2016年6月24日金曜日

突哨山、来月から間伐予定

しみずです。

デスクと現場と交互の日々で仕事が間に合わない状態です。汗

★明日と明後日は、「みどりの回廊展(主催、あさひかわ自然共生ネットワーク)」が開催されます。
10時から17時まで。サイパル(旭川市科学館)で行われます。
旭川市の自然を相手する様々な団体の活動紹介がメインで、子ども向けの体験も少しですがあります。もりねっとは、玉切りコースターづくりを行います。サクラとシラカンバとカシワを用意しましたよ。

★夜は神楽岡公園でコウモリ観察会です。雨予報なので中止かな。。。
数週間前から8時半頃になると、自宅の末広の夜空をキィキィ言いながら飛んでいます。
僕以外誰も聞こえないんだけど、絶対飛んでます。

 話は逸れますが、東京に行ったときに、店の前に若者をたむろさせないため(?)に店の前で超音波を流していた場所がありました。あれは20khz以下だな。ヤマコウモリやヒナコウモリよりやや強い超音波だったため、ガンガン聞こえてうるさかった。
しかし、あの音声ほしいなぁ、観察会で絶対つかえるし、場合によってはコウモリをおびき寄せるんじゃないかな(笑)。

 

★★さて、突哨山の人工林間伐です。来月から行いたいと思っております。
昨年度は、風倒木が大量に発生し、費用がそちらにとられたため間伐ができませんでした。
突哨山の人工林、どこも過密で単調な植生で見ててひどいです。研修で行った東京のスギ、ヒノキを見てからさらにひどく思えてきました。

ただ、植えられて40年~経っているので自然に競争に負けた樹々が枯死していたりするので、場所によっては、「あれ一回間引かれたかな」と思うほど、本数が少ないところがあったりします。そんなところは、意外に広葉樹たちの幼樹がわんさか生えていたりして、自然の推移が垣間見えます。


今回は、ガイドマップ8番と9番の間にあるトドマツ、カラマツ、トウヒを行います。
写真はヨーロッパトウヒの様子。
特に風倒による倒木や先折れで本数が減少しています。

樹冠の様子
過密だけど、トドマツに比べると淘汰された分に隙間ができて、作業がしやすいと思います。


入山規制は行わず、「間伐作業中」の告知を現場付近に出して作業しています。
この場所を歩く際には、こちらも十分気を付けていますが、歩かれる方も一応気を付けて歩いてくださいね。
遊歩道に近い部分は、安全のため早めに伐倒だけしちゃう予定です。

2016年6月14日火曜日

戻ってきました。 おまけ―突哨山のカタクリたち―

しみずです。

東京、千葉、相模湖に行ってきました。
やま・もり再生ネットのみなさま、そして研修を受け入れてくださいました「豊富どんぐりの森」の皆さま、「緑のダム北相模」の皆さま、貴重なお話、そして体験をさせていただきまして、本当にありがとうございます。
自分自身、東京の木をじっくり見ながら歩いたのは初めてで、都市の街路樹、スギ、ヒノキ林、公園の樹木・・・樹齢50、60年でここまで大きくなる樹木たちに触れることができて感動しました。
そしてなにより、都会での里山活動の重要性にも気付くことができました。


道外にほとんどでたことがない「田舎っぺ」でした。もっと日本の、世界の森林、そこで活動する人たちと出会ってみたくなりました。
また、ゆっくりまとめてからこれらの報告はしたいと思います。
とりあえず、今回は田舎っぺがびっくりした所の写真だけ乗せて終わります。

皇居内で特に印象的だった場所をパノラマ撮影
この色合い・・・景色・・・

豊富どんぐりの森さんの活動フィールド
主に広葉樹。イヌシデの50年生で太いが目立つ。
気温が高く生長が早いので現地にとっては普通らしいのですが、
突哨山のシラカンバ(70年生)たちよりも大きく、2倍近く太いものもあった。

緑のダム北相模さんの活動フィールド。
主にヒノキ、スギ林。

こちらも5,60年生のヒノキがでかいのなんの。
これは特に林縁部のヒノキですが、林内もこれに似た立派なヒノキたちでした。





★おまけ★
もりねっとのトップページに長く(1カ月以上)居座っていた「カタクリ速報」。最後の更新をします。
もう開花はとっくにおわり、速報ではないのですが、今年はカタクリの生態を最初から最後まで紹介しようと思っていました。

