秋が深まる森で今年4回目となる森薪塾を実施しました。
今回は11名の方にご参加いただきました。
今回の目標は小屋の壁に使う板材を採ることです。
丸太を製材して板にするためにはある程度の太さが必要になります。
今回は胸高直径40センチ程度のトドマツを選びました。
胸高直径とは胸の高さ、地上高およそ130センチの直径のことを言います。
直径40センチクラスの木を伐倒するには追いヅル切りが効果的です。
追いヅル切りは受け口を作った後、伐倒方向と反対側(後方)に切り残し(追いヅル)を作り、突っ込み切りで落ち着いてツルを作れます。また、チェンソーのバーの長さ以上の太さの木を倒す時に、左右からツルを作ることができるんです。
この木は枝が隣の木に当たっていて、なかなか倒れてくれず苦労しましたが何とか倒すことができました。
倒した後は枝払い作業です。
木が大きいのでチェンソーが挟まるとどうにもできなくなってしまいます。
力の掛かっている方向や木の動きを見ながら慎重に枝を払っていきます。
同じように玉切りも注意が必要です。
チェンソーが挟まらないように、動いた木が自分に当たらないように、ここで切ると木がどう動くのか予想しながら切っていきます。
枝払いをして長さを揃えた丸太は林内作業車「やまびこ」で移動し、後日製材所へ運ぶことにしました。
それにしても木がデカいですね。
午前中の作業はこれで終了。
場所を移動してお昼の準備をしました。
今回も焚き火の上にはいろんな食材が並びました。
寒くなってくると焚き火の暖かさがありがたいです。
次回はもう少し焚き火を大きくした方が良さそうですね。
こちらはピザ風のパンでしょうか。
チーズがうまく溶けて美味しそうですね。
こちらではメスティンで炊き込みご飯。
味見させてもらいましたが、とっても美味しく炊けていました。
みんなで焚き火を囲みながらワイワイガヤガヤのんびりした後は午後の作業開始。
小屋の柱や梁に使う丸太を加工しました。
自作の治具で丸太の面をとっています。
こちらではひたすら皮むき。
作業の合い間に木登りをして遊んだりしました。
今回も楽しく作業をすることができました。
当日は雨予報でしたが、幸い雨はほとんど降らず天気にも恵まれました。
参加していただいた皆さんありがとうございました。
次回は来年2月を予定しています。
雪の中で作業をしたり、焚き火をしたりするのもまたいいものですよ。
みなさまのご参加お待ちしてます。
(中村)