2011年2月28日月曜日

スノーモービル到着

清水です

3月19日に突哨山で間伐体験をします。その中で、スノーモービル集材(材をモービルで運ぶこと)をしようと検討していました。
東鷹栖の方々から借りようと思い、モービルのことを聞いてまわったのですが、集材に適したモデルは見つかりませんでした。

そこで、牧さんの一言「買うか?」

・・・・・・なんという大胆発言。
そして数日後には札幌へ出向き、買ってきました。
そのモービルがおとつい26日に届きました。
これです。



・・・かっこいい!

届いた日に、試運転を兼ねて牧さん一人で雪山を走行中、プラグの不調でエンジンがかからなくなり、僕へ救援の電話。
「突哨山まで迎えに・・・」
というわけで、行ってきました。
モービルは動かせないので、後日、新しいプラグとバッテリーをもって修理することに。



そして27日。
プラグとバッテリーとガソリンをもって現場へ。

ボンネットを空け、プラグを交換し、ブースターケーブルでバッテリーを繋ぎ、ガソリンを入れる。なんて手際の良さなんだ・・・
牧さんがいれば、修理工場へもっていく必要がなさそうだ。


エンジンはついたものの、白煙の量がはんぱじゃない!こんなにでるものなの?
黙って見守る2人。


数分間アイドリングをしていると安定したので、とりあえず一安心。さっそく乗ってみました。
この日は新雪でふかふかしていましたが、このモービルがパワフルなおかげでガンガン進めました。
2ストロークなので、加速がすごいです。あと500ccだそうです。


ついでに間伐現場で運転してみようということで、トドマツがびっしり生えた現場へ。
遊歩道が狭いため、トドマツ林へ入るにはなんども切り替えしが必要になりました。
そしてバック走行で、埋まる!埋まるたびに雪を掘ったり、持ち上げて方向転換したりと大変でした。
林内のほうが、雪が堅くて運転しやすそうと思っていたのですが、そうでもなく・・・

キャタピラがうまりこんな不安定な状態に。
(車体が右側へ傾いているので、左側に体重をかけてバランスを取っている写真です)

まだ林内へ3mほどしか入ってないのに(笑)
「やめよう・・・」と引き返そうとしたのですが、方向転換できるスペースがなかったので、仕方なく細いトドマツを2本だけ伐って、場所を確保。
何度も埋まりながらも、必死にハンドルを切り替えし少しずつ方向転換。
ほんとに車体ぎりぎりのスペースでした。
20分かけてようやく脱出。
これはダメだ!モービルを走らせる前にある程度の間伐をしておいてからじゃないと到底運べそうにない。本番では本体に「鉄ソリ」をつけて運ぶ予定。


いろんな意味で、本番が楽しみだ!

2011年2月26日土曜日

立ち直り

きのう、ある助成団体から一通の封筒が・・・
年まえからず~っと待っていたもの。
「ん?やけにうすっぺらいな・・・」
いやな予感。
開封すると、案の定、「ご希望に沿えませんでした」

軽いショック、しかしどこかで「あ~やっぱり・・・」
事務局全員でかなり力を入れて書いた
助成金の応募書類。

もりねっとは、NPOです。
NPOというより、「社会的活動をする市民団体」です。
国連ではCSOというそうです。
NPOは非営利、ボランティアでしょ?

違うんです。
利益のために活動しないというだけです。
給料がなければ活動を続けられません。
夢も、生活も、かかっています。

行政がやると非効率、
企業は収益がないとできない、
でも社会的にはやらなければならないしごと、
それをやるのがNPO、です。

NPOにはボランティア団体もあるし、
職員をやとっているところもあります。

もりねっとは、
森林の管理がきちんと続いていくように、
そして森のめぐみが地元で使われて、
みんなの仕事にもなるように、
小さくてもモデルをつくって発信し続ける、
そしてふつうの市民のみんなと
楽しく活動を広げる、
そんな「NPO」です。

やる気のある若い人のしごとを作りたい・・・
それも大事。

やろうとしていることは、
まだ形のないことばかりです。
提案したことが一般に広まったら、
また次のことにチャレンジします。

そのためのNPOです。
だから、今やっている仕事は、
収益にならないことばかりです。
だから、チャレンジするための資金として、
助成金に応募し、
採択されればその仕事ができる。

そんな風にやっています。

・・・・
だから、きのうの封書を読み、
ガクっときましたが、
今日は立ち直りました。

まだまだビジョンの磨きかたと、
事業の組み立てが甘かった。

・・・
あしたもがんばりま~す!

