2020年11月5日木曜日

第6回森薪塾やりました!


 11月3日 この日の天気予報は雨または雪でした。

天気が悪くなったら早めに切り上げることも考えていましたが、朝から青空が広がり、思いのほか気持ちの良い一日になりました。

 


 今日のテーマは完成したテラスの周りを居心地よくしようというものです。

このテラスの場所は立派なエゾヤマザクラのそばで春にはお花見をしようということで決めました。

そこでこのエゾヤマザクラがより元気に育つように周りの木を伐ることにしました。

桜の木は明るい場所でなければ健全に大きくなりにくく、森の中で周りをたくさんの木に囲まれている環境では長生きできないようです。

 将来を託す木を選び、その木の成長を阻害する周囲の木を伐るという、まさに天然林の択伐施業ですね。


 


 今回伐り倒したのはドロノキです。

ドロノキは成長が早く、おそらくエゾヤマザクラよりも後に生えてきたもので、今では同じぐらいの高さになっています。

周囲の木にかからないように慎重に倒す方向を決め、受け口、追い口を正確に作って倒します。

倒してから樹高を測ったら約20mありました。

 

 


 一方、こちらは今回初めて参加された方。

チェンソーは初心者で薪割りがしたい、ということで、まずは玉切りから。

まっすぐ切るだけの単純な作業に見えますが、寝ている木には思わぬ方向から力がかかっていたりして、チェンソーが挟まれることもあります。

また地面を切ってしまうとチェンソーの刃が研磨され、すぐに切れなくなってしまうので、いろいろなことに注意しながら作業を進めます。

 



 玉切りにした木で薪割り。

すぐに慣れて気持ちよく割れるようになりました。

横で息子さんが応援しています。

 

 


 お昼は恒例の焚き火でいろんなものを焼いて食べました。

焚き火には最高の季節ですね

雨が降らなくて本当によかったです。

 

 

 

 午後からは倒したドロノキを使ってテーブルとベンチを作りました。

まずはテーブルの天板にするために程よい太さの木を選びチェンソーで半分に割っていきます。

一度に切らないで何回かに分けるのがまっすぐ切るコツかもしれないですね。

 

 


 こちらでは以前倒した桜の木を使ってベンチを作っています。

チェンソーで大まかな形に切り出してから電動のプレーナーで表面をきれいにしていきます。

 


 

 テーブルの部品が出来上がり組み立てています。

チェンソー一本で切り出した部品なので何ともワイルドですね。

 

 

 

 かわいいベンチが出来上がりました。

桜の削り出しのベンチだなんて贅沢ですね。

 

 


 製作者二人で試し座り。

良い出来栄えに満足げな表情です。

 

 

 

 テーブルの方も完成しました。

天板を平らにするのは難しかったようですが、上手くそろっています。

 

 

 

 並べてみるととっても良い雰囲気ですね。

 


今回は天気予報が悪かったせいか、いつもよりも少ない参加者でしたが、その分みなさんいろいろなことを体験できたのではないでしょうか。

天気にも恵まれ、みんなで力を合わせてとっても素敵なテーブルとイスもできました。

 

次回は来年1月17日(日)の予定です。

次は何をしましょうか。

広場にもう少しベンチやイスが欲しいですね。

天気が良ければツリーイングもしたいです。

桜の周りはもう少し伐っても良いような気がしますが、それはみんなで相談しながら決めましょう。

 

参加希望の方はこちらまでご連絡ください。

メール nakamura@morinet-h.org

電 話 0166−60−2420 

担当 中村

 

(中村)