2012年12月27日木曜日

良いお年を!

しみずです。


もりねっとは明後日29日から2013年1月6日までお休みします。

今年も本当に多くの方々にお世話になりました。

来年も宜しくお願い致します。




来年は今年以上に仕事が盛りだくさんになりそうです。

不安もありますが、素敵な森づくりをしていくことに変わりはありません。

東鷹栖の現場作業の様子(もう終わりましたよ!)






そして2013年! ヘビ年! ということで「ヘビとみかん」の写真です。
年賀状の写真です(笑)・・・再来年は「馬とみかん」か、どうやって撮ろうかなぁ・・・。






それでは!良いお年を!!


2012年12月19日水曜日

ままごとキッチンワークショップ2012 開催しました!

佐野です。
突硝山の間伐ツリー体験と同じ12月8日(土)に、ままごとキッチンワークショップを開催しました。

場所、手順、講師など、ほとんどのことは昨年と同じですが、違ったのは材料と金額。
トドマツを使うのは前回と同じなのですが、加工は下川から愛別へ。だんだん、旭川に近づいてます。
今回は、愛別町の緑川木材さんの材料を使いました。

今回のワークショップ、参加者は5組。
一緒に参加したちびっこたちは、1歳、2歳、3歳、そして、オナカにも・・・・
なんと、1人のお母さん、妊婦でした。
しかも、全5時間の工程、立ちっぱなしで、一人で作り上げました。(スゴイ!)
やっぱり、母は強し! 子供のためなら、できちゃうんだよねー

まずはおなじみペーパーがけから。
いつもながら地味な作業。
でも、はまっちゃうんですよね~
最初はあんまり楽しそうじゃないけど、どんどんはまっていく。
ペーパーがけって、そういう作業みたいです。
 
 ペーパーだけで2時間もかかちゃいました。
ペーパーに時間がかかった時は、完成度が高い!
これ、ワークを5回やってわかったことです。
今日も期待できるかも!

ちびっこたちはおもちゃスペースと作業場所を行ったり来たり。
おもちゃコーナーはお母さんと子供が集い、ミニ子育て広場のよう。
そういえば、今回はキッチン前の小さな子(1~3歳)ばかり。
お母さんたちの話も弾むわけだよね。
お昼寝しちゃった子も・・・・
起きるころには、キッチンもできてるかな?
唯一、ずーっとキッチン作りを続けていたのは、お兄ちゃん(小1)。
つなぎを着て、お父さんと二人で参加してくれた。
「キッチンは誰の?」と聞くと、「妹!」と答えた。
「妹はかわいい?」と聞くと、照れくさそうに「うん!」
最初はとまどいながらやってたけど、だんだん楽しくなってきた。
この目、職人みたいでしょ。
ボンドを入れて、ダボを入れる。そして組みあげる。
簡単に見える作業だけど、なかなか難しい。
素人のものづくりとプロのものづくりの違いは、こういうところなのかも。
 





全員のキッチンがくみ上がったのは、4時!
あと、一時間しかないけど、大丈夫?
でも、みんな真剣です。


 
オイルをかけて、サインをして、やったぁーできたー

キッチンができたのは予定よりも1時間オーバーの6時。
休憩もせず、5時間の工程。お疲れ様でした。
これから、一緒にたまてばこを育てていきましょうね。
「ボクが作ったんだよ!」 照れくさそう。でも、なんだか誇らしげ(笑)



先日のクリスマス工作体験に、去年のキッチンに参加してくれたお父さんが、子供を連れて来てくれました。
 「去年はまだ小さくて、キッチン遊びはできず、最近やっとおままごとが始まりました。」
と、嬉しそうに話すお父さん。こんな近況が聞けて、私も嬉しいです。
次々と新しいものを提案していくことも必要ですが、一つのものを通じて長くお付き合いができる、”子供と一緒に成長するたまてばこ” やっぱり、素敵ですね。

去年、キッチンに参加して、今年のきっずトレイの企画を手伝ってくれた人、森へ遊びに来てくれた人、メールで近況を知らせてくれた人、きっずトレイを作りに来てくれた人・・・・・
一人ひとりの顔が浮かびます。
今年も一年、ありがとうございました。
私も参加者の一人として、ちひろの子供がキッチンとして使えるようになるまで・・・・(って、何年先? その頃私は? 60? キャー高齢出産怖いよぉ・・・・)
たまてばこを育てていきたいと思います。

我が家のたまてばこの近況です。
下段はコの字型のタナを作ってもらい(夫に)、カゴは叔母の手作りです。
 
直接棚板を止めようかとも思ったのですが、せっかくのたまてばこ、穴をあけるのがもったいない。
案の定、直角のコの字がつくれず、何度かやりなおし。(あぁー危ない、危ない)
垂直にビスを打つって、結構難しいですよね。
カゴも売ってるものでは大きさが合わず、手作りになりました。

