このイベントは一般の市民の方に、間伐の体験を通しその意味や効果を学んでいただきながら、間伐材の梢(こずえ)をクリスマスツリーとして持ち帰ってもらうという趣旨で実施しています。
今回の参加者は4歳から80代まで。親子三代で参加された方もいらっしゃいました。カタクリ広場入り口から間伐の現場まで1キロ弱の雪道を歩きます。小さい子はソリに乗せたりおんぶしたり。この日は比較的暖かく、天気も穏やかでした。
20分ほどで間伐が必要なトドマツの人工林に到着。間伐の説明を聞き、それぞれ伐る木を選びます。選木という作業です。
選木はまず将来を託す木を選び、その木が成長するのに障害となりそうな周囲の木を伐倒木として選びます。そうすることで残された木は十分に光を浴び、成長するスペースを獲得することができます。
伐る木が決まったら、のこぎりで切っていきます。この時大事なのは倒す方向です。周囲の木にかからないように慎重に倒す方向を見定め、受け口の位置を決めます。そして追い口を切っていきます。地味ですが結構大変です。
なんと、倒した木の梢から立派な鳥の巣が出てきました。何の鳥の巣なんでしょうか?もう使われてなければいいんですが。でも、なかなかお目にかかれない貴重な体験です。
倒した木から梢をいただき、最後はブルーシートで包んで、みんなで引っ張って下山します。ここが一番大変な作業です。みんなで協力しながら引っ張ります。
後日、参加された方々からご自宅やお店に飾った写真をいただきました。
森さんご一家からは可愛く飾られたツリーの写真をいただきました。娘さんは冬休みの自由研究として間伐体験のことを書いてくれたようです。間伐の意味や木の伐り方など、きちんと書かれていてびっくりです!森さんありがとうございました。
前田さんありがとうございました。
たまにこういったフィードバックをいただくと、本当に励みになります。今年もやってよかったなあ。来年もできるだけ多くの方に体験していただきたいです。
(中村)