2010年9月26日日曜日


事務所にしている自宅のストーブ、
今年も火が入り始めました。
この時期は、あまりナラやイタヤなどの堅薪は使わず、
シラカバやハンノキなどの軽い薪でOKです。
焚き続けると暑いので、朝と夕方に1、2回、
2本くらいの薪を焚いています。
次ぎに焚くときはたいてい火は消えているので、
そのたんびに焚き付けを使います。
廃材を細かく割ったものや、
木工場から分けてもらう、細いマツの端材を
30cmくらいに切ったものです。
秋と春先は、焚き付けをたくさん使います。
本格的に冬になれば、熾き(おき)が残るので、
そこに薪をくべておけば、しばらくすると火がつくので、
焚き付けはほとんど使わなくなります。

2010年9月24日金曜日

ある日、もりで・・・




9月19,20日の2日間、


鷹栖が熱い2日間です!


と知り合いからお知らせをいただいて、


行ってみました。


「ある日、もりで・・・」というタイトルで、


森の中にいろんなものづくりをしている人たちの


作品の展示を、散策しながら見る、


ワークショップに参加もできる、


という仕立て。






ピンぼけですがトンボ玉作家の方の作品。





全体にやさしい感じの展示がおおくて、


とってもリラックスできます。


よく見ると、徹底的にササを刈ってあり、


しかも小さな木々の実生を全部刈り残して


あります。これはすごい手間!


植生をわかってないとできません。






家族連れが三々五々、静かに歩いていました。


こどもたちもなんだか静かになってしまうのは・・なぜ?





色とりどりのフェルト。




この森に隣接する施設のみなさんの、

パワフルな作品。



アリューシャンの民の伝統的な船、バイダルカも!




かわいいシカのオブジェがたたずんで・・・



気を付けないと見過ごしそうな展示・・



なんとなく、視線を感じます・・・



のっそり、森の人。
ほかにもたくさんの展示が。
こりゃあ準備がたいへんだあ・・・
楽しませていただきました。
ぼくらも来年は参加したいかも・・・
森と、ものづくりの出会い、という感じのコンセプトでした。
いままでにない、不思議な空気感。
来年が楽しみです。

2010年9月16日木曜日


「煙突の横山」さんが、
もりねっと事務所を訪ねてくれました。
というか、頼んでいたストーブのパーツを
届けてくれたのですが・・・

もりねっと事務所は、代表の陣内自宅内にあります。
自宅薪ストーブは17冬目を迎え、
内部のパーツも何度かとりかえています。

もりねっとの薪クラブの活動では、
薪ストーブユーザーの方々と
雑木林の手入れ(間伐)をしたりしています。
薪ストーブを焚くときに一番大事な煙突のプロと
つながっていられることは、
最高の安心につながります。

横山さん、よろしくお願いしますね。

2010年9月15日水曜日

神社祭

9月4日の太田神社祭。
もりねっとも参加しました。
まずは恒例のこども相撲。
行司のおじさん、酔っぱらってる?



こどもたち、健闘します。みごたえあります。



もりねっとは、林内作業車「やまびこ」の展示と、
近くの山で伐ってきたカラマツ材の即席スツール
(写真外に写ってます)の即売。
やまびこに興味津々のおじさんたち。
山の話がはずみます。



実行委員会のリーダー、小桧山さん、
かっこいいです。いつもお世話になってます。



カラマツスツール売り場・・・だったけど、
いつの間にかみなさんのお休み処に。



いよいよ真打ち、福島盆踊り保存会による太鼓と笛!
もりあがります。



そのまま抽選会になだれこみ。
売れ残った、というか売り物と認識されず
イスとして活用されていたものを、
抽選会の景品にしていただきました。
しかも壇上からもりねっとの紹介までしていただき、
感謝するやら申し訳ないやら・・・・



そして、最後に餅まきです!
みんな、ひろう、ひろう・・・



片付け。お世話になったのでお手伝い。
実行委員会の打ち上げにも呼んでいただきました。
ほんとにありがとうございました!!




























































2010年9月13日月曜日



農家のタモ材を引き取って、
近くの製材工場で挽(ひ)いてもらいました。
たった2本だけど、けっこうなボリュームに。
トラック発進時に加速が悪かった。



もりねっとの薪ヤードに運び、
空いている場所に積みます。
最低2年は乾燥します。
たまたまスタッフがみんな出払って、
1人でやるはめに。結構手間がかかります。



表面はこんな感じ。きれいです。
幅60cm、長さ3m、厚さ12cm。
2人で持つにはかなりヘビー。
100kg以上ありそう・・・



別の面です。
だれか2年後にいりませんか~?
カウンターやベンチ、テーブルに最高ですよ~
樹齢60年くらい、年輪幅はけっこう大きいです。
第2の人生、どこに行くのでしょう・・・

何度もトラックを貸してくれたSさんに、
1枚進呈する約束をすっかり忘れて、
材を積み上げ屋根をかけて、
あとで気がつき謝りました。

今度持って行きますね!

