先日、突哨山運営協議会に出席しました。
活動4年がすぎ、ずいぶんいろんな議論をしてきました。
200ヘクタールある山全体の保全の方針や、
旧ルートの復元、循環ルートの新設、
たくさんの観察会や間伐体験、
植生調査や樹木調査、などなど。
メンバーで編集したガイドマップは第3版になりました。
公募で新しい方が入ったり、
都合でやめた方がいて、入れ替わりもありました。
今年3月にも、公募をする予定です。
協議会には、市民や専門家のほかに、
旭川市や比布町と、指定管理者(もりねっと)も
同席しています。
指定管理者は、協議会の決定事項には参加
できませんが、現場の状況や作業の進行などの
報告をしています。
タイミングよく決定しないと時期を逃してしまうので、
「ガイドマップをカタクリ時期に合わせて出すので、
新しいルートの分岐名を2月中に決めてください」
など、運営の事務局的な役割も担当しています。
協議会の委員は、市から委嘱を受けているわけでは
ありません。もちろん日当も出ません。
でも出席率は高く、8割近い方が出席しています。
今年の秋くらいに、協議会主催でフォーラムをやろう
という話が出ています。当然、お金もかかります。
資金のことも話題にあがりました。
「市の施設維持につながるのだから、市が出すのが筋だ」
「自主的に活動しているから、協議会でどうするか考えるべきだ」
協議会の委員の中で議論になりました。
僕はなんとなく、「新しい公共」という言葉が浮かびました。
突哨山は公有緑地、市はそこに予算を出し、
意思決定は協議会ということになります。
協議会の役員は旭川市長や比布町長とも面談していますし、
議事録も公開され、内容も公的なものです。
市民の自主性に基づいた議論で、公的な運営が進んでいく。
これは、公有緑地に限らず、いろいろなところで
社会のしくみを作っていく、
小さなモデルなのではないか、と思うのです。
協議会に参加するほどではないけど、
イベントの企画はやってみたい。
1年に1回、カタクリを見に行きたい。
そんな人たちともつながりながら、
突哨山や、身近な自然に市民が関わるチャンスが
将来広がっていけばいいな・・・
そんなことを考えていました。
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