2010年10月31日日曜日

コースターづくり


コースターのパッキング中です。
札幌南高の学校林の間伐材で
つくったものです。
新月に伐って、葉枯らしもしました。
焼き印を押して、天然のミツロウワックスを
かけて、磨きました。

シラカバやシナノキなどの
細くてひょろひょろの木だったのですが、
年輪がつまっていて、その点ではよかったです。
きのう、札幌で行われた同窓会総会・懇親会で
配布していただきました。

みんなの学校林が、身近に感じられたら、
という思いで作りました。
パッキングをお願いしたのは研修生の方。
手際よくパッキングしてくれました。
ありがとう!

2010年10月27日水曜日

ようこそ もりねっとへ!

今日は、旭川NPOサポートセンターが実施している「社会的企業人材創出」事業を受講されている石黒さん、鬼塚さんがもりねっと事務局でインターンシップを行いました。
先週は現場(もちろん間伐の)へも行ったそうです。

陣内さん、清水くん、私。そしてインターンシップの二人と、今日は事務所が狭く感じます(笑)

2010年10月18日月曜日

森で学ぶ

今日、とある小学校での打合せ。
学校の近くの森を使っての
学習プログラムづくりの第1回目を
やりました。

森で勉強できることは、
すごくたくさんあります。
森の生きもののことはもちろん、
森と人の関わりや、
林業・木材のことや、
そこで仕事をする人たちのことや、
感じたことを作文したり、絵に描いたり・・・

まだまだたくさんありそうです。

もりねっとは、
来年から森での活動をお手伝いします。
プログラムづくりは、
まず学校の教科書・カリキュラムの勉強、
先生から「こんな単元がある」
僕らは「こんな活動もできる」
何度もすり合わせていきます。
とっても楽しい時間でした。

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子供たちが、「この地域に暮らし続けていく」
かどうかを考えるときに、
少しでも地元の自然の中で生きる知恵を
身につけてくれたら、
少しでも役に立つのではないかと思います。

僕たち大人も、
少しでも持続可能な社会をつくるための
道をひらいて、子供たちが
あとから「こんなくらしもあるのか」と
思えるようなことを続けていきたいと思います。

それは、「知らないどこかでだれかがやっている」
ことではなくて、昔からじいちゃん、ばあちゃんたちが
やってきたことの応用で、今、ここで、
やり始められることなんだ、ということです。

稲作地域なので、大半はお米づくり学習なのですが。
森での学習は2割くらい?とにかく、楽しみです。

2010年10月14日木曜日

ペーパンへ通う




ペーパンの間伐現場に向かう「通勤路」
こんな町中を通って山に行くのは、
ほんとに不思議です。
自分が住んでいるところも山、行くところも山、
道中は「35万人都市」です。
ここを通っている人たちの大多数は、
山とは関係ない生活を送っているんだろうなあ・・・



そして、行った先のペーパン、バス停留所は
こんな感じです。登り、下り、各2本。
このギャップ。同じ旭川です。
これで仕事ができたらすごいなあ。

ここ、ペーパンは、旭川市の
限界集落モデル地区なのです。
それって何?
ネーミングが自己矛盾のような気が??

しかし、ペーパンの人たちはきっと
それも逆手にとって楽しく生きていきそうな気がします。
そんな甘いもんじゃないかな。


2010年10月10日日曜日

将来の木


スタッフで、間伐を委託されたカラマツ林の「選木」をしました。
「保存木マーク法」というやり方があります。
将来的に残したい、元気な素性のよい木にマークをつけて、
その周りから間伐していきます。
メリットは、将来の森の姿が想像しやすくなることです。
間伐する木は全部決まっているわけではなく、
やれる範囲でもかまいません。
畑とちがい、「どうしても今やらねば」
ではなく、今年できなければ来年でも、再来年でも
なんとかなります。残す木は、植林したカラマツだけでなく、
間に自然に生えてきた広葉樹も、元気で素性のいいものは
なるべく残すように、マークをつけていきます。
最近、林野庁で全国のモデル地域を選び、
ドイツのフォレスター(森林官)を招いて技術研修をしていますが、
ドイツでも「将来の木」をマークしているそうです。
やはりその周りの木を最優先に間伐しているようです。
きょうはとりあえずここまで・・・

