2012年4月21日土曜日

突哨山―カタクリ速報 4月21日―

しみずです。


カタクリ速報のページがまもなくできます。
その前にブログで詳しく紹介いたします。


4月21日、花案内人の現地実習もあり、突哨山口から登ってきました。

突哨山の状況としては

・残雪(30cm)それもシャーベット状のジャクジャクした雪です。
・なので長靴が必須。
・根開き(根っこの周りの雪解けのこと)にカタクリがつぼみをだしていました。
・フクジュソウがぽつり・・・ぽつりと出てきました。

●おそらく雪がとけるのに1週間ほどかかるでしょう。
ゴールデンウィーク中は、雪解け水で遊歩道が非常にぬかる(泥水)ことが予測されますので、長靴などで対策してからお越しください。








↓花案内人の現地実習と突哨山の様子↓


突哨山口の様子

突哨山の中で一番開花が早い遊歩道ですが、この状態です。

カタクリのほかにナニワズも葉をつけていました。
この植物も何気に人気です。


根っこの周りはきれいに丸く溶けています。
クリックして画像を拡大してみてください。カタクリが生えています。


雪から顔をだすこのカタクリも、今時期しか見られない光景です。



水をたっぷり含んだ雪です。
長靴の隙間から入ってくると、あっというまに靴下が濡れてしまいます。

「木もれ日の路」と「木もれ日分岐から南折り返し」の遊歩道では
フクジュソウがわずかですが見られます。

実習の様子。案内役と来訪者役を交代して行います。

一番、難しい(考えてしまう)のが最初のコンタクト。
どんな様子で、どんな言葉がけがスムーズか、いろいろと試してみました。


カタクリと密接な関係にある生き物たちの痕跡を見つけることができました。


一番生長が進んでいるカタクリの様子です。
こうしたカタクリはごくわずかです。



★今年は雪解けが遅いのもあり、開花も遅くなりそうです。

・突哨山口から登ったカタクリルート、谷渡りルートは5月1日ころ開花。
・カタクリ広場口、扇の沢口から登った遊歩道もだいたい同じころ~1日、2日遅れ。
・村上山公園口は一週間遅れの5月8日ころ。

とカタクリの開花を予想します。今後の天気にもよりますが。
ちなみにエゾエンゴサクやフクジュソウはカタクリより若干早めに開花します。


今日はとっても暖かく、クジャクチョウも飛んでいました。
実習、お疲れ様でした!





★おまけ★

突哨山の野鳥 その2

今日はゴジュウカラ。(前回はシジュウカラ)
特に野鳥に詳しいわけでもなく、解説もできませんが、突哨山には66種の野鳥が確認されています。

カタクリの時期は、あちこちからピチュンピチュンとかわいらしい鳴き声が聞こえてきます。
カタクリも素敵ですが、野鳥もぜひ、探してみてください。



特徴としては、くちばしの付け根から目の後ろまで黒い線が1本、ピッと入っています。
青っぽい灰色をしています。シジュウカラのような 「ネクタイ」はありません。



この鳥が面白いのは、餌を探すときに 木の上から下へと幹をらせん状に回りながら下りてくることです。
樹皮の隙間にくちばしを突っ込んで探していました。

一番下まで来たらどうなるんだろうかと様子を見ていました。
きっとらせん状に上がっていくんだろうなと思っていましたが、普通に飛んでいきました。

なんてことなかったぁ・・・



今日もゴジュウカラを見つけました。
地面にまで下りてくるんですね。今の季節だからでしょうか。
それとも普段から地面を歩いているのに、気づかないだけでしょうか。
ちょっと新鮮に思って撮影しました。




野鳥が撮れ次第続けていきます。












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