2021年7月8日木曜日

2021年7月4日 2021年度第1回森薪塾やりました!

 


 

 7月4日(日)今年度最初の森薪塾を実施しました。当初6月に第1回目を予定していましたが、緊急事態宣言が延長されたため、やむなく延期することにしました。暑い中、マスクをしながらの開催となりましたが、ようやく実施することができました。

 

 今回は15名の方々にご参加いただきました。ご自身で山林を所有されている方や将来、森林関係の仕事に就きたいという中学生とそのご家族、林業大学校の先生や生徒さんなど、さまざまな方にご参加いただきました。普段は接する機会のない人たちが集まりコミュニケーションを取りながら一緒に作業をすることもこの森薪塾の魅力の一つですね。

 

 今年のテーマは「間伐材で小屋作り」です。人工林の間伐をしながら、その木を使って小屋を作ります。まずはどんな小屋がいいのか、どんな使い方をしたいのか、みんなで話し合うところから始めました。

 

 昨年、森薪塾で作ったツリーテラスにのぼり、これから作る小屋のイメージを描きます。


 

 どの場所に、どんな形の小屋を作るのか、実際に建てる候補地を見ながら考えます。

 

 

なんとなく、それぞれイメージが湧いてきたところで、焚き火を起こし、コーヒーを飲みながらみんなでイメージを共有しました。

 

暖炉や囲炉裏が欲しい。ツリーテラスに壁と屋根をつけてツリーハウスにしてはどうか。ロフトやスキップフロアを作って子供が遊べる空間にしたい。竪穴式住居やアイヌのチセのようにしてはどうか。片屋根にして地面まで届くようにしたら冬に滑り台のようにして遊べる。桜の木のそばに建てて花見ができるようにしたい。ツリーテラスのそばに建ててテラスと連携させてはどうか。土間があった方がいい。ログハウスのようにしてはどうか。小屋の中にブランコやロープをかけて遊べるようにしたい。などなど、たくさんの面白いアイディアが出ました。

 

今回はプロの大工さんに建ててもらうのではなく、みんなで力を合わせて自分たちの力で小屋を建てるのが目標です。技術的な問題や、費用の問題、使える材料の問題など、さまざまな制約があるなかで、できるだけ皆さんのアイディアを取り入れて立派な小屋を建てましょう。

 

 

 お昼には今回も色々な焚き火料理が並びました。

 

 

午後からは場所を移して近くの森へ。このエリアはトドマツが植林された人工林ですが、間伐が遅れ成長が良くありません。この場所で間伐をして出た木材を小屋の材料にします。

 

  今回初めて参加された方々はきちんと間伐されたエリアを見学に、何度も参加されている常連さんは早速、間伐のための伐倒をしました。

 

 

 今回の間伐では、この森に残す木を選び、その成長の妨げになっている木を伐るという考え方に基づいて選木をしました。

 

 

 伐る木が決まったら、周りの木にかからないように慎重に倒す方向を見定めチェンソーを入れます。

 

 

 みなさん上手く狙った方向に倒すことができました。

 

 

 倒した木の上を見上げると、今まで枝葉に覆われていた空間からぽっかり空が見えます。ここから日の光が差し込み、残された木が成長するスペースが生まれます。これが間伐の効果なんですね。

 

 

 今回はこの木を小屋の材料として使うのできれいに枝払いをします。チェンソーが枝に挟まれないように一本一本考えながらチェンソーを当てていきます。慣れないと見た目以上に体力を使います。

今回の作業はここまで。だいたい必要な本数は倒せました。次回は倒した木の搬出ですね。

 

 最後にみなさんから今日の感想を伺ったところ、午前中にコーヒーを飲みながら小屋のアイディアを出し合った時間が良かったという方が多くいらっしゃいました。

 次回は作業を進めながら、まったりしたい方はまったりと、焚き火をしたり、薪割りをしたり、木登りしたり、森での時間を思い思いに楽しみましょう。チェンソーをやってみたい方には基礎から教えます。

 今回は久しぶりの森薪塾だったので最後に集合写真を撮るのを忘れてしまいました…。次回はみんなで一緒に写真を撮りましょう!

 

次回の森薪塾は8月1日(日)を予定しています。

参加のお申し込み、お問い合わせは

メール nakamura@morinet-h.org

電話 0166−60−2420

担当中村までお願いいたします。

 

(中村)

2021年3月10日水曜日

第7回森薪塾やりました!

