2016年5月5日木曜日

突哨山 カタクリたちよ、また来年!

しみずです。

今年は4月29日~5月5日の7日間で、晴れたのは3日だけでした。
開花自体は例年通りで、丁度良かったのですが天候に恵まれませんでした。その中で、タイミングよく晴れた日に来られた方は、突哨山の自然を満喫できたのではないでしょうか。
※カタクリ速報にも載せましたが、ぴぴの路なら今週末まで楽しめます。他はほぼ萎れてきました。


毎年カタクリ群落に魅せられて歩いていましたが、ここ数年は、花よりも「人」との出会いが楽しみになりました。今年も様々な人たちと出会い、たくさんの話を聞くことができました。突哨山に期待する人それぞれの意見がとても今後の参考になります。

個人的な感想ですが本州から来られた方々のほうが、「手入れをした方が良い(主にササ刈)」という意見が多かった気がします。里山に対する意識の強さだと思いました。


昔はアイヌの人たちの生活の場、その後、里山として樹木を伐採し利用されていた風景があり、ゴルフ場計画が起こったあと、しばらく「山の保全」が色濃く目立っていた山林です。
そして今、突哨山は、守るばかりでなく、守るために利用も必要だと考え、「保全と利活用」が大きなテーマにあげられています。こうした方針は、訪れる方々にも少し話してきました。


これまで、指定管理者として、
遊歩道の道幅の再検討や、多様な植生を知ってもらうための新ルートの開設。
現地案内板の設置やガイドマップの発行。
数十年前に植林され放置された人工林の手入れとイベント。
市民主催イベントの協力。
突哨山勉強会の開催と花案内人の活動・・・・・・まだ、少ない企画ですが、山に人を呼び込むための活動をしてきました。

こういった活動の目的は、「身近な自然」突哨山を知ってもらうこと。そして、自然を大切にしていきたい、楽しみたいと思ってもらえる人が増えなければ、保全はできないと考えています。
利用することで保全につながる部分もあるのではと。

そう強く思ってきました。
突哨山に限らず、森で出来ることもっと考えて企画していきます。




★おまけ★

小学校の環境学習で、児童らと一緒にカタクリを掘り起こし、球根を調べてみました。
(※採取したカタクリは民有林内のものを使いました)

それを校長先生がさっそくラミネート加工してもってきてくださいました。
毎年、球根に栄養が蓄えられ太っていく様子が非常にわかりやすく見ることができます。
6月頃には、子房が膨らみ、種子をつけたカタクリを見ることができます。
その後は地上部は姿を消し、球根で来春まで過ごします。



2016年4月30日土曜日

突哨山 連休初っ端から・・・

しみずです。

4月29日、30日と、↓のような天候でした。
雨やら雪やらみぞれやら・・・気温も2度、3度・・・手は〝かじかむ"し、口も動かなくなりました。
参りました。ほんと、明日こそ晴れてください。お願いします。

★まだ突哨山全体でカタクリの開花はしていますが、ガイドマップ「2番」や「10番」など、早くに咲いたカタクリたちは少しずつ下図のように萎れてきました。しかし、尾根筋の遊歩道はまだハリのある花弁をしています。ぜひ、尾根筋まで足を運んでみてください。どちらの入山口から入っても、片道20分もあれば、尾根に到達できると思います。

ただ、こんな天候でしたが、足を運んでくれた方々にも出会いました。
市内でも初めての方や道内外からと様々でした。少しの間でしたが、いろいろとお話ができて良かったです。


明日はカタクリフォーラムですね。天気だけが心配です。それでは。

最後に、遊びでとった写真でも。
雨とカタクリ


この悪天候にカタツムリですら、傘をさす始末(笑)。
エゾマイマイです。雨の日のアイドルです。
今時期の雨の日は、こいつくらいしか動物がでてきません(言い過ぎ)。
体がでっかいどー。

2016年4月28日木曜日

突哨山 明日から花案内人が活動しています。

しみずです。

28日、カタクリ速報更新しました。ご覧ください!
カタクリ速報を促すために、毎回こっちのブログも更新しているのですが、さすがにこんな短期間だとネタが・・・。と思ったけど、尽きません。