あ、休みか。

また来週!




2011年2月18日金曜日

「かまくら村」

もりねっと事務局の佐野です。
会員さんより、ペーパン「かまくら村」のご案内を頂きましたので、ブログを御覧の皆さんにもご紹介いたします。

 日時  2月19日(土曜日) 10:00から
 場所  旭川市東旭川 旧旭川第一中学校グランド

かまくら作り、雪あそび、食べるコーナーもあるみたいです。
あまり詳しくなくってゴメンナサイ。

 詳しくは、76-3060(米飯舎)までお問い合わせください。 

私もちびっこを連れて参加する予定です。
詳しいことが分かったら、また投稿します。

2011年2月17日木曜日

もりねっとの日1月会

スタッフ 清水です。
日にちが経ちましたが、もりねっとの日について書きます。

 1月22日に、東旭川町、ペーパンの旧第一中学校で、もりねっと会員さん、アグリテックのスタッフや、ペーパンの農家おかあさん方と交流会をしました。陣内さんはインフルエンザで初のイベント欠席でした。当日は、米原の方々が、自慢の料理を用意してくれました。
 米原を訪れた人たちに、料理でも思い出をつくってもらおうと、地元のお米や野菜をふんだんに使った「ペーパンの味」を堪能してもらうための、試食会も兼ねていました。約30品、50人前ほどの料理がずらりとテーブルにならぶ光景に思わず生唾をゴクリ。今回が試食会の第一回目ということもあり、品数、数量ともに張り切って作られたそうです。
 一品、一品に込められた思いやエピソードなどを聞きながら食べると、より一層美味しく感じました。とにかく美味しくて、食べるのに夢中で進行係だと言うことを忘れてました。。。。
 食後はもりねっと会員さん、運営スタッフ含めて近況報告をしました。初めてお会いした会員の方とも話が出来て良かったです。それにしても、集まったみなさんの業種の幅広さに驚きました。みなさんどこかで「森」と繋がっているんだなと実感しました。肉体的にも精神的にもパワーをいただいた日になりました。
僕もみなさんに負けないように、そして、陣内さんが安心して休めるように、精進していきたいと思います!朝早くから準備をしていただいたアグリテックと、おかあさん方、どうもありがとうございました!
試食会の前には、もりねっとの運営スタッフ会議が行われました。運営スタッフの力をお借りして、活動を盛り上げるために、「イベントチーム」、「広報チーム」、「森の恵みチーム」を結成しました。今までは事務局が企画段階から行っていたのですが、運営スタッフのみなさんのパワーがもっと出せるように、事務局がサポートしたいと思います。
イベントリーダーには轡田さん、広報リーダーは藤原さん、森の恵みリーダーは堀内さんに了解していただきました。
交流会後は理事会を開催しました。もりねっとの定款、規程などの変更や、これからの方針、会計などについて検討しました。
実は、会計担当の佐野さんも肺炎のため欠席。数字がびっしり書かれた資料を苦労して読みました。佐野さんが抜けた穴は埋められません・・・

事務局が4人揃ってこそ、完全なもりねっと事務局なんだなと実感しました。


2011年2月16日水曜日

運営チーム

今週から、運営チームがぼつぼつ動き出します。
とても個性的な運営メンバーのみなさんが
それぞれの持ち味を出してくれて
企画がすすんでいくように。

事務局が思いつかなかった、
いろんなことが
きっと広がっていくのでは??

最初は、事務局も
うまく動けなかったり
するかもしれませんが、
とにかくやってみながら
一緒に汗をかいて、
目標にむかって仕事をしたいと
思います。

そして勝利の美酒を・・・
飲み過ぎないよう、気を付けます・・・

陣内は森のめぐみチームに
はりつきます。
昔の物販時代にもどるような、
でも市民パワーで
きりもりするところが
以前とまったく違う感触。

運営スタッフのみなさん、
どうぞよろしくお願いします。

ホームページや通信でも
内容をお伝えしますが、
今後、運営にも参加していただく機会を
つくっていきたいと思います。

2011年2月8日火曜日

ようやく完了!?

