2016年4月15日金曜日

突哨山での野外学習 振り返り①

しみずです。
4月14日のカタクリ速報更新していますのでそちらもどうぞ。


★突哨山のふもとの小学校では、総合的な学習の時間や生活科の時間をつかって、山での活動を四季を通じて行っています。もりねっとはその活動に協力して6年が過ぎました。6年とキリがいいので、この活動についてブログで、数回にわけて、振り返ってみようと思います。

◎この活動のきっかけ、
それは、当時の校長先生が学校から見える『里山』に大変興味を持っており、何かできないかともりねっとに相談があったことがきっかけでした。もりねっとも指定管理者に選定されたばかりで、さっそく大きな仕事が入ったと嬉しく思っていました。

 まずは、山を歩いてみよう!ということから、遠足で行くことになりました。
 遠足+間伐体験というスタートでした(笑)。今思えばいきなりすぎたプログラムでした(笑)

 その後、遠足を期に、小学校と継続した活動を行う方向性を考え、プログラム作りを始めました。


 当時、もりねっとは教育関係については全く未知の領域でありました。しかし、あのころは、教育大学の教授に協力していただきながら、一緒に『地元学』を展開しており、教育のプロが幸いにも身近にいました。
こうして、小学校、もりねっと、大学教授の協力のもと、一緒になってプログラムづくりを行ってきました。

 同時に僕自身も自然学習の際に役に立つ資格を取りたいと思い、目を付けたのが『LEAF』でした。良いところは活動の中で児童らが「気づきと共有」を大切にすることを主なテーマとし、森林が持つ、文化的・生態学的・経済的、社会的にかかわる森林の役割を活動の中に取り込んでいく・・・。というビジョンをもって活動しています。
 ※LEAF外部サイト⇒http://www.feejapan.org/leaf/

話がそれました。


そうして、できたプログラムは、低学年は「自然の中で遊ぶ、楽しむ」、中学年は「自然を観察する」
高学年は「山を守る・利用する」といった大きな主目的をもち、それぞれが全て次へと繋がるように考えました。
この活動は、児童らにとって「誇れる故郷の体験」として、心に刻まれる体験にしようと。
さらに、活動時には「地元の方々」にも協力をいただくことで、幅の広い、深い活動ができるようになりました。
地元の人たちから愛させる児童っていいですね。




 山での活動は体力だけでなく、虫や動物、はたまた花粉が苦手な児童らにとっては精神的にも大変です。
 初めて山に来た1年生に、僕が「動物の標本」を見せると「キャァァ」と叫んだ子、ハチを見ると驚いて逃げたり、山にあるものが汚く見えて「触りたくない」と思っていた子、不安が大半の中、始まる活動です。

 そんな中、いかにして自然の魅力を感じてもらえるか、楽しくできるか、いろんな不思議を感じ取ってもらえるか、経験が生活の中に繋がっていくか、そんなことを毎回考えていました。


うーん。もう6年が過ぎたんですね。
1年生が、卒業するまで突哨山での時間を一緒に共有できたことを嬉しく思います。
僕も突哨山に、児童らに、地元の方々に、いろんなことを学ばせていただきました。
これからも、、、ですね。(次回へ続くかも)



2011年の活動(山と水と暮らし)。
「突哨山に向かって美味しい水をありがとう」と乾杯する1枚。
コップの中の水は、突哨山の湧き水(浄水しました)。


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