 

 

 3月7日(日)、今年度7回目となる森薪塾を実施しました。

当初の予定では1月中旬の開催予定でしたが、北海道でのコロナ感染症集中対策期間にあたり延期していました。

札幌との往来自粛が解除されたためようやく開催することができました。

 

 今回のメニューは白樺の伐倒と搬出です。

重心が偏っている広葉樹の伐倒と、エンジン式ポータブルウインチを使った搬出をやりました。

今回切り出した白樺はクラフト材に使う予定です。


 


 雪の中で伐倒する時は、まず伐倒木の周りを掘り出す必要があります。

木の一番太い部分をできるだけ無駄にしないことが目的ですが、作業をしやすいように足元をきれいにすることにもなります。

伐倒の一連の作業に邪魔にならないように雪を掘ります。

この辺りの積雪は1m以上あります。なかなかしんどい作業です。

 

 


 雪を掘り、足元がきれいなったら、いよいよ伐倒作業です。

倒す木の重心も考えながら、周りの木に掛からないように慎重に伐倒方向を決めます。

 

 


 倒す方向に合わせ受け口を作りますが、狙った通りにチェンソーで切るのは意外と難しく、何度か調整を繰り返しながら向きを合わせていきます。

 



 きちんと向きを合わせ、上手く狙った方向に倒れました。

 



 今回もお昼は焚き火を起こしました。

薪は立ち枯れのイヌエンジュを現地調達しました。


 


 寒い日はカップラーメンが一番です。

簡単にできて体が温まります。

今日は焼いたウインナーをトッピングしました。


 


こちらでは パスタを茹でています。


 


 午後はエンジン式のポータブルウインチで倒した白樺の集材作業をしました。


 


 黄色いログキャップを被せると途中雪や立木に引っ掛かることなくズルズルと進みます。


 


 まっすぐ引けない時は滑車を使って方向を変えます。


 


 最後はツリーテラスの雪下ろしをしました。

今年に入ってから一度雪下ろしはしましたが、今年は大雪の日が多かったので、念の為もう一度下ろします。

さすがにこれだけの量が積もると重さに耐えられなくなります。

 

 

 おかげさまで今回も無事に作業を終えることができました。

今回参加していただいた皆さんからは、クラフト材で使ってもらえるのが嬉しい、広葉樹の重心を読むのが難しかったが久しぶりに伐倒ができて楽しかった、などの感想をいただきました。

 今回札幌からいらしたご夫婦の奥様は森の中で静かに読書をされていたそうです。

今回は作業中心の内容でしたが、皆さん充実した時間を過ごしていただけたようです。

 

 今回で今年度最後の森薪塾となりましたが、コロナ禍の中、目標としていたツリーテラスもたくさんの方々のお手伝いで無事に完成することができました。

春にはテラスの上でお花見でもしたいですね。

一日も早くコロナが終息し日常を取り戻せることを願っております。

参加していただいた皆さまありがとうございました。

 

 来年度も森薪塾は新たな目標を立てて開催する予定です。

さらに楽しく学べる内容にしたいと思っておりますので、皆様の参加お待ちしております。


(中村)

 

2020年12月16日水曜日

突哨山間伐体験〜クリスマスツリーのおすそ分け〜



2020年12月6日 毎年恒例の突哨山間伐体験〜クリスマスツリーのおすそ分け〜を実施しました。コロナ禍の中での開催となりマスクをするなどの対策をしながらの実施になりました。

集合写真を撮る時には顔が見えなくなるのでマスクをはずしていますが、飛沫が飛ばないように声を出さないようにしています。

これも新しい生活様式なんでしょうか。

 

今回は10組27名の方々にご参加いただきました。

旭川のローカルフリーペーパー「ライナー」に広告を出した次の日にはもういっぱいになってしまいました。

ライナーさん(https://www.liner.jp)いつもありがとうございます。

 

突哨山(とっしょうざん)は標高239mのなだらかな丘です。

突哨山の歴史的な背景などのお話をした後、今回の間伐現場がある人工林エリアまで1キロ弱をみんなで歩きました。小さなお子さんも元気に歩いてくれました。

当日はやや曇っていましたが、この時期にしては気温が高く、防寒着を着て歩くと少し汗ばむ程度でした。

突哨山の詳細についてはこちら(http://morinet-h.org/tossyozan/index.html

 

 

 間伐現場に到着し、まずは間伐についてのお話。

間伐をしている場所と、していない場所の違いを見ながら、間伐とは何かのお話をしました。


間伐現場のトドマツ人工林

 

 

 次にグループに分かれ、実際に伐り倒す木を選びます。

このイベントでは、将来を託す木を選び、その木の成長の妨げになっている木を倒します。

参加者の方それぞれご自身でどの木を残し、どの木を伐るか選んでもらいます。

 「こっちの木の方が元気そうだよ」と家族で相談したり、みなさん悩みながら選んでいただきました。

 

 伐る木が決まったら、いよいよ伐倒です。

どの方向に倒したら周りの木にかからずに倒せるかを慎重に見極めながら倒す方向を決めます。

 倒す方法が決まったら、ノコギリの入れ方をスタッフから聞き、あとはひたすらノコギリをひきます。




 お父さんと一緒にがんばります。


 


小さい子もがんばります。


 


 家族にツリーを持って帰るためにお父さんもがんばります。

 

 


 間伐遅れの混み合った森の中では周りの木にかからないように倒すのは難しいですが、こちらではうまくきれいに倒れました。

 




 木を倒すと上にはポッカリ穴が空き、光が差し込み明るくなります。

地面に光があたって、草や木などの新しい芽が出始めます。周りの「将来を託された木」は空いたスペースに枝葉を伸ばすことで、より成長することができます。これが間伐の効果です。


 


 木が倒れたら、あらかじめ計っておいた長さで梢を切ります。


 


 かわいいツリーが採れました!


