突哨山では5月1日に道央高速道を越えて入り込んだとみられるヒグマのため、全遊歩道の閉鎖が続いています。
ヒグマは足跡などから1歳半の若グマとみられていますが、1日以降、8日、15日、18-20日と公園区域内外で目撃が相次いでいます。
人に積極的に近づくような行動は見られませんが、日中に道路や人家のすぐ横を通過するなど、警戒心が薄く、予想外の行動を取る可能性があります。
これまでヒグマの防壁になっていた高速道路が、今回は逆に通り道が数カ所のアンダーパスなどに限られ、クマが公園区域付近にとどまって、本来の生息地に戻りにくい状態になっています。
旭川市、比布町、猟友会、「もりねっと」などの合同調査が随時行われていますが、解決の見通しは立たたず、遊歩道通行止めはしばらく続く可能性があります。ご理解をお願いします。
また、公園区域の外でもヒグマが行動する可能性があるため、山菜採りや森の手入れなどは十分ご注意下さい。ヒグマの足跡やフン、犬の異常な吠え方などにお気づきの場合は、市役所、町役場にお知らせ下さい。
扇の沢で見付かった小型ヒグマの足跡。掌の幅は約10センチ |