2011年4月29日金曜日

突哨山―花案内人はじまりました―

清水です。


カタクリ、元気いっぱいです!
突哨山口から登って木もれびの路、南折り返し付近は満開です!!
ゴールデンウィーク中はずっと咲いていると思います。

今日は午前中は小雨で、花も閉じていましたが、午後から少し太陽がでてくるとあっという間に開花しました。これほど太陽と気温に関係している花なのかと実感してきました。

さて、今日から始まりました花案内人。初日は来訪者数40名と、なかなかの賑わいがありました。
学生さんも、初めてガイドした方も、一緒に楽しんでいる雰囲気が出ていました。
明日も、いろんな出会いがありそうです。


★カタクリ速報に「散策最適日」を追加しました。いつカタクリを見にいけばいいんだという方へ、参考にしていただければ幸いです。カタクリ速報に10番、11番が入っていませんが、今日から5月5日までがいいところだと思います。


★いつも木もれび分岐付近の写真を載せているので、今回はちょっと別な場所を撮ってきました。2ヵ所、ガイドマップの番号にあわせて紹介します。
     
                  
●山頂分岐から9番にかけて。
遊歩道にびっしりのエゾエンゴサク。比布町の斜面もご覧のとおり。ぴぴの路にも負けないくらいの群落です。
写真で撮るとなんだか薄っぺらくなってしまうので、あまり良さが伝わりませんが・・・
この奥行きや広さは実際に見てみることをおすすめします!


●C番。突哨山にこんな場所があるんです!
今時期はススキが生えていないので、ずら~っと見渡せます。なにやら昔に放牧していた場所だとか。
夏になるとこの景色は見れません。いろんな草がびっしり生えてきます。

突哨山口から山頂分岐へ、そして4番からC番まではだいたい片道2,5㎞ほど。そしてそのまま北分岐へ向かい、ぴぴの路を歩くと片道3,3㎞になります。

そして噂のぴぴの路のエンゴサク群落の様子。場所は村上山公園口から300m歩いたところです。
撮影は望遠レンズでないと苦労しそうです。なんせ民有地の中ですから踏み込むことはできません。


ということで、ゴールデンウィーク中はカタクリ、エゾエンゴサクなど春の植物が楽しめます!
今日も数名いましたが、「男山自然公園」ではありませんのでご注意ください。

★雨がやみ、これから開こうとするカタクリ★



おまけ

花案内人が終わったあと、カタクリ広場で「案内板」の設置をしてきました。
まずは、皆さんから感想を頂くために、「1番・カタクリ広場」のみに設置をしました。
手作り看板です。
そして支柱にはトドマツの間伐材を使用しています。



・・・この素朴な感じ・・・イイ!
協議会のみなさんはなんて言うだろうか・・・緊張するなぁ・・・

裏はこんな感じ!ここは風あたりが強いからこんな感じにしてみました。
かわいいと思うのはぼくだけ!?


2011年4月26日火曜日

突哨山―案内板づくり―

続いても清水です!



ながらくお待たせしました!案内板の制作にとりかかることができました!
実はガイドマップ(第一版)が出来たころから検討していた「案内板」が1年の時を経てやっと(笑)
僕が仕事遅いから、こんなにも引き伸ばしてしまったよー!ごめんなさーい!!
案内板は、ガイドマップの番号(数字とアルファベット)と同じ位置にたてる看板のことです。いままではガイドマップの番号がかかれていても、現在位置がいまいちわからない!ということがあったはずです!

1日前から制作に取り掛かり、「5月1日には少しでも設置していたい!」という気持ちで急ピッチでつくっております。

お待たせした甲斐がありまして、すごく良い感じの案内板になりそうです!!


最初はこんな感じを想定していました。陣内さんの作画です!

小学生のみんなで伐った材や、間伐体験、間伐作業で出てきたトドマツ材を使用します。
が、しかし!
これでもよかったのですが、案を温めているうちにちょっとバージョンアップしました。




●事務所を飛び出し、出かけた先は「斉藤工業所」です!
木工クラブ(http://www.morinet-h.org/mokkou/index.html)という面白い(工業所の場所を借りて自分でいろいろな木工がつくれます!)企画をしている木材屋さんです!
ホームページはこちらです。(http://saitolumber.web.fc2.com/index.html
木工体験、工場見学などなどいろいろとお世話になっている齋藤さんから、突哨山の看板になりそうな素敵な材を調達してきました。



厚さ4cm、およそ28cm四方の針葉樹の板です!
実は最初の案では、トドマツの小口(切断面)に直接ペンキを塗って数字を書く予定でしたが、トドマツの乾燥ができていない、文字を塗る際は現地で行うしかない・・・ということもあり、「番号」をこの板に書き、「支柱」となるトドマツに張り付けるという作戦に変更しました。

齋藤さん、いつもありがとうございます!



