9月6日(日)、今年4回目の森薪塾を実施しました。
9月に入り、ようやく涼しくなってくることを期待していましたが、この日の最高気温は29度。
日差しはそうでもありませんでしたが、とても蒸し暑い一日でした。
この日の参加者は11名。
初めて参加される方もいらっしゃいましたが、皆さん汗をかきながら一生懸命作業してくれました。
今回は初めに広場の周りの枯れ木を倒しました。
万が一、倒れて人に当たったり物を壊したりしないよう、危険を及ぼす可能性があるものはできるだけ排除します。
でももし、この枯れ木が危なくない場所にあったら、倒さないという選択肢もあります。
枯れ木には虫が入り、その虫を食べに鳥などがやってきます。
小動物の棲家として利用されることもあります。
またキノコなど様々な菌類の繁殖にも役立ちます。
枯れ木は森の多様な生態系を維持する重要な役割があります。
今回のメインの作業は製材したカラマツにカンナをかけて、テラスに乗せることです。
前回みんなで伐り出したカラマツを事前に製材所で板に挽いてもらいました。
挽いてもらったカラマツの長さは、一番長いもので4.5m。
カラマツはよくねじれると言われていて、4m以上の長さだとかなりねじれたり、曲がったりするだろうと予想していましたが、ほとんどねじれも曲がりもありませんでした。
同じカラマツでも生育環境や樹齢で個体差があるのかもしれません。
こういう作業は初めてだという初参加の佐藤さんは、職人さんのような手さばきでカンナがけを手伝っていただきました。
カンナがけをしたあとは防腐塗料を塗っていきます。
この作業は地味に腰がつらいですね。
作業台があれば楽なのかもしれません。
次回は作業台を作りましょうか。
一方、こちらでは薪材の伐り出し作業をしました。
白樺を倒し、二又のところで切り離そうとしましたがチェンソーが挟まってしまいました。
倒れた木は枝の重さなどで複雑に力が加わっています。
もう一台のチェンソーを使って無事脱出できました。
伐倒し枝払いをした木を引き出します。
今回はPCウインチ(エンジン式ポータブルウインチ)を使いました。
人力だけで引き出すのはかなり難しいですが、機械の力を借りると楽に動かすことができます。
木材を搬出する機械の中では最も低いコストで導入できるものです。
作業の合間にツリーイングにも挑戦しました。
15mほどの高さまで登ります。上からの眺めは気持ち良さそうですが、この日は暑くて汗だくになりました。
今回はターザンロープにも挑戦してみました。
ロープの高さや張りぐあいの調整が難しく、何度も試しながらちょうどいい位置を探しますが、ぶら下がる人の体重によってかなり差が出ます。
重い人がやると地面にお尻が当たってしまいます。
もう少し工夫が必要ですね。
今回もお昼は焚き火をしました。
今回挑戦したのはローストチキンサンド!
鶏肉を焚き火であぶってパンに挟むだけです。
それにしてもこの猛暑の中での焚き火は最高です!
暑さで疲れたら木陰にハンモックを張ってお昼寝…していましたが、だんだん日が差し込んできてやっぱり暑かったようです。
みなさんの努力の甲斐があって、3分の1ぐらいまで床板が張れました。
床板が乗って足場が安定すると急に居心地が良くなります。完成が待ち遠しいですね。
今回の感想では、暑くてバテましたという方が多かったです。
みなさん暑い中本当にお疲れ様でした。
次回は10月4日(日)を予定しています。
午前中は近くの山を散策しながら森のお話をします。
午後はテラス作りや薪割りの作業をする予定です。
次回はいよいよ完成するでしょうか。
もう少し涼しくなって気持ちの良い時間を過ごせたらいいですね。
作業は急がず、森での時間を楽しみたいです。
参加を希望される方は下記メールまたは電話でご連絡ください。
小学校高学年以上から参加できます。途中からの参加も大歓迎です。
お問い合わせ・お申し込み
電 話 0166―60―2420
担 当 中村
(中村)