★明日から、突哨山の自然の魅力を伝えるために、ボランティアスタッフの協力を得て、「花案内人」による活動が始まります。
花案内人という名前ですが、僕も含め特別に花に詳しいわけではありません。
私たちの目的は、ただ歩いて「綺麗だね」で終わってしまうと勿体ないので、その1歩先の自然の楽しさ、魅力を共有したいと思っています。

ですので、ちょこっと面白い視点をお伝えしたり、場合によっては道案内したりと花に限らず楽しい時間を過ごせたらと思っています。

★花案内人は、10時から12時、13時から15時までの時間帯で、「遊歩道のどこか」にいます(笑)。
基本的には、ガイドマップ10番周辺にいたりします。
服装のどこかに必ず「黄色のバンダナ」を装着しています。
ちなみに、案内したからといってお金はとりません(笑)無料ですので、お気軽に話かけください。

★それと、カタクリ広場と突哨山公共駐車場に開花情報を掲載したボードを設置しました。
車から降りて、入山する前にチェックしてみてください。



そうそう、今日、僕の大好きなあいつと出くわしました。
うへへ、ヘビです。やっとあえて嬉しいです(笑)
ヘビとカタクリ群落。


2016年4月25日月曜日

突哨山 カタクリフォーラムのおしらせと、おまけ

しみずです。

カタクリ速報の方でほぼ全線開花した様子を報告していますので、ご覧ください。

突哨山で、「野の花のお花見」カタクリフォーラム2016が開催されます。
共催/カタクリ楽団。突哨山と身近な自然を考える会。協力/もりねっと北海道。

○日時:5月1日
     午前10時から午後2時ころまで。

○場所:カタクリ広場

○内容:①10時と12時30分から野歩き
      ②フリーマーケット
      ③演芸会
      ④軽食(おにぎり、お団子など)
      ⑤風倒木の無料配布
○カンパ:おひとり、500円(オリジナルバッチ付き)

風倒木配布会場もカタクリ広場です。
35cmに玉切りしたもの等、準備できました。
午後2時からは、希望される長さに玉切りをします



★カタクリの花弁が反り返る時間について

今日の8時45分のカタクリちゃん。
晴れていても気温が上がらないので垂れ下がっています。

9時53分。1時間8分後。
1枚を残し、残りはほぼ反り返りました。
約1時間かかるんですねー。


2016年4月22日金曜日

突哨山―カタクリ満開の場所があります―

しみずです。

カタクリ速報のブログにも載せましたが、満開なのでこちらでもお知らせします。
突哨山口から登った10番周辺が満開です。
明日、明後日とぜひ見に来てください。29日には終わっているかもしれません。
詳しくは開花速報を。


明日は、比布町民の皆さんと一緒に「ぴぴの路」の整備をしてきます。
ぴぴの路の整備の綺麗さは、突哨山でも一番だと思います。
・・・僕も頑張って綺麗にしてるんですけどね、今年は枝がボキボキボキボキ・・・・片づけても片づけても次から次へと・・・はぁ。

林内に多くの丸太が転がってますが、風倒木処理の残材です。春先にあれこれ作業すると、カタクリが踏みつぶされてしまうので、春先はこのままの予定です。
夏以降は、ゆっくり時間をかけて、散らばっているのをまとめたりして少しでも見栄えを良くしていきます。


扇の沢ルートB番

エゾアカガエルの卵(扇の沢ルート)

花粉症の人は絶句。
ハンノキ(カバノキ科)の花粉で、地面が黄色くなっています。

2016年4月20日水曜日

突哨山~風倒木とカタクリたち~ 

しみずです。
4月19日~20日のカタクリ速報更新していますので、そちらもどうぞ。


 ★今年の突哨山の風景は一味違います。
昨年10月の強風で、シラカンバがたくさん倒木しました。特に2番や稜線分岐が多くの被害をうけました。被害を受けたシラカンバは樹齢70年程。胸高直径30cm前後、樹高は20m~24m程。
ここまで生長していたシラカンバには、腐れや割れ等のキズが入っているものがほとんどで、最大瞬間風速20mを超えたあの風には耐えられませんでした。
倒れたシラカンバを横目(?)でみていた、被害をまぬがれた若い樹木が、次の森林を形成していく、自然のサイクルを見ることができるというところがポイントです。


