2014年1月6日月曜日

2014

陣内です。
あけましておめでとうございます。

今年は雪が少なく気温もあまり下がらず、拍子抜け・・・
水不足や夏の天候不順がなければいいなと思います。

昨年は複数の自治体の森林の調査や管理計画、
バイオマス関係の調査事業などがあり、
1~2月は報告書のまとめがたくさんあります。

イベントは森あそびや間伐体験がいくつかと、
トランクキットや、フィールドガイドの編集は、
けっこうな作業ボリュームがあります。

旭川市内でちょっと森あそびをしたい、
というとき、便利なツールになると思います。
・・・実は、僕自身も楽しみにしています。

山主塾も7回の予定のうち4回を終え、
山主さん、山主候補さんたちも
少しずつチェンソーンに慣れ、
ほとんどのメンバーがマイチェンソーを装備して、
楽しく交流しながら実習しています。

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今年も、薪ストーブや薪ボイラーの普及、
山主さんたちが山に入るきっかけづくり、
手入れしたくなる仕組みづくり、森に入れる道づくり、
子どもたちが森に入るきっかけづくりとツール開発を
やっていきます。

「森を活かし、人をつなぐ」ために、何が必要?
できることは小さいかもしれないけど、
多くの方に見ていただけるモデルをつくって、
それによって森とのつながりを豊かにしていきたい。

2006年にもりねっとを立ち上げたときは、
どこから手をつけていいか分からず全くの手探り。
仕事も、スタッフもなく、ゼロからの出発でしたが、
「森を活かす」方法、「人をつなぐ」方法やネットワークが、
だいぶできてきたり、見えてきたりしています。

あちこちの山には「森の道」がつきはじめ、
手入れをはじめた山主さんもいます。
幼稚園や小学校に、森あそびや森の学習が定着しはじめています。
ご心配や、ご支援いただいた方々、
がんばってくれるスタッフのおかげです。

だんだん、いろいろな役所や企業などとの協働や支援が
増えてきて、もりねっとが認められてきたと感じます。
それと同時に、もりねっと内部の力をつけていく必要も
感じています。(特に自分・・・)

でも、まだまだ、森と人との関係が変わってきた、
という状況ではありません。多くの人達が森に関心をよせ、
実際に森に入り、関わり、森や木のことを分かった上で、
木材や山菜のめぐみをとり、大事にし、森であそび、
ほんとうの意味で、生活の中に森がある状態。

そんな関係があるべきです。
これだけ森林がたくさんあり、森林の恩恵をうけ、
過去には伐りすぎた歴史もあり、いまやっと回復してきた森林。
これから、森と人との関係も、森そのものも、もっともっと
豊かに育てていかなくてはなりません。

行政や森林組合の人たちももちろんがんばっていますが、
そこにはどうしても役所の縦割りがあり、
サービスの「すきま」ができてしまいます。

NPOらしく、「こんなことが必要なんじゃない?」と思うことを
まず形にしてみる、そんな風にやっていけたらと思います。

今年も、もりねっとをどうぞよろしくお願いします。