2010年9月3日金曜日

玉切り

倒した木の長さをはかって
切断することを「玉切り」といいます。
太さ70cmの木の玉切りは
なかなか体験できないので、
スタッフの清水くんにチャレンジしてもらいました。
今回は農家の方のタモ材。
いろいろ思い出深い木、
でも、どうしても伐らないといけない、
ということで、もったいなかったのですが、
この2月に伐ったものです。



チェンソーのほんの少しの傾きが、
伐っていくうちに大きく曲がってしまうので、
何度も見るポイントを確認しながらの初挑戦。
なんとかまっすぐ切ることができました。

農家の屋敷の木を切るのは、
これが最初で最後かも。
お世話になっていた方に頼まれ、引き受けましたが、
農村の自立や、景観の保全なども大事なので、
今後は、少なくとも自分たちで手をくだすのは
やめようと思いました。

困っている農家を助ける、
というのも大事なのですが・・・
農家にとって、「日陰になる」というのは、
物理的な意味以上に精神的な意味が大きいのかも
しれません。

タモ材は、腐れがはいって変色していますが、
製材してなんとか使ってみようと思います。
これが、地域のつながりを強くする何かに役立てば、
少しは恩返しができるのかも、
と思っています。

2010年9月2日木曜日

神社祭の準備


ペーパンの、太田神社です。
東旭川のペーパン地区、米原・瑞穂っていうのが
正式な住所ですが、アイヌ語のペーパン、というのが
おもしろい語感だし、呼びやすい。

今日は、地元の農家のみなさんが、
あさって4日のお祭りの準備で忙しくしています。
明日は、稲の作凶を判定する日、
それが終われば稲刈りスタート。
その直前のお祭りです。


気合いはいってるように見えますが、
案外みんなのんびりペース。
冗談とびかい、組んだ単管が倒れそうになって
おっとっと・・・・
ご苦労さまです。
もりねっとスタッフは、間伐したカラマツ材で
即席のイスづくり。これをお祭りで販売して、
「森の手入れしませんかコーナー」を開きます。

太田神社祭はとっても盛り上がる祭り。
境内が人であふれます。
楽しみです。

パルプ積み込み


ペーパンの間伐現場で、カラマツパルプ材の運搬を、
業者にお願いしました。
前は山主さんのユニックをかりて自分たちで運んだけど、
あまりの労力と木の安さに、今回から外注することに。
14立方メートルの材があっという間に積み込み完了。


大型トラックのボディにクレーンのついた
古いタイプのグラップル
いま普通に使われてるユンボタイプだと
キャタピラで移動しながら積み込みだけど、
これはアウトリガーで踏ん張ってるから
動けません。
だからアームがすごく長い。



最初はグラップルとトラックがぴったりくっついて
一番前の列を積み込み、
2番目、3番目を積むときは少しずつ
トラックが前進して
アームの長さがちょうどいいところで
止まって積み込みしてもらいます。

ユンボタイプのグラップルは、
11tトラックに運んでもらわないと現場移動できないけど、
このタイプは自走できるのがメリット。



トラックはこのあと、牛屋さんへ走る。
大規模畜産農家の何百頭の牛たちの
敷料(しきわら)になります。
ぜんぶ機械でくだいて、おがくずになって
しまうのです。いやはやなんとも・・・・

製材になる一般材は、
4トンユニックに自分たちで積んで、
近くの森林組合の工場に運びます。
それにしても、カラマツはほんとに安い・・・

2010年9月1日水曜日

農村ききとり実習

この東鷹栖の集落にききとりに来て、
もうすぐ3年目になるところ。
もりねっとスタッフと、教育大の学生たちで
一軒一軒まわって、すこし顔見知りも
増えました。

もともとは、集落目線で森づくりを考えようと、
「地元学で森づくりプロジェクト」というテーマで
はじめた活動。

三井物産環境基金の助成事業です。

「地元学」ということばが、地元の人に分かりにくい、
ということで、今は「里の森」プロジェクト、
と言っています。

とにかく、開拓から今までの苦労話や
楽しかったこと、思い出に残っていること、
困ったこと、将来のこと、なんでも聞きます。
もりねっとスタッフは、なるべく山との関わりを
聞きますが、そこは稲作地帯。
わらの文化、オンパレードです。



わらぐつ、つまご、俵、ニオ、みご縄、わらづと・・・
とにかくわらの話が多い。



学生のききとり作業は、毎年の学生にとっては新鮮、
その年はじめて聞きとりさせていただいた方にとっては新鮮、
でも世話役の方にとっては、毎年同じ内容、
ということになってしまいます。

この秋からの3年目の活動はどうするか?
う~ん・・・・思案どころ。
いま、関係者の方々と話しをつめています。




案内役の黒川さんが三角山に学生を連れて行って

くれました。



稲のみのり具合を解説してくれます。

出穂はどうかな?
学生たち、感動してます。
ぼくはどうして難しい顔してたんだっけ?
ちょっと忘れました。。。
地元のみなさんとの信頼関係づくりをしっかりして、
その上で森づくりしなくちゃ。
そうすると、だんだんと僕らの考えが伝わっていて、
「あんたらの好きにしていいから」
と言ってくれるのです。
そこから、山主さんがほんとうに喜んでくれる、
山の管理プランを考えて、提案していきます。
これは、とっても楽しい仕事。
そして、そのプロセスを、地元のみなさんにも
見てもらいます。
いろんな昔話にも花が咲きます。
そして、「山はいいよなあ」
そう思ってくれたら、やりがいがあるし、
きっとその次ぎの山の手入れにつながっていくのです。


5年、10年先を考えると
気持ちは焦るけど、
やっぱりじっくりやっていくしかない。
森づくりやってる場合じゃないかな・・・・
と思うことしばし、NPOもりねっとの組織を
森づくりから農村再生にシフトしないといけないのか・・・
でも、最近、農村再生に関わりたいという
人たちも出てきたから、
その人たちと協力してやっていけばいい、
と思うようになりました。
さてさて、これからどんな展開になるやら・・・