 


 採れたツリーはブルーシートで巻いて、来た道を戻ります。

ここでも小さい子たちが大活躍。自分の体よりも大きいツリーをぐいぐい引っ張っていきます。


 


 

 こちらは兄弟で力を合わせて。

 

 

後日、参加者の皆さんからお家に飾ったツリーの写真をいただきました。






    

こうして見ると、いろいろな形があって面白いですね。

どれも本物の木なのでとっても生命力を感じます。

写真を送っていただいた皆さんありがとうございました。

 

今年はコロナの影響で開催できるかどうか不安でしたが、なんとか開催することができました。

いつもなら午後から札幌の福祉施設の方々が間伐体験にいらっしゃるのですが、今年は札幌との往来自粛要請があったため断念しました。

来年はコロナなんか気にせず楽しいイベントができたらいいですね。

一日も早くコロナが終息することを願っています。

 

(中村)

2020年11月5日木曜日

第6回森薪塾やりました!


 11月3日 この日の天気予報は雨または雪でした。

天気が悪くなったら早めに切り上げることも考えていましたが、朝から青空が広がり、思いのほか気持ちの良い一日になりました。

 


 今日のテーマは完成したテラスの周りを居心地よくしようというものです。

このテラスの場所は立派なエゾヤマザクラのそばで春にはお花見をしようということで決めました。

そこでこのエゾヤマザクラがより元気に育つように周りの木を伐ることにしました。

桜の木は明るい場所でなければ健全に大きくなりにくく、森の中で周りをたくさんの木に囲まれている環境では長生きできないようです。

 将来を託す木を選び、その木の成長を阻害する周囲の木を伐るという、まさに天然林の択伐施業ですね。


 


 今回伐り倒したのはドロノキです。

ドロノキは成長が早く、おそらくエゾヤマザクラよりも後に生えてきたもので、今では同じぐらいの高さになっています。

周囲の木にかからないように慎重に倒す方向を決め、受け口、追い口を正確に作って倒します。

倒してから樹高を測ったら約20mありました。

 

 


 一方、こちらは今回初めて参加された方。

チェンソーは初心者で薪割りがしたい、ということで、まずは玉切りから。

まっすぐ切るだけの単純な作業に見えますが、寝ている木には思わぬ方向から力がかかっていたりして、チェンソーが挟まれることもあります。

また地面を切ってしまうとチェンソーの刃が研磨され、すぐに切れなくなってしまうので、いろいろなことに注意しながら作業を進めます。

 



 玉切りにした木で薪割り。

すぐに慣れて気持ちよく割れるようになりました。

横で息子さんが応援しています。

 

 


 お昼は恒例の焚き火でいろんなものを焼いて食べました。

焚き火には最高の季節ですね

雨が降らなくて本当によかったです。

 

 

 

 午後からは倒したドロノキを使ってテーブルとベンチを作りました。

まずはテーブルの天板にするために程よい太さの木を選びチェンソーで半分に割っていきます。

一度に切らないで何回かに分けるのがまっすぐ切るコツかもしれないですね。

 

 


 こちらでは以前倒した桜の木を使ってベンチを作っています。

チェンソーで大まかな形に切り出してから電動のプレーナーで表面をきれいにしていきます。

 


 

 テーブルの部品が出来上がり組み立てています。

チェンソー一本で切り出した部品なので何ともワイルドですね。

 

 

 

 かわいいベンチが出来上がりました。

桜の削り出しのベンチだなんて贅沢ですね。

 

 


 製作者二人で試し座り。

良い出来栄えに満足げな表情です。

 

 

 

 テーブルの方も完成しました。

天板を平らにするのは難しかったようですが、上手くそろっています。

 

 

 

 並べてみるととっても良い雰囲気ですね。

 


今回は天気予報が悪かったせいか、いつもよりも少ない参加者でしたが、その分みなさんいろいろなことを体験できたのではないでしょうか。

天気にも恵まれ、みんなで力を合わせてとっても素敵なテーブルとイスもできました。

 

次回は来年1月17日(日)の予定です。

次は何をしましょうか。

広場にもう少しベンチやイスが欲しいですね。

天気が良ければツリーイングもしたいです。

桜の周りはもう少し伐っても良いような気がしますが、それはみんなで相談しながら決めましょう。

 

参加希望の方はこちらまでご連絡ください。

メール nakamura@morinet-h.org

電 話 0166−60−2420 

担当 中村

 

(中村)