稜線分岐のシラカンバ倒木。

2番のシラカンバ倒木。

現地で見てみるとよくわかりますが、根っこがめくれて倒れてしまっているのがほとんどです。
本来、シラカンバの根元周辺にもたくさんのカタクリ等の春植物が生えていました。

今日見に行ってみると、こうした根むくれから、やっぱりカタクリが出ていました。
このカタクリにとっては、今年は地面が約90度も傾斜がついている場所から芽を出す必要があります。彼らも大変ですね。


★さて、問題です。
  『根むくれから芽をだすカタクリは、A、Bのうち、どのような向きで生えてくるでしょうか』


★答えは・・・・・ぜひ現地でお確かめくださいv
  
  ブログでの答え合わせは、気が向いたらします(笑)

2016年4月18日月曜日

野外授業 振り返り②

しみずです。

 カタクリ速報は、明日か明後日に更新します。今週の土日には突哨山口から入山した10番周辺は満開とはいきませんが、開花するカタクリはぐっと増えているはずです。

 
 野外学習の振り返りもこれで終わります。
 今日は、児童らが森林でどんな活動をしてきたのかを紹介します。
 比較的、どこでもできるような活動内容で紹介します。
 
大きく分けて、「植物」「動物」「歴史」「利用」のテーマで行ってきました。

★「植物」は、動かないのでじっくりと観察ができるのが良い点です。
 カタクリ群落に圧倒されがちですが、群落を個体ごとに見ていくと、色々な発見があります。
 手鏡や虫眼鏡などを使いながら、観察方法をみにつけてきました。

 ・春植物の観察⇒自分の気に入った植物をさがし、どんなところが気に入ったか等を発表し共有する。
同じ種類の個体同士を比較して、違いを探す、特徴を見つける。
  

★「動物」は昆虫や哺乳類が主な対象です。
 草むらから枯れた木の中など、昆虫はいたるところにいるなぁと実感できます。

 ・昆虫探し⇒捕獲できそうな昆虫を予め調べておく。
         3個*3個の計9個の虫かごを用意して、虫かごに捕獲する種名を書く。
         縦横ななめと、多くビンゴができるように配置を変えてから捕獲にいく。
         という虫取りビンゴゲームを行っています。
         「あとどの虫捕まえる?!」「どこにいる!?」と結構盛り上がります(笑)


★「歴史」、地元の方から森林を使ってきた経緯の話を聞いて、現地の様子を確かめます。
 ・森林が持つ再生の力⇒昔、スキー場だった場所、放牧していた場所、薪炭林として使っていた場所・・・いずれも伐採された歴史があります。昔の道具なども紹介してもらいます。
 その後、どのように森林が変化してきたか、樹木の種類、太さや高さ、生え方などを見比べて、森林の様子から過去を読み解きます。いつも樹木の生命力に驚かされます。


★「利用」、散策そのものが山の利用ですが、ここでは森の恵みを頂くという意味です。枝からはたき火、落ち葉からは堆肥づくり、木の実を使った工作づくりなどなど。
 ・たき火⇒森の中ではできないので、砂利がひかれた広場で、鉄板プレートを敷いての焚き火。生きている枝、枯れている枝の見分け方から始まり、ガンビ集め、火おこし、火消しなどを体験します。必ず水は用意。
  畑で栽培したイモやカボチャなども焼いて食べることでたき火の楽しさUP。

まだ、色々とありますが、こんな感じでやってきました。

森で何ができるんだろう・・・最初は歩くだけしかイメージが湧かなかった頃もありました。
しかし、難しく考えないで、「葉っぱを拾って見比べる」これだけでも物の見方や感性が豊かになっていきます。
森での経験は、これからを生きる力へと変えてくれます。