森の中から空を眺めることが多くなりました(正確には樹冠を見ているのですよ)。
眺めては「う~ん・・・」と悩んでます。
というのも、いま、突哨山(旭川側)では人工林の管理について少しずつ動き出しています。
「この林をどう手入れしていこうかなぁ」と考えているところです。
ここでの人工林の最終目標は「針広混交林(しんこうこんこうりん)」にしていくことです。森の多様性(いろんな木や植物があったり、生き物がいること)を高めることや、昔のような大木があちこちにあるような森づくりを目指しています。
その事前調査です。
――何百年後に結果が出た時、突哨山を楽しむ人や、そこで生きる野生生物たちがどんな顔でこの森を見ているのか、調査をしていてとても気になるところです。
人が森に手を入れることには、いろいろと考えさせられます(伐ることが必要なのもわかっているけど、やっぱり素直にっ・・・モヤモヤ、モヤモヤ・・・)。
ここからちょっと樹冠紹介。
みなさんならどんな森の手入れを考えますか。
<樹冠だけじゃわからんわーい!
どんな木が生えているかな。
どんな生き物の声が聞こえるかな。
木は元気かな。
ここは見守るだけにしようかな。
最初は、直感で。そして冷静に考えます。
昔は、ほんとに多くの人たちが突哨山に土地をもっていて、人それぞれの森づくりがあったんですね。森の様子がそれぞれ違います。
ということは手入れもそれぞれ・・・。
ほとんどが植えられてから手入れがされずに今にいたる林ですが、場所によっては自然に、自然の状態へと戻りつつありました。
いまの事前調査が終わったら、今度はじっくり協議会のみなさんと手入れを考えていきます。
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動物が好きな方、次は森のことを好きになってみませんか。
生き物を今まで以上に大切に思えるようになりますよ。
(望遠レンズを持っていった時に、ようやく出会えたエゾリスちゃん。遠距離からロックオン♪)
こどもたちが元気いっぱいに森で遊ぶ(学ぶ)姿を見ていると、いつまでも身近な自然はあり続けてほしいなと感じます。
(近二小の総合学習の様子。かんじき履いて、森の中で枯れた木探して薪ひろい&焚き火、
ポップコーンを焼いて食べました)
どこかで絶対、人とつながっている森。
こうやって森の中を歩いて考えられる時間と、きっかけがあるのが突哨山。
一人で歩くのは不安な方へ。
2012年5月4日(祝・金)10時から、「カタクリ広場」でカタクリフォーラムが開催されますよ。
毎年恒例のカタクリを楽しむお祭りです。
カタクリと突哨山を愛する人たち(カタクリ楽団や突哨山と身近な自然を考える会)が主催しているイベントです。
参加費500円で、当日の申し込みは不要です。
詳しくはカタクリ楽団の堀川さんまで。
堀川さんの連絡先はもりねっとまで問い合わせください(ブログには載せませんので)。
という自然な形で告知ができたのも、森のおかげ(笑)
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