2012年6月14日木曜日

山ガール! いえ、ガールではありません。 山かあさん?

おはようございます。佐野です。

もう6月なのに・・・こんなに寒くっていいんでしょうか?
今朝もストーブのスイッチを押そうか、押すまいか、悩んでいる私です。

もりねっとで仕事をするようになって、3年。
本業は事務員のハズなのですが、事務所で雑用と会計を担当していたのは1年ぐらいで、この2年は、たまてばこプロジェクトや森遊びなど、勝手に仕事を増やして、本来業務はそっちのけ。
これでいいのか、悪いのかは別として、事務所で数字を見ているよりも、フィールドの方が楽しい!
できることなら、事務仕事は誰かに替ってほしい、と思っている今日この頃です。

アウトドア、動物、植物などなど、全く興味のないまま、40年を過ごして来た私。
というより、山はキライ。
なぜならば、虫がいるから。
蝶や蛾などヒラヒラ飛ぶものは苦手だし、もし、ヘビなんて来ちゃったら、その場から動けないかも。
私が知っている花の名前といえば、チューリップにバラにカーネーション・・・・・とにかく、全く興味がなかった世界なんです。

なので、山装備なんてのも、まったく無知で、山へ行くたびに他のスタッフのみなさんから、
 「帽子は必需品!」 とか、 「寒くても暑くても脱ぎ着のしやすい服装」 など。
やさしく? ご指導いただいています。

もりねっとのスタッフは、マニアというぐらい、専門的な人たちばかり。

生き物のことなら清水くん。コウモリをはじめ、突硝山のことならすべておまかせ。
土木設計から酪農・農業、食べ物のことも詳しい国際派、石黒さん。
森や木のこと、知識というより経験値で教えてくれる、陣内さん。
たとえて言うなら、「百科事典」。知らないことはないのでは?と思うぐらい、何でも知ってる山本さん。
自分で調べなくても、誰かに聞けばわかるというこの環境。
ホント、恵まれています。

この前も、「なんで、犬は連れて行っちゃダメなの?」 と聞くと、
「犬のウンチの中には、いろんなウイルスや種が入っている可能性があり、そこにはない種のものを落としていくことになれば、その山の生態系を壊しかねない」 という話を聞きました。

そうか・・・

もしも、うちのワンを突硝山に連れて行き、ウンチにスイカの種が入っていたら・・・・
突硝山のカタクリはスイカに押しつぶされて、突硝山はスイカの名産地になってしまうのかぁ

自然って、すごいね。
これからもいろんなことを勉強していきます。
森に関しては小学生レベルの私ですが、みなさん、ご指導よろしくお願いいたします。

少しずつですが、山装備も揃ってきました♪

 


以前、ある方とこんな話をしたことがあります。

 「いい自然体験(森)ってね、
    車で走っていたら森があって、車を止めてちょっと覗いてみようかと思う。
    タンクトップにスカート、ハイヒールで森に入ろうとしたけど、歩きづらくて入れなかった。
    今度はスニーカーをはいて森に来た。
    でも、手足を虫にさされ、森の奥までは行けない。
    どうしたら、森の奥まで行けますか? と聞いてみた。
    教えられたとおり、長袖、長ズボン、運動靴。帽子をかぶり、リュックを背負い、
    それで、やっと森の入り口まで入ることができました。
  来た人が、もっと知りたい、もっと奥まで行きたい、と思わせるようなものだと思う。
  最初から全部教えるんじゃなくてね。」

まさに、今自分がやっていることを言われたような気がします。
ただ、森とか仕事とかのことだけでなく、生き方そのものを教えてくれた言葉だったように思います。深い言葉ですね。

最初から、どうしたら森に入れるか?あの森の奥には何があるのか?を教えてもらって森へ行けば一度で済む話なのかもしれません。
でも、虫にさされるから長袖を着る、道がわるいからスニーカーを履く、このことを知識として身につけるのか、経験からの学びとして身につけるのか、そこには大きな違いがあると思います。

40歳を過ぎ、物忘れは激しくなり、老眼もすすんでいる私ですが、自分の学びとともに、みんなにもそういう場を提供していけたらと思っています。

山かあさん、がんばりまーす!

ついでに、ネーミングも募集しちゃおうか・・・・
誰か、センスのいいネーミングをお願いします。

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