でカタクリがでています。

面白い姿のカタクリ。
5月4日のカタクリフォーラムは、10時からカタクリ広場で開催。
きっと開花は間に合います。

色は地味ですが、数は多くなってきました。
3番までがこんな感じで、4番までいくと雪景色になってしまいます。



●扇の沢ルートの様子。

雪が残りつつも、とけた水が遊歩道上を流れだしています。
長靴以外で歩くのは難しいです。

沢の水がゴォォ!と音を立てて勢いよく流れています。


カタクリは、斜面に生えていました。極めてわずかです。

扇の沢の特徴は、湿地を好む植物が多いことです。
沢のほとりで静かに座禅を組む・・・ザゼンソウです。

扇の沢口から北分岐にかけての様子。


●北分岐の様子
現在、ぴぴの路へ行くには扇の沢口から登って、北分岐を通っていくしかありません。
※村上山公園の駐車場の雪がとけたら、直接入ることができます。


●北分岐からC番へと続く道。
トウヒがずらりと並ぶ道です。
ここは、ある動物を見るには最適な場所です。

C番、突哨山で2つめの放牧跡地。


●ぴぴの路

唯一の比布町からの入山口。
カラマツ林の間を歩く遊歩道。


食痕が目立ちます。
野生のキコリさんのお仕事です(巻がらし間伐)。

突哨山口と比較すると1週間ほど雪とけが遅れています。


長靴ごとすっぽり埋まるくらいの積雪です・・・。





★ということで、ゴールデンウィーク中に開花が見られるのは、「突哨山口」が確実です。
今後の天気にもよりますので、ちょくちょく様子を見てきます!





今日はおまけはいいやって思ってました。
でもこの日、すごいの撮れちゃったんです。
おまけをやるしかない!

おまけが本編!



★おまけ★

突哨山の肉食獣。

北分岐のトウヒ林を歩いていると、「フシュゥゥゥ!フシュゥゥゥゥ!」と荒い鼻息のような音が聞こえてきました。


野犬かと思いあたりを見回すと、
トウヒの枝が揺れたんです。

「な、なんかいるー!」





そうです。ライオンの赤ちゃんです。




あ、違った!

エゾクロテンだー!
野生のエゾクロテン・・・今更ながら初遭遇しました。
威嚇しまくってましたが、こっちは興奮しすぎてしばらく撮影してました。


このトウヒ林では、しばらくフシュフシュ音(威嚇音)とパシャパシャ音(シャッター音)が鳴りやまなかったです。

僕が相当しつこかったせいか、テンがその場から逃げました(ごめんよ!)。
逃げた先で 1枚とってさよならしました。




フシュフシュ音が聞きたい方は動画をとりましたのでご覧ください。(ユーチューブです)
ガガガガガっという雑音はレフの望遠レンズで撮影したために、ピントを合わせるときの音が入ってしまいました。





それではまた。


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