2020年12月6日 毎年恒例の突哨山間伐体験〜クリスマスツリーのおすそ分け〜を実施しました。コロナ禍の中での開催となりマスクをするなどの対策をしながらの実施になりました。
集合写真を撮る時には顔が見えなくなるのでマスクをはずしていますが、飛沫が飛ばないように声を出さないようにしています。
これも新しい生活様式なんでしょうか。
今回は10組27名の方々にご参加いただきました。
旭川のローカルフリーペーパー「ライナー」に広告を出した次の日にはもういっぱいになってしまいました。
ライナーさん(https://www.liner.jp)いつもありがとうございます。
突哨山(とっしょうざん)は標高239mのなだらかな丘です。
突哨山の歴史的な背景などのお話をした後、今回の間伐現場がある人工林エリアまで1キロ弱をみんなで歩きました。小さなお子さんも元気に歩いてくれました。
当日はやや曇っていましたが、この時期にしては気温が高く、防寒着を着て歩くと少し汗ばむ程度でした。
突哨山の詳細についてはこちら(http://morinet-h.org/tossyozan/index.html)
間伐現場に到着し、まずは間伐についてのお話。
間伐をしている場所と、していない場所の違いを見ながら、間伐とは何かのお話をしました。
間伐現場のトドマツ人工林
次にグループに分かれ、実際に伐り倒す木を選びます。
このイベントでは、将来を託す木を選び、その木の成長の妨げになっている木を倒します。
参加者の方それぞれご自身でどの木を残し、どの木を伐るか選んでもらいます。
「こっちの木の方が元気そうだよ」と家族で相談したり、みなさん悩みながら選んでいただきました。
伐る木が決まったら、いよいよ伐倒です。
どの方向に倒したら周りの木にかからずに倒せるかを慎重に見極めながら倒す方向を決めます。
倒す方法が決まったら、ノコギリの入れ方をスタッフから聞き、あとはひたすらノコギリをひきます。
お父さんと一緒にがんばります。
家族にツリーを持って帰るためにお父さんもがんばります。
間伐遅れの混み合った森の中では周りの木にかからないように倒すのは難しいですが、こちらではうまくきれいに倒れました。
木を倒すと上にはポッカリ穴が空き、光が差し込み明るくなります。
地面に光があたって、草や木などの新しい芽が出始めます。周りの「将来を託された木」は空いたスペースに枝葉を伸ばすことで、より成長することができます。これが間伐の効果です。
木が倒れたら、あらかじめ計っておいた長さで梢を切ります。
かわいいツリーが採れました!
採れたツリーはブルーシートで巻いて、来た道を戻ります。
ここでも小さい子たちが大活躍。自分の体よりも大きいツリーをぐいぐい引っ張っていきます。
こちらは兄弟で力を合わせて。
後日、参加者の皆さんからお家に飾ったツリーの写真をいただきました。
こうして見ると、いろいろな形があって面白いですね。
どれも本物の木なのでとっても生命力を感じます。
写真を送っていただいた皆さんありがとうございました。
今年はコロナの影響で開催できるかどうか不安でしたが、なんとか開催することができました。
いつもなら午後から札幌の福祉施設の方々が間伐体験にいらっしゃるのですが、今年は札幌との往来自粛要請があったため断念しました。
来年はコロナなんか気にせず楽しいイベントができたらいいですね。
一日も早くコロナが終息することを願っています。
(中村)