2012年3月27日火曜日

突哨山―花案内人募集中です― おまけ、「開花したカタクリを見るには」

しみずです。



 しばらく、私生活が慌しく更新がおろそかになってしまいました。すいません。


 ★現在、突哨山に関係している募集項目は、「運営協議会の委員」と「花案内人」の募集です。
 もうしばらくしてから、正式に「突哨山の植生調査」についても案内いたします。




 花案内人について、もう少し詳しく紹介します。
詳細はチラシをご覧ください。http://www.morinet-h.org/moyoosi/index.html#20120406
また、紹介している写真は昨年の様子です。まだカタクリはつぼみすら出ていませんのでご注意を。まだ、突哨山にはたくさんの雪が積もっています。


花案内人とは、突哨山が好き、自然が好きな方ならどなたでもなれる、言わば「ガイド」です。
 ・・・ガイドなんですがっ!・・・


 ゴールデンウィークは突哨山に一番人が訪れる時期。
道内、道外から初めて来る方もたくさんいらっしゃいます。

突哨山口周辺を歩いている方を対象に、一緒に歩いて楽しみを共有する・・・というのが目的です。


 「来訪者と一緒に歩く案内人」と捉えてください。
「ガイドかぁ」と、難しく考えないで大丈夫です!

 特に初めて来る方は、時間はどれくらいかかるのか、どういうルートで歩けばいいのか、いろいろ心配です。
そういった方と、一緒にお話しながら、カタクリや自然を楽しみます。



それでも、「わからないことを聞かれたらどうしよう!?」という不安がありますよね。

・・・自然は不思議で満ち溢れています。
わからないときは、無理に答えようとせずに、不思議を共有しましょう。
突哨山からの宿題です(笑)









さて、誰でもなれるのですが、やっぱり案内人になる以上、ちょっとは「何か」を知っておく必要があります。
「何か」は、人それぞれ好きなことで構いません。というのも・・・


「勉強会」と「現地実習」を事前に開催します!なんと無料です(笑)
ここで自分が一番興味深かったことを覚えたり、深めたりして自分なりの「話のネタになる何か」を考えてみてください。

写真は前回の様子。




勉強会は2時間ということもあって、急ピッチなんですが、内容がとっても濃いです(笑)
「突哨山検定」なるものがあったら、2級はとれちゃいそうな勉強会です。


現在予定している内容を簡単に紹介します。

●地元農家で、突哨山との関わりが非常に深い黒川さんから、「突哨山の歴史」。
●旭川大学名誉教授、出羽さんから「突哨山の自然、動物」。
●もりねっとの理事、山本さんから「春植物の生存戦略と、森の生長」。
●旭川帰化植物研究会の塩田さんから「カタクリの生態、観察時のワンポイントアドバイス」。
●最後に、「突哨山の運営」や、「ガイドの心得―教えるより、一緒に楽しむ―」などをもりねっとから。

これらの資料も配布致しますので、花案内開催まで、自宅で勉強することもできます。

※「勉強会だけ参加したい」という方は、受けていただいた以上、できれば花案内人として1日でも活躍していただきたいです。



「こんな難しそうなこと覚えられない!」という方。
花案内人は人それぞれの案内がウリです。こうした歴史、自然のことをお話するより、

「今ここが見どころですよ!」という場所を紹介するだけでも立派な案内です。
それに、案内人は複数名いるようにしますので、得意な人にまかせるのも手です。






●こうした活動は、突哨山らしいですよね。
学生さんも興味がありましたら、是非やってみませんか!
前回は、大学生、主婦、地元農家、元ディーラー、プロガイド、生物調査の方、自然観察指導員の方などなど、多彩な方々で実施することができました。


お父さんもここでちょっと勉強して、お子さんと一緒に突哨山を歩いてみるのはどうですか。
「パパと一緒に森を歩くと楽しいなぁ~!」なんて言われるかも(笑)

逆に、お子さんが花案内人になってもとっても良いと思います!