NPOの組織改革


今日は、IIHOE、
「人と組織と地球のための国際研究所」の川北秀人さんの
集中講座を受けることができました。
以前から聞きたいと思っていましたが、
けっこう早く実現。
予想より頭をつかうハードな内容で、
終わったらヘロヘロに・・・
しかし、NPOの長期ビジョンをより明確に描ける・・
というか描くやり方がわかりました。
研修というと事務局レベルで・という先入観でしたが、
もう少し広く運営スタッフにも呼び掛ければよかったと後悔。
もりねっとでお呼びしてもいいかなと思いました。

詳しくは・・と言いたいところなのですが、
まだ頭がオーバーヒート気味で、こんどにします・・・・

2010年10月7日木曜日

暮れまで・・・

年内の予定がだいたい埋まってきました。
10月は週末もいっぱいです。
雪が降るまえにどこまで現場を回りきれるか・・・
12月なかばまで持ってくれたら、
ほんとうに御の字です。

まわるだけ現場がある、というのも
考えてみたらありがたい話です。

今年は林内作業車「やまびこ」導入、
道つけトライアルと、
小規模林業ずくめでした。
きっと農家の人たちに喜ばれると信じて・・・

スタッフもみんなフル回転です。
この調子で、年越しまでがんばろう~

2010年10月5日火曜日

林業実習


先週、教育大の学生15名を対象に、
林業実習をしました。
アウトドアライフ専攻という学科があり、
田舎の人たち、一次産業となじむ、
自然体験をつくっていける人を育成しようという
素晴らしい学科です。
(自分も20年前にあったら入りたかった・・・)



この日は、新卒2年目のフレッシュマン清水が
指導を担当。言い足りないところは補足しようと
思いきや、詳しすぎる・・・
もうちょっとかみ砕かないとみんな消化不良になるよ~

シラカバ林と、ナラ林の境目がはっきり分かるところを
説明しています。清水、がんばれ!



カラマツと広葉樹がまじるところで、
それぞれの本数・種類を数えます。
この林、どうなっていくのかな?


さらに、みんなに選んでもらった木を間伐します。
清水くん、チェンソーのバーがちょっと下がってます・・・


せっかくなので、伐った木を運びます。
やまびこ号、一般材とパルプ1立方くらいのせました。
みんな、最後に木の値段を聞いてあぜん・・
そんなに安いの? そう、安いんです。

でも、林業の大切さ、森の管理のむずかしさ、
おもしろさ、みんなで合意をつくっていくことの
大切さ、いろんなことを感じてくれたようです。

また、地元学の実習で待ってるよ~~

2010年10月2日土曜日

東大演習林






9月16日、もりねっとの日ではじめて

もりねっと会員全員がお客さんとなっての

見学会を開催しました。

行った先は富良野の東大演習林。

技官の方が長時間、いろいろな林分を

案内してくれました。


もりねっとの日は、やるたびに

顔ぶれがかわるのが面白いのですが、

今回は森林組合などの現場で働く

林業関係者が多く、必然的に

専門用語がとびかう観察会となりました。


林業関係者でない参加者の方には

申し訳なかったのですが、非常に多くのことを

学ぶことができました。

3人の世代の異なる技官がチームを組み、

林分ごとの管理に最終責任をもち、

10年で1回は前回の手入れの結果に

向き合わなくてはならない、というやり方は、

これがスタンダードなのでは?

と思いました。


今の日本の林業は、前回の手入れの評価が

システム化されていないために

間違いを修正することができないと思います。


よく東大演習林は特別だと言われますが、

この管理システムについては学ぶべきではないかと

あらためて思いました。