という感じで、素敵な板が手に入りました!
よし!あとはこちらの仕事です!
まずは表面と裏側にペンキを染み込みやすくするためにやすりがけ!


そして裏面の上側に5mmほどの溝を掘る!
陣内さんのストローベイルハウスの玄関にも使用している裏ワザです!
ちょっとした工夫で、ちょっとした長持ちに繋がるようです。効果については・・・ここではひみつ(笑)

石黒さんにも手伝って頂きました!
清水「石黒さん、バングラデシュで看板って作ったことありますか?」
石黒さん「看板はないなぁ・・・」

・・・あ・・・素人2名による看板づくりの始まりです。
さぁ、4千5百万円の山に似合う看板は作れるのか!?

それっぽいフォントをみつけて、看板に下書き!下書きというか下彫り!

下彫りが終わったら、次はペンキ塗り!
ペンキは「オスモカラー」を使用しました。ホームページにもあるように植物油ベースの自然塗料です。
森の中でも派手すぎず、地味すぎず、しっくりとくる色合いです。
陣内さんおすすめのペンキです。・・・ちょっと高いそうですが・・・

この日は雨、ペンキを塗っても乾かないので、陣内さん宅の薪ストーブの前へ避難。
元から明るい色の板なので、白を塗ってもあまり目立ちませんが・・・・・・。


翌日。乾いた板の背景を塗る作業。
ガイドマップの色合いとそっくりな色にしました。
塗ってみると文字がはっきりと浮き出てきた!!!

あ、あまり近くで見たらだめですよ。はみ出ている箇所がちらっちらっとあるんで。
とぉ~~~くから見てくださいね!


カッターで溝を掘ったので、淵にたまったペンキははみ出ることがありません。
はみ出てしまったのは、最初から筆を置く位置を間違ったからです・・・すごい神経使います。


そして今日も雨!外に置いても乾きません。
扇風機+薪ストーブ。明日には乾いていることでしょう。


                             どーん!
とりあえず8割がた完成!あとは裏側を塗れば仕上がります!
並べてみるとなんか面白い!・・・色合いも良い感じ!!



という感じで、あともう少しで完成します!
そして肝心の設置ですが、5月1日までには1番から4番。10番11番は置きたいと思っています。
残りは、ちょびっと遠くなるので人手があるときに設置したいと思います。




明日は近文第二小学校の総合学習で、突哨山を歩きます。
そして、GW前のカタクリ速報も行いたいと思います。



突哨山―花案内人、現地実習が行われました―

清水です!


ここ数日、雨と寒さでカタクリたちもしょんぼりしている様子。
おひさまはいつでるのかなぁ。


さて、今日は2本連続して更新したいと思います。
まず最初は4月24日に行われた、花案内人の現地実習についてです。

今年が初企画となる「突哨山花案内人」の日がいよいよ近づいてきました。詳しい記事はもりねっとのホームページ「お知らせ」からご覧ください。
企画した時は「花ガイド」という企画名だったのですが、いつの間にか花案内人に(笑)
聞きなれないけど、そこがまたいい感じ!?



ということで、本番に備え、実際に突哨山の木もれびルート付近で実習をしてきました。
当日は雨となりましたが、20名ほどの参加となりました。
数件「雨でもやるんでしょうか」という問い合わせがありましたが、実は雨の日を経験しておくと自信がつくということで、決行しました。
雨の日はしょんぼりしたカタクリをガイドすることになります。晴れの日とはまた違った案内の工夫が必要となります。


ということで、いざ!出発!
突哨山口で、今日のプログラムの説明。
そして3人1組のチーム分けも行いました。1人5分の持ち時間で残りの2人はお客となって交互にガイドの練習を行いました。

岩見沢の学生さんも参加!熱心な説明がなんとも学生らしい!



稜線にでたあたりで全員集合し、意見交換。
牧さんの司会進行はいつもスムーズ!なんだか聞き入ってしまう。僕もこんなトークがしてみたい!
ひっそりと技を盗んでるこの頃(笑)

みなさんそれぞれ気になる視点が違うので、一緒に歩いていると「なるほど・・・」と思うことがしばしば。
これはなにやら面白くなりそうです!