スタッフの清水です。

なんとか昨日のブログ、消されずに済みました。
写真「は」良かったよ!との言葉を頂きました(笑)
今日は長文になりそうです。


2009年から米原の民有林で始まった「モデル間伐事業」。
作業自体は昨年に終わっていたのですが、肝心の収支計算や積算書はまだでした。
ですが、ようやく終わりそうです(来週には完成!)。

山主が少しでも「やってみるか」と納得できるような間伐を模索していました。
僕にとっては、初めての現場でもありました。チェンソーやら、ワイヤーやら、フェリングやら初めて触るものばかり。チェンソー触るの怖いわ、木は重いわ、ワイヤーが刺さるわ、腹減るわで、コウモリ調査とは比較できないほど体力使う仕事でした。

体力だけじゃなく、頭も使いました。
ただやみくもに木を伐るだけでなく、一本一本の木の状態や、周りの空間を見ながら、どちらに倒せば周りの木を傷つけずにすむか・・・などと上ばかり見てました。
答えは出せても、チェンソーの腕がないので、狙った方向へ倒れないことがほとんど。陣内さん、山本さんが必死に教えてくれるので、僕も必死になりました。なんだか必死になると逆にダメみたいです。

作業する上で伐倒技術も大事なのですが、最も大事なのが山へのアクセス方法。道です。
何をするにも道がなければ山には入れません。
この「道づくり」に関しては奥深すぎて、文章では書ききれません(笑)
水の流れがどうとか、傾斜がどうとか難しいことは抜きにして、僕が感じたのは「歩きたくなる道」を作ると、山への想いがグッと深まるということです。
外から眺める森と、内から眺める森は景色が違うことに実感しました。歩いていると「ベンチを置きたいなぁ」とか、「バーベキューもしたいなぁ」とか、自分の山かのようにいろいろ思い浮かべてました。
山主の奥さんも「ツリーハウスを建てたいねぇ!」なんて言ってました。
こういう、山の魅力を再発見させてくれるのも、道づくりの面白いところだと思います。


いろんな山で、いろんなモデルの道づくりがなされています。
北海道で――自分の山で――それぞれにあった道づくりが理想的ですが、簡単ではなさそうです。



写真は2010年9月、道がおよそ完成した時の写真です。


カラマツ林に若いミズナラがたくさん生えています。人工林だけど、多様性に恵まれてます。

今までは「木材供給の場」。これからはプラス「憩いの場」にもなってほしい。

どんな素敵な道でも、「道をつける」ことは多少なりとも山を傷つけること。
そこに棲む生き物たちはどんな思いだろうか。

2011年2月7日月曜日

事務の日は・・・

スタッフ 清水です

今日は事務所でサクサクと書類を片付けてました。
森の中でパソコン作業・・・疲れたら森を見て、回復したら液晶を見る。まさに飴とムチです。


事務作業の日で、最もリフレッシュするのが、トイレタイム!目の前に広がる1haほどの林の中で、身長168cmの人間がぽつりと用を足す・・・圧倒的開放感・・・!って初投稿なのにこんな話やめましょうね。
こんな内容でいいんだろうか・・・明日には消されてそうだ。


写真はここ2,3日の事務所の森の風景です。

昼休みに散歩するコース。

トイレから見上げる森
仕事が終わりホッと一息。駐車場から。

2011年2月1日火曜日

冬のきこり2


30日の雑木林の手入れのようす。
こみあった林で、残したい木をみんなで選び、
競争しすぎを緩和するための伐採。
木を選ぶのに午前中いっぱいかけて、
ゆっくり話し合います。
倒した木は、初夏まで寝かせ、運び出して
デザイナーや木工家の方が加工するのに
大切に使います。

倒すときは、けっこう木がひっかかります。
木をまわす道具(フェリング)で木をおとします。
冬の森の間伐作業は楽しいものです。


ちょっとだけチェンソーも体験。
おっと、ヘルメットを忘れてます・・



こどももちょっとだけチルホール
(木をひっぱるウィンチ)作業に参加。
けっこう重いね。


札幌からの参加の方、はじめての冬の森の方、
いつも冬の森歩きをしているけど、木を伐るのは
あまりしていなかった方、いろんな交流ができました。
みなさん、お疲れさまでした!