もりねっとの仕事をしている場合じゃないんじゃないか?
スタッフとそんな話も出ました。
今年は、運営委員のみんなを中心に、
森とかかわりのない人たちとの
つながりづくりをする、
そんな一年をめざして、
準備に着手していたところでした。
・・・・
でも、もういちどよく考えました。
どうして、もりねっとができたのか?
何のためにみんなで活動してきたのか?
森林の問題を変えていくために、
30年、50年先のあるべき姿のために、
最優先のことを、
行政や業界ができないことを、
小さなモデルを積み重ねて世に問う、
それが目標でした。
目標は、近いようで遠い、
遠いようで近い、森林と社会の時間です。
その何十年のあいだには、
気候変動による社会の混乱とか、
もしかすると戦争とか、
はたまた石油と食料がなくなって混乱とか、
まったく想像できないことが起こるかもしれません。
それでも、森林の問題は存在し続けます。
今、森がどうなっているのか、
これからどう育っていくのか、
人間社会はどう変わっていき、
森とどう関わっていくのか。
その体制や準備はあるのか、
どのくらい整っていなくて、何をすべきなのか。
僕たちは、その問題と、
結局ずっと向き合っていかなくてはなりません。
もちろん、森林だけでなく、
農村や漁村の問題、
まちでも、高齢化や過疎、少子化、
そのほかにもたくさんの問題があります。
もりねっとが向き合うのはやっぱり森林のことです。
それを、粛々とやっていかなくては。
震災があったら、旭川からできる支援を。
そして、被災地で森林の問題解決が進まない分、
こちらではその問題に、被災地の分まで向き合わないと。
そう考えることにしました。
この大変なときに、
間伐イベントをやっている場合か?
・・・・・
今、僕たちがやるべきことは、
被災地の情報に耳をかたむけ、
被災地の人たちの気持ちを考え、
できることは何か、考え、話し合うこと、
そして、日々の自分のしごとを全うすること・・・
だから、間伐イベントも、
市民向けのフェスタも、
やっぱりやると思います。
みなさんはどう思いますか?
複雑な思いは拭いきれないでしょうが、もりねっとがやるべきことをやるしかないと私も思います。
返信削除今後、復興が進めば木材需要も高まってくることでしょう。
そうした時に無計画に木が伐られ、植えられることを危惧しています。
この災害を森と人のつきあい方を見直すきっかけにしなければならないと私は強く思っています。
もりねっとがやろうとしていることは今だからこそ重要なのではないでしょうか。
私もできる限りのことをしようと思っています。
今の自分に直接被災地に対して、何をしたら良いのか分からない。何もできない。
返信削除普段の仕事をいつも以上に元気に、いつも以上に頑張るしかないと思う。
おおはしさん
返信削除大変な時に、コメントをありがとうございます。
原発の事故も大変心配ですが、
電力供給のため木材が無計画に伐採される可能性も
あるのではないかと思います。
そちらも、みなさんくれぐれもご無事に過ごされるよう、
心からお祈りしています。
北海道民はみんな被災地を応援しています。
おおはしさん
返信削除大事なことを書き忘れました。
やっぱり、初心を忘れず、もりねっとがやるべきことを
今年もやっていきたいと思います。
おおはしさんの視点はとても重要だと思います。
僕も同感です。
またよろしくお願いします。
くま@旭川さん
返信削除コメントありがとうございます。僕もほんとうに同感です。
間伐体験イベントを実施しましたが、そのときも参加者の
みなさんに同じ話をしました。
そうですね、がんばりましょう。
先日はキトウシで、ありがとうございました。
返信削除今できること…、ニュースをみると気ばかり焦りますが、
健康な人の生活、健康な環境が保たれていることが、
遠くであっても支援につながるのではないでしょうか。
きっとこの先、北海道も被災者の受け入れをすることになるかと思います。
また、被災経験のある方や、辛いニュースで傷ついた方が観光客などとして来られることも。
その時に、やはり北海道は、美しい環境財産として皆さんを受け入れたいものだなと思います。
健康的な森の維持は、一種の芸術ではないでしょうか。
人の心を元気にし、生きる力を与えるものだと、私は感じています。