6月最後の更新は、子房が膨らみ、種子をつくったカタクリたちです。
どの遊歩道上でも見ることができます。
是非、現地を歩いてみて、ご覧ください。

●カタクリ速報のページはこちら⇒http://mori-net2.blogspot.jp/

2016年6月9日木曜日

東京へ

しみずです。

NPO法人22世紀やま・もり再生ネットの助成活動報告会があり、12日まで東京に行ってます。
報告会は11日のみですが、前後の日をつかって、里山での活動を行っている団体を見に行って、お話を聞いてきます。きっと旭川での今後に役に立つ研修になると思い、楽しみです。

今日はこの辺で。


★おまけ(が本編)★
休日に当麻町の「くるみなの庭」に遊びにいきました。森の空間利用を視察する目的で行きました。
気持の良い空間でした。芝の上でボール遊びや虫捕り網までおいてあり、家族で楽しんでいる人たちが多くいました。



中でも一番気になったのはこちら。
木に、森にあう色合いの織物。一目ぼれして、すぐさま当麻町に問い合わせたところ、「さをり織」というもので「かたるべの森美術館」で販売されているとのことで買ってきました。
残念ながら↓の写真のような「フラッグ(旗)」タイプはないみたいで、長方形型とコースターを購入し、さっそく森の小屋につけてきました。


フラッグタイプが欲しい・・・。

やっぱり、自分が目指す森の空間はもっとこう、森林そのものが主体でありたい。
公園じゃないけど、公園のような側面ももつ森林。
芝生と比べると安全じゃないけど、樹々や植生、音や色が魅力的な空間づくり。
森そのものを楽しむことができ、森の恵みが暮らしにつながるように。
と感じました。

※グリーンフォーラム旭川の子どもたちに、自分の森を使ってもらいました。
この子たちは、経験豊富で流石だなと感心してしまいました。
「何してもいいの!?」と目を輝かせて森をあちこち歩き回って
好きなことをやる姿がとても印象的でした。

大人も(笑)

6月19日の里山づくりイベント、
参加お待ちしています。

2016年6月3日金曜日

イベント情報

しみずです。

実は、もりねっとホームページの「コドモリweb」に、旭川で活躍される自然関係団体主催のイベント告知をするようにしました。

今後、オサラッペ・コウモリ研究所主催のコウモリ観察会(7月6日、7月30日※チラシはもう少しまって)なども、コドモリweb(http://www.morinet-h.org/codoweb/)に掲載していきますので、どうぞよろしくお願いします。

●さっそくコドモリwebに見かけぬ団体が主催の「里山づくり体験」とあります。
この主催の「かみかわ里山ネット」は、旭川の山主さんを集めてつくった山主連合の団体です。
なりゆきで僕が代表になりました。

ブログでぼやいていた『民有林開放』の試行錯誤イベントです(笑)
今後、月1くらいで、里山づくりをテーマにしたイベントを定期的に行って行きたいのですが、試行錯誤しています。「まずはやってみる」スタイルで決行したいと思います。
時間をかけて、参加者の意見も取り入れて、いい企画にしていけたらと思っています。

里山に定期的に人が集まり、楽しみ、学んでいけるように、そのために山の整備も少しずつしていかなきゃと思ってます。


●当日の内容ですが、一緒に森を歩いてみたり、落ちている枝や枯れ木、落ち葉などを整理したりして、人がゆったりできるように整備します。子どもでも出来るくらいの活動を想定しています。
チラシにもありますが、2年前はササに覆われていましたが、ごく一部分を整備して人が入れるようにしました。

ですので、写真のような小さい子でも歩けるくらいにはしています。

手入れ前の様子
(20数年放置されていたようです)

↑のササ地を刈りはらった様子

こんな感じで枝葉の整理を・・・

 作業はそこそこに、お昼ご飯(希望者は持参)はこの広場で食べませんか。
ハンモックもお貸しします(笑)

一人でも親子連れでも歓迎します。
今後、山菜取りやキノコのほだ木取り、薪割り、春の樹液取りなどなど里山ならではの「利用」を中心とした企画もやっていきたいと思います。
もちろん、この山の環境をきちんと配慮した上での活動をします。

申し込みや問い合わせは、もりねっとではなく!
清水個人への連絡をお願いします。
チラシ⇒http://www.morinet-h.org/codoweb/event/img/20160619.pdf