2012年10月30日火曜日

きっずトレイワークショップ開催しました!

かなり、ブログを休んでいる佐野です。
ゴメンナサイ。

先日、科学館で「きっずトレイワークショップ」を開催いたしました。
どんなものかというと、こんな感じ。



4歳の娘にもぴったりの大きさ、素材はもちろん”木”

ワークショップの始まりは、森の話から。
今日のトレーの素材は、「シナノキ」
シナノキって、とってもやわらかいけど、こうやって使える材料になるまでに、70年もかかるんです。(えらそーに説明しましたが、私もつい最近知ったことです)
70年かけて育てたものを使うんだから、飽きたらポイ! じゃなくて、長く使おうね。
修理して使えるのも木製品のいいところ。キズがついたり、色が変わったり、味が出るのもいいところですね。

工程は、おなじみペーパーがけから始まります。
ペーパーだけで2時間かかったままごとキッチンとは違い、ペーパーがけもあっという間。



なるほど、こうやって組み立てるのかぁ・・・・

次は組立!
ボンドとダボ。ちびっこたちもお手伝い。















細い溝にボンドを入れるのって、結構大変な作業。
ダボをトントン、ここは楽しいかも。

組みあがったら、のりが乾くまで中板を作ります。
中板は1つ穴、2つ穴、クマ型と3種類。
クマ型は2つ穴から糸鋸をつかって顔を抜きます。
今回参加12組のうち、7組がクマ型を希望。
糸鋸作業は、なぜかみんなお父さん!
お父さん、出番ですよ。
 
みんな手早くキレイにできていました。
高校以来という方がほとんどでしたが、みなさんお上手でした。
(ちなみに、試作の時は私が糸鋸作業を体験しましたが、それを見て、「やっぱり、素人には無理かも・・・・」という話が出たほど。ヘタでごめんなさい。)

プレートが出来上がったら、楽しいお絵かき。
ウッドバーニングペンの登場です。


 

クマのお顔を描いています。
同じクマなのに、いろんな表情のクマがあるのも面白かったですね。
最後はオイルを塗って、できあがり♪
 
みなさんの作品はこんな感じ
2年ぐらい前、娘がまだ2歳だったころ、お手伝いがしたくてしたくて。
それならばと、プラスチックのトレイで運んではみるけど、うまく運べるはずもなく、ひっくり返し、かえって仕事が増える始末。
どうしたら、お手伝いしやすくなるんだろう・・・・と、考えたところ、コップ穴のあいたトレイを思いつき、さっそく事務所でミーティング。
そこから生まれたのが、このクマさんトレーでした。

7月から、たまてばこユーザーのお母さん4人に協力してもらい、試作とモニタリングをしながら完成。大人にとってはちっちゃいけど、子供にはちょうどいい。おままごとからお手伝いまで、いろんな用途で使えるし、中板を外せば、模様もなくなって、大きくなってもどこかで使ってもらえるね、そんなことを願いながら作りました。
 
木のものって、やっぱりあったかい。
こうやって手作りの木製品が身近にあるっていいですね。
でもね、こういうことができるのは、旭川は木材の生産地であり、家具などの工房がたくさんあるからできることなんです。
昨年からこういうプロジェクトをさせてもらって、そのことが本当によくわかります。
森があっても職人がいない町や、職人がいても材料がない町はたくさんあります。旭川のように両方が揃っている、こんな恵まれた環境はそんなにないと思うのです。
 
「旭川で生まれてよかった」と、森や木製品をより身近に感じられるプロジェクトをこれからも進めていきます!
 
最後になりましたが、このプロジェクトにご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
共催事業としてご協力いただいた、旭川市科学館 南館長、松永さん、前島さん、旭川市工芸センター 後藤さん、秋山さん、もりねっとスタッフの皆さん、また、今回ボランティアで企画にかかわっていただいた早川さん、西村さん、三浦さん、白幡さん、本当にありがとうございました。

来年は、何をつくろうか・・・・・
おもちゃ、家具、楽器などなど。
アイディア募集中です。
 

2012年10月28日日曜日

突哨山谷渡りルートの景色




しみずです。


休みだったので、突哨山を歩きました。無心で歩くのは久しぶりでした。
紅葉よりも黄葉が多いようです。
秋らしい、素敵な景色と空気を頂きました。
突哨山口から入り、谷渡りルートを歩いた景色です。
皆さんも、葉っぱがすべて落ち切る前に歩かれてはどうですか。








































はい、お土産。





2012年10月20日土曜日

森と薪のWS、もりねっとの日 開催しました。

しみずです。




すっかり寒くなりましたね。もう、冬タイヤに履き替えようかなぁ。



うちのシマヘビちゃんの体温もどんどん下がってきました。すごい冷え症です(笑)
こっちはそろそろ冬眠させようかなぁ。しばらく会えなくなるのは残念だ。






さて、今日は森と薪のワークショップともりねっとの日合体イベントでした。

薪ストーブを始めたい、始めている人向けに、原木からの玉切り、薪割り、積み方、焚き方などを実際に体験してみるイベントです。


今日はチェンソー担当でしたので、写真を撮る機会がありませんでした。
ということで、一部の撮影は参加していた園児と小学生にまかせました(笑)ありがとねー!




始まってすぐに小雨が降りはじめ寒かったのですぐに体を動かしました。


チェンソーでは、起動のさせ方から安全な姿勢、作業の仕方、機械の性能などを紹介しました。
初めて使う方がほとんどでしたが、スパスパ切っていました。
チェンソーの重さで自然に切れていくので、力は必要ありません。


玉切った材を持って、隣の薪割りコーナーで割ります。
原木から薪になる流れを体験していただきました。

「大変だし、時間がないとできないなぁ・・・。」なんて途中で漏らす人もいました。

・・・本当にそうですね。聞いた話ですが、札幌で薪を焚いている人で仕事が終わってから夜に薪割りをしている方もいるそうです。ひぇぇ・・・。

薪クラブに入会されると、こうした原木を玉切って薪割りをするスペースを提供、割った薪を乾かす棚も使えます。だいたい一杯積んで1立法です。


子どもたちが撮影した薪ヤード。いいねぇ!

かっこよく撮ってくれてありがとう!
by.MS200チェーンソー



午前中はこうした作業でした。

お昼は石黒さんが作ってくれたバングラデシュのカレー(辛口)とじゃがいもを焼いて食べました。

子どもたちが自分で玉切りしたシラカバをたき火に投入。

ご飯を食べながら薪談議。

なかなかの辛口カレー!美味しかったです!
口の中が熱くなりました!


じゃがいも。ダッチオーブンにいれて火にかけただけです。
「味付けなんてなくても美味いなぁ。これに何かつけようなんて邪道だ!・・・バターがあったらもっとうまいな!
ん!?

男の子が撮影してくれました。久しぶりに僕(後姿)が登場!
ブログに僕が写った写真が載るのはいつ振りだろうか(笑)
元気にやってます(笑)

女の子たちと草笛練習。


食べ終わる頃に、すごい雨と雷が!
急いで小屋に避難しました。

薪ストーブを実際に焚きながら、薪談義の続き・・・。
すんごい眠くなるんですよね。この暖かさ・・・。



薪にひたった一日となりました。
またの参加をお待ちしております!