★この花案内人の特徴はプロのガイドではないこと!
突哨山に訪れた方と、一緒に楽しく歩けることが最大の特徴です。ふらっときて、森でカタクリを見ながら世間話ができる・・・そんな花案内人もいるかもしれません。花を案内するだけが花案内人ではありません。

とにかくGW中は、全員で30名ほどの参加者が日替わりで誰かしら突哨山にいます!
カタクリに詳しい人、歴史に詳しい人、話すのが好きな人・・・十人十色の花案内人です。
体のどこかに黄色のバンダナを付けていますので、見かけたら遠慮なく話しかけてください。
また、こちらからも積極的に話しかけていきます。

が、しかし、話すのが苦手な方や、一人で見たい方は遠慮なく教えてください。僕らは落ち込みませんので(笑)
※ちなみにカタクリ広場口から登ったルートには花案内人は原則いません。



★僕ら事務局スタッフも参加します。ぼくは、もしかしたらコウモリの標本あたりをもっていくかもしれません(笑)偶然会うことができれば、お見せいたします!

そして花案内人のみなさま!勉強会&実習お疲れ様でした!
いっしょに突哨山を盛り上げて行きましょう!
みなさんと一緒にガイドができるのを楽しみにしています!!!よろしくおねがいします!



写真はガイドマップ10番付近のエゾエンゴサク。

2011年4月23日土曜日

ぴぴの路開通!


清水です!


今日は「ぴぴの路」の開通作業がありました。
総勢20名。ほとんどが比布町から応援に駆けつけた方々でした。
雨を心配していたのですが、午前中は曇り時々晴れでした。



●草刈り班、看板制作班、看板設置班、手ノコ班にわかれ作業開始。
僕はお母さん2名の仮看板設置班に同行しました。
設置する箇所は数ヵ所しかないので、時間のほとんどはザゼンソウやつぼみのカタクリを楽しむ「花見兼設置班」でした(笑)たのしかったなぁ。

●草刈り班はあっというまにゴール(北分岐)まで到達していました!
そして、出来上がりの道もこの通り。
刈られたササに足を取られることなく歩けます。
・・・・・・流石だなぁ。
●作業が終盤に近付くとポツポツと雨が・・・
最後の仕上げは看板の設置です。
右に見える台にガイドマップと、入山記帳ノートが入っています。
なにやら巣箱を改造し、色も塗ったとか!

●作業は2時間ほどで終了し、最後に記念撮影!
「2011年4月23日―ぴぴの路開通―」 



●これからぴぴの路の維持管理について、どこがどのように行っていくのか、検討課題がでてきました。


★ぴぴの路は比布町側にあります。「村上山公園」を目指してください。駐車場があります。

旭川側から向かうには、比布トンネルを抜けると一本目を左折、比布川の脇の道路を4号道路に向かって走ってもいけますし、道央自動車道の下にある道道520号線を通ってもいけます。

①の4号と北3線がぶつかったところの写真。すぐそばに砂利採掘場があります。
車の後ろの看板
②番「村上山公園の駐車場」
ここで車を止めて、50mほど来た道を下がります

③番。村上山公園口の写真。
小さな屋根のある台にガイドマップとノートが入っています。



というわけで、今日もブログというより報告という感じの内容でした。
ぜひ一度、足をはこんでみてはいかがでしょうか。



●おまけ
ガイドマップ2番のカタクリの様子。
みんな顔を伏せているから下から覗き込むのが大変。
やっぱり雨とカタクリはあうなぁ。










2011年4月21日木曜日

ぴぴの路と男山自然公園

こんばんは、清水です。
今日は、突哨山の指定管理者としての内容ではありませんが2つ紹介します。
僕らの指定管理は旭川市から委託を受けた範囲のみを行うことになっていまして、比布町のほうは管理外となってしまいます。・・・複雑な話はおいといて・・・

突哨山の最北端ルート「ぴぴの路」の開設準備と最南端にある「男山自然公園」のカタクリ開花状況についてです。


4月19日
比布町から突哨山へ入ることができる「ぴぴの路」の開設準備が着々と進んでいます。
ぼくらが突哨山で間伐した材を運びだし、「村上山公園口」のガケにこの材を置いてきました。


なにもしないより、材を置いた方が見てわかると思います。
ただ、置いてあるだけなので、押すと転がっていくのが・・・・・・・。

仮看板のデザインも決定しました。
とりあえずは、1,2年は設置する予定です。
どうなるかは、今後(23日)のおたのしみです。




お次は、突哨山の南に位置する「男山自然公園」の開花の様子を少し見に行きました。

男山は知ってるけど、突哨山は知らない、という方が多いと思われます。
突哨山の中にある男山自然公園なのですが、「突哨山」の知名度がまだ少しなんですね。
これから知名度アップめざしていきますよ!



さて、男山のゲートは朝9時から夕方5時までです。
カタクリ速報にも書きましたが、まだ4月20日ごろは天気がよくても、朝にはまだ花が開いてないかもしれません。昼前にのぞいてみると、いい感じに開いているかも!


●散策路は一周850m。遊歩道が手入れされているので、歩きやすいですよ。遊歩道の両側にカタクリ、エゾエンゴサクなどが見られます。


●駐車場から降りてすぐの景色です。今回はこれくらいにしておきます(笑)
開花の状態は突哨山より早かったです。突哨山のガイドマップ2番、10番よりも早いですが、スタッフさんの話ですと、入口は咲いているけど、奥の方はまだもう少しと話してました。
★余力があれば、男山自然公園を歩いたあとは、突哨山口からのぼった木もれびの路も歩いてみてはどうでしょうか。同じカタクリですが、環境が違うので楽しめると思います。もちろん逆もしかり!


●カタクリの絵がかかれた素敵な「かたくりぐいのみ」や、「かたくり湯呑」などなど売られていました。
許可を得ていないので、写真は掲載しません。
さらには、カタクリの写真が貼られた赤色の日本酒や、「百年酵母仕込み 伝承」という限定の日本酒も売られています。


・・・実はぼくは、お酒の中では日本酒が一番好きなのです(笑)
この「伝承」とやら・・・冷でも燗でも美味くて、さらに辛口だ。と言われたら買わざるを得ませんでした(笑)
辛口好きにはたまらんとです!

ここで値段を公表してもいいのだろうか。ブログには一体どこまでがセーフなのかいまいち境界線がわからない!
値段くらいはいいんだよね?
伝承は720mlで1500円です。


※男山自然公園の写真は「もりねっとのブログに乗せる」ということを伝え、許可を頂きました。
・・・たぶん こういう許可もいらなかったりするのかな。
なんか、社会人になって著作権や、主催、共催など、「どこが主役になるんだ」ということを強く意識するようになりました。僕はどこまで関与していいのか。どこまで手をだしていいのか。どこまで発言していいのか。そしてついポッと言ってしまうと理事さまの目が・・・!!!!!!!!

・・・もう怒られるの覚悟で発言してる時もあるこの頃、叱られて学んでいきたいと思います。




2011年4月16日土曜日

突哨山―扇の沢ルート―

清水です。


今日はカタクリフォーラムの会場になるビニールハウスを建ててきました。
骨組はすでに出来ているので、ビニールをかけてきました。


このビニールハウスは休憩所、飲食場所、催しなどの会場になります。もりねっとの木工品もここで売られる予定です。


途中から雨がふってきましたが、扇の沢ルートのカタクリを見に行きました。
雨の時のカタクリも好きです。
ポツポツ降る雨の音が、カタクリの美しさを増している!?



●扇の沢ルートは、名前の由来になった「扇の沢」が遊歩道の際を流れています。今時期は雪解け水がまざり増水しています。普段はおとなしい流れですが、氾濫しそうだ!
●夏になると、沢の水がなくなってしまうこともあります。
●突哨山で一番マイナスイオンを放っていそうです。


●扇の沢ルートもカタクリは咲きます。今日見た限りは少なかったです。
それに小さくつぼみです。

カタクリ速報をするようになってから、つぼみのカタクリほうが好きになってきたかもしれない・・・



●いつものメンバーに加え、ザゼンソウが生えています。

●フクジュソウが目立っていました。

●しなっ・・・まだ弱弱しいエゾエンゴサク。

以上が扇の沢ルートです。

●カタクリルート2番でおもしろい姿をしたカタクリを見つけました。
やっぱりまだ寒いからね。それともおしゃれ?


●あ、こっちにも。


次に晴れた日があれば、2番のごく一部ですが、いい感じに咲くと思われます。






ここからは全く別で、個人的な話です。

●その帰り、もち米の種まきをしてきました。
育苗箱には約440個ほどのくぼみがあり、その中に種を3~4粒ほどいれます。
今年もお米作りを手伝います。