まだ10名ほど募集しておりますので、申し込みの際は「もりねっと」まで宜しくお願い致します。


そして、今年も突哨山にカタクリを楽しみに来る方へ、「突哨山口」から登ったところに花案内人はいますので、お気軽に声をかけてください。
・・・いや、こちらから積極的に声をかけますので、必要とされない方は、遠慮なく伝えてください(笑)

ちなみにカタクリ広場側には、案内人はいません。





おまけ


今日も旭川では雪が降り、突哨山の遊歩道では積雪1mほどとなっています。
昨年みたく、4月に入りぐっと暖かくなることを期待していますが・・・。

今年の開花速報は4月9日より実施します。いち早く、突哨山の開花状況を調査していきますので、ホームページでご確認ください。(まだ早いかなぁ~)



唐突ですが、カタクリはやっぱり開花してるところを見たいものです。

昨年花案内人をやってみてわかったのですが、「天気が曇りや雨だと開花しない」ことがわりました。

――いやぁ、当たり前ですね。


いや、そういうことを伝えたいのではなく、

●午前が曇り(雨)でも、午後から晴れて15度前後までもりかえすようでしたら、午後から来たほうが開花しているカタクリを見られます。

もちろんその逆もいえます(朝、気温がまだ上がらない時はNGです)。晴れてくると、ゆっくりですが一斉に花びらが反り返っていきます。



曇りだと、花びらが垂れ下がって、げんなりした様子です。



それでも、日差しがでて、少し温まってくると徐々に開花していきます。どれくらいで開花するのか、時間は測っていませんが、天気には敏感なんですねぇ。




もし曇っていたら、麓のドライブイン路傍さんでラーメンを食べて・・・晴れるのを待ってから登ってみると元気な姿を見られるかもしれませんよ!



ちょっとマニアックな楽しみ方としては、
晴れている日限定、木もれび分岐付近から見る、夕日に照らされたカタクリ群落は心にしみる景色です。
ほとんどこの時間帯は人がいないので、のんびりと撮影もできちゃいます。(5時くらいかなぁ。


ということで、まだ早いけど、カタクリの情報でした。

それでは~!






2012年3月6日火曜日

もりねっとフォーラム2012~森のエネルギーを考える~

石黒です。

2月24・25日の二日間にわたって、もりねっとフォーラム2012~森のエネルギーを考える~を開催しました。
24日は建築設計や施工の専門家向けの「木質バイオマス導入講座」、25日は、一般市民向けに「薪ストーブのある暮らし」と題して実施しました。

ウエブやチラシで広報はしていましたが、申し込み不要のイベントだったので、当日始まるまでどのぐらいの来場があるのか、まったく見当がつきませんでした。
それでも二日間で延べ60名の方々に来場していただきました。
本当にありがとうございます。


ゲスト講師は東京から森のエネルギー研究所の大野航輔さん。
そもそもこのフォーラムは、大野さんが去年来道したときに、打合せで持ち上がった話が現実となったものです。
木質バイオマスボイラーを中心に海外(オーストリア)の事例などを織り交ぜて熱く語っていただきました。


もう一人のゲストは煙筒の横山代表、横山愛慈さん。
横山さんは旭川で薪ストーブ設置の計画や施工、煙突のメンテナンス、薪の販売などをしています。
「薪ストーブは煙突が命」、自らを筒師と名乗る横山さんはそう語ります。



そしてもりねっとからは陣内と山本です。



展示物の提供は
煙筒の横山さん
北海道立総合研究機構林産試験場さん(http://www.fpri.hro.or.jp/
アイ・セックさん(http://www.i-secnet.co.jp/
米飯興業(ペーパン田棒)さん
クリーンシステムさんに協力いただきました。

なかでも重たい薪ストーブの現物を持ってきた横山さんの注目は高く、休憩時間にはストーブのまわりに人だかりができていました。


やっぱり現物があるとインパクトがあります。
実際に薪を焚いたらもっと面白かったと思いますが、会場の関係でさすがにそれは難しかったです。


もりねっとからは活動紹介と間伐材の枝でつくった森のペンを並べました。
森のペンは1本につき100円以上のカンパをいただきました。
いただいたカンパは大事に森の手入れのために活用したいと思います。



来場者におこなったアンケートの結果をみると、今回の参加者はすでに薪ストーブを使っている人が多く、メンテナンスや薪の供給に関心があるようでした。とくに薪の入手にはみなさん苦労されているようです。
もりねっと理事のGマスこと佐藤さんも今年は薪が足りなくて、来年用のストックから乾燥している物をだしているようです。http://ameblo.jp/midorinomori-garden/entry-11178505348.html

もりねっとも今年は薪に関することを実施していく予定です。
今年はまだまだ形になるかどうかはわかりませんが、薪ストーブユーザーへの原木供給や、林地残材の搬出システムの構築などを考えています。

そして、次は薪ストーブを導入したいと思っている人達を対象に、イベントができたらいいなと思っています。