先日のワークにもサンプルに持っていきました。
側面と裏がマジック?か何かで汚れていたので、こっそりペーパーとオイルを塗り、メンテ終了!
1年経ったし、メンテ会もあっていいかも。

通常はこの状態。
おままごとをするときは、自分で鏡を下します。
 「今日は三つ編みして!」  「今日は可愛くして!」
おでかけ前には、ここで髪をとかし、リップを塗ります。
日に何度かは鏡をみてニヤニヤ。おてんばちひろもやっぱり女の子。

我が家のたまてばこも順調に育っています。

2012年12月12日水曜日

突哨山―間伐体験、終わりました―

しみずです。


8日の間伐体験は天候にも恵まれ、楽しく、無事に終わりました。
森の中には動物の足跡があちこちにあり、観察しながら、そして森を読みながら、目的のトドマツ林まで歩きました。

突哨山の人工林のほとんどは50年前に植えられた林です。植えた後にゴルフ場計画が起こり、山主さんは植林した土地を売りだして、手が付けられなくなったまま今に至ります。

当時、ヘクタール3000本で植えられた林は、およそ1,5m間隔に木が生え、うっそうと暗くなっています。夏は格好の日陰となり涼しいのは良い所ですが、木は細く、風や雪に耐えきれず折れています。更に暗いことで、トドマツ以外の植物がほとんど生えず、単調な林です。

そこで、間伐をして木を太らせ、林床に光を入れて他の植生も混ざった、生き物が多い、活力ある林にしようという方針が協議会で決まっています。詳しくは協議会ニュースをご覧ください。


参加者の人数は20名。3つの班に分かれて作業しました。

札幌の大学生も参加しました。
こっちはちょっぴり深い森の話。


到着後、各班ごとに森を読んで残す木と切る木を決めました。




手ノコで切ります。
この細さなら楽勝!?

でもないんです。
これだけ混み合っている林では、切っても倒れないんです。
押せば押すほど、枝にたまった雪が落ちてきます。でもこれがまた楽しい!

押してダメなら引いてみろ作戦。
ようやく倒した1本。「おぉー!」と歓声が上がりました。

 間伐前と後、写真中央の2本を切りました。
・・・2本切っただけじゃ、あまり改善されていません。
でも、差し込んできた光にちょっぴり感動。


フェリングレバーやクサビといった林業で使う道具も使ってみました。


傾けた瞬間、上から雪がどっさり落ちてきます。
そこに太陽の光があたり、幻想的な光景に。
冬の間伐は、これが見られるから大好きです。

 こずえの部分が、他の木によりかかって倒れないので、後ろに引っ張ります。
人数がいるときはこれが一番効率良いですね!



 最後にツリーとしてこずえの部分を持ち帰りました。
前回は、ツリーを担いで下山したのですが、もっと楽な方法がありました。


シートにくるんで、引っ張る!
大分楽に運ぶことができました。

集合写真。
みなさんお疲れ様でした。





実は、午後からもありました。
札幌から中学生が9名、間伐体験に参加しました。

しっかり話を聞いていました。
この後、「元気な木」がわかるようになり、実際に木を選んでもらいました。

切る木も生徒で話し合って選びました。
疲れたら交代して、みんなで切りました。

全部で2本、間伐できました。
冬山での間伐の楽しさや大変さ、感じてくれたかな?
またいつか、突哨山に来たときには経過を見に来てくださいね!


今年の突哨山でのイベントはこれで最後になります。



★ ★ ★
!!!風、雪による倒木、枝の脱落 注意!!!

毎月巡回をしておりますが、毎回どこかのルートで倒木があったり、枝が落ちてきています。
事前に危ない木は見つけて切っていますが、それでも予期しない木が倒れることもあります。

強風や、大雪の日は、できれば突哨山に入山しないでください。
注意する点は、足元ばかりみるのではなく、木の上も見てください。
腐った枝に雪がたんまり乗っかっていると、いつ落ちてきても不思議ではありません。

これは12月3日の倒木の様子。

写真手前が沢、人が立っているところは遊歩道です。
太いハルニレが 根っこごとめくれて倒れていました。
この木はとっても元気よく、健康的でしたので、倒れるとは思いませんでした。
しかし、もともと沢の水が流れてゆるい地盤だったところに、
枝にたまった雪が重しになり、根っこごと倒れてしまいました。

そぃ!

そぃ!!

腐れもなく、綺麗な色でした。70歳くらい。

切ったら、傾いていたのが伐根ごと元の直立状態に戻りました。
横から撮れば、わかりやすかった・・・


絶対に安全と言えないのが森です。
こちらも、全力で安全管理には勤めてますが、
入山した際には景色を楽しむだけでなく、危険が潜んでいることもお忘れなく!