2022年8月1日月曜日

■突哨山の遊歩道閉鎖が続いています




 旭川の突哨山では、7月7日の遊歩道閉鎖以降、中型のヒグマが周期的に園内に現れ、利用再開のめどは立っていません。

 このクマは中型の成獣とみられ、肩の後ろから腰にかけて金毛があり、目撃者が「ツートンカラー」というような体色です。
 6月下旬から高速道路をくぐってきていましたが、7月7日にぴぴの路で丸太を転がしてアリを採食していたため、遊歩道閉鎖となりました。その後も男山公園の先端部で市道に出てきたり、比布町の山沿いの住宅裏で目撃されるなど、突哨山の南北を広い範囲で動いています。
 7月28日から29日も、山麓の住宅裏、扇の沢、国道40号近く、ぴぴの路と目撃や自動カメラ撮影が続きました。比布町では2カ所に捕獲オリを設置しています。
 今年はすでに3回ほど人に目撃されており、朝夕の明るい時間帯にも活動していて、突哨山ではこれほど人目を気にしないクマは初めてです。残念ながら「問題グマ」の域に入りつつあると感じます。近くベアドッグに出動してもらい、探索と匂い残しを試みる予定です。
 雄グマが活発に動く繁殖期は過ぎていますが、野山の食べものは少ない端境期で、農地荒らしも懸念されます。
 というわけで、再開はまだ先となりそうです。公園は閉鎖中ですが、周辺でも道路沿いのヤブや畑地に潜んでいる可能性があるので十分お気をつけ下さい。

2022年7月7日木曜日

 ■突哨山遊歩道 閉鎖です(7月7日)

突哨山遊歩道は7月7日夕方から、ヒグマが確認されたため全山閉鎖となりました。

7日早朝、比布町側の「ぴぴの路」で歩道脇に並べた丸太を転がし、アリを食べているような姿が自動カメラに撮影されました。

体サイズは基準になる者がないので判断しづらいですが、小型でも大型でもない、「中型」と言える大きさです。

この時期、朽ち木や切り株のアリの巣を壊して採食するのはよく見られる行動です。

比布側では農地の畑作物被害で出ているそうなので、突哨山以外でも、音を立てて歩く、1人で山に入らない、川筋に近づかない、などの用心をお願いします。


写真は比布町の自動カメラによる撮影(7月7日4時43分)


2022年